2019年プレスリリース

LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート No.6
「LEXUS RC F GT3」が米国WTSCと
欧州ブランパンGTでトップ5フィニッシュ

2019.09.03(火)- 16:15配信

 世界的に夏休みを迎えた8月。暑さの中で世界各地のモータースポーツシーンは更に盛り上がりを見せています。今月のLEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポートでは、LEXUS RC F GT3が出場している米国WeatherTech SportsCar Championshipと、今季2度目のスプリントシリーズに出場した欧州ブランパンGTシリーズ、そして国内のSUPER GTの模様をお伝えします。

エイム・バッサー・サリバン 12号車と14号車

WeatherTech SportsCar Championship第9戦ロードアメリカ
IMSA Road Race Showcase

 8月2日(金)から4日(日)にかけて米国ウィスコンシン州エルクハートレイクのロードアメリカでWeatherTech SportsCar Championshipの第9戦が2時間40分の耐久レースとして行われました。同シリーズには今季、エイム・バッサー・サリバンから2台のLEXUS RC F GT3がGTDクラスに参戦しています。
 雷雨のために短縮された予選では、リチャード・ハイスタンド/ジャック・ホークスワース組14号車が7番手。フランキー・モンテカルヴォ/タウンゼン・ベル組の12号車は赤旗でタイムを伸ばせず14番手から決勝レースをスタートすることとなりました。
 決勝レースでは、ハイスタンドの14号車が好走を見せて3位まで順位を上げてホークスワースへと交代。ホークスワースもGTDクラスのファステストラップをマークする速さを見せポジションをキープしました。しかし、燃費戦となったレース終盤にアクシデントに巻き込まれてひとつポジションダウン。4位でチェッカーを受けました。
 12号車は最後尾スタートから追い上げていき、一時は7位を走行していましたが、やはりアクシデントの影響で順位を落とし、9位でレースを終えました。

リザルト(GTDクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
4位7番手14リチャード・ハイスタンド
ジャック・ホークスワース
エイム・バッサー・サリバン741 Lap
9位14番手12フランキー・モンテカルヴォ
タウンゼン・ベル
エイム・バッサー・サリバン741 Lap
  • エイム・バッサー・サリバン 14号車
  • エイム・バッサー・サリバン 12号車

WeatherTech SportsCar Championship第10戦ヴァージニア
Michelin GT Challenge at VIR

 7月19日(金)から20日(土)にかけて米国コネチカット州レイクヴィルのライム・ロック・パークでWeatherTech SportsCar C8月23日(金)から25日(日)にかけて米国ヴァージニア州アルトンのヴァージニア/インターナショナル・レースウェイでWeatherTech SportsCar Championshipの第10戦が2時間40分の耐久レースとして行われました。ここヴァージニアでは、昨年LEXUS RC F GT3が勝利を挙げています。
 予選ではフランキー・モンテカルヴォ/タウンゼン・ベル組の12号車が最前列2番手、リチャード・ハイスタンド/ジャック・ホークスワース組14号車が3番手と好位置を確保しました。
 決勝レースでは、2番手スタートの12号車が1周目に後続から接触されてコースアウト。車両にダメージを負い、12番手まで順位を落としてしまいました。その後、12号車は徐々にポジションを取り戻して行き、7位でフィニッシュしました。
 3番手スタートの14号車は、12号車の接触により2位へとポジションアップ。2位でハイスタンドから交代したホークスワースは素晴らしいドライビングで首位を奪いました。しかし、首位に立って僅か6周後にトラブルに見舞われ、修復のためピットイン。何度かピットで修復を試みましたが叶わず、14号車は1時間ほどを残してコース上にストップ。レースを終えました。

リザルト(GTDクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
7位2番手12フランキー・モンテカルヴォ
タウンゼン・ベル
エイム・バッサー・サリバン869.721
13位3番手14リチャード・ハイスタンド
ジャック・ホークスワース
エイム・バッサー・サリバン6323laps
  • エイム・バッサー・サリバン 12号車
  • エイム・バッサー・サリバン 14号車

Blancpain GTシリーズ第8戦 ニュルブルクリンク スプリントレース

 8月30日(金)から9月1日(日)にかけて、ドイツのニュルブルクリンク・サーキットでBlancpain GTシリーズの第8戦がスプリントの2レース制で行われました。今季の同シリーズにはフランスのTech 1 RacingからLEXUS RC F GT3が1台参戦しています。同シリーズは耐久選手権とスプリント選手権で争われており、Tech 1 Racingはスプリント選手権の序盤2戦を欠場後、第6戦ザントフールトより耐久とは異なるドライバーラインナップで参戦しています。
 スプリント選手権に出場しているのは米国WeatherTech SportsCar ChampionshipにLEXUS RC F GT3で参戦し優勝も飾っているジャック・ホークスワークスと、元トヨタF1ドライバー、オリビエ・パニスの息子であるオーレリアン・パニスの2名。ホークスワースは前週米国ヴァージニアでWeatherTech SportsCar ChampionshipのレースにLEXUS RC F GT3で出場し、一時は首位を走行する活躍を見せたばかりです。
 31日(土)に行われた予選は14,5台が1秒の中に入ってしまうほどの僅差となり、LEXUS RC F GT3 23号車はレース1が15番手、レース2は12番手グリッドとなりました。
 予選の後、土曜日の午後に行われた決勝レース1では、23号車は19位でフィニッシュ。
 翌9月1日(日)に行われたレース2では、12番手スタートの23号車が素晴らしい走りでポジションを上げ、5位でチェッカー。同チームでのスプリント選手権初のトップ5フィニッシュを果たしました。

レース1 リザルト

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
19位15番手23ジャック・ホークスワース
オーレリアン・パニス
Tech 1 Racing3141.590

レース2 リザルト

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
5位12番手23ジャック・ホークスワース
オーレリアン・パニス
Tech 1 Racing3119.207
  • Tech 1 Racing 23号車
  • Tech 1 Racing 23号車

SUPER GTシリーズ第5戦 富士
FUJI GT 500mile RACE

 SUPER GT第5戦「FUJI GT 500mile RACE」が8月3日(土)、4日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。同シリーズには、GT300クラスに3台のLEXUS RC F GT3が出場しています。
 3日(土)、好天ながら蒸し暑いコンディションの下、午後2時50分よりノックアウト方式の予選が行われ、LEXUS RC F GT3勢はarto RC F GT3 35号車が19番手。今季2勝を挙げランキング2位につけるK-tunes RC F GT3 96号車は重いウェイトハンデにも苦しめられ25番手、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が27番手と全車がQ1敗退し、後方グリッドから決勝に臨むこととなりました。
 4日(日)当初の予定よりも10分遅れの午後1時40分、晴れ渡った空の下、気温33度、路面温度51度という暑さの中で、500マイル(約800km)という長丁場で競われる決勝レースのスタートが切られました。
 26番手スタートの96号車が1周してすぐにピットへ戻るという変則作戦。60kgという重いウェイトハンデに苦しみながらも徐々に順位を上げていき、15位でチェッカーを受けました。35号車が20位、60号車は22位に終わりました。

リザルト(AMカップクラス)

順位グリッドNo.ドライバー車両名周回首位との差
15位25番手96新田 守男/阪口 晴南K-tunes RC F GT31612 Laps
20位19番手35ナタポン・ホートンカム/
ショーン・ウォーキンショー
arto RC F GT31603 Laps
22位27番手60吉本 大樹/宮田 莉朋SYNTIUM LMcorsa RC F GT31603 Laps
  • K-tunes RC F GT3 96号車
  • arto RC F GT3 19号車
  • SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 27号車


次号のマンスリーレポートは10月1日頃の発行を予定しています。