2021 Rd.2 新城ラリー2021

全日本ラリー選手権 第2戦 新城ラリー2021

    全日本ラリー 2021年 第2戦新城ラリー2021 大会情報

    2021年の全日本ラリー選手権は
    前年同様、新城ラリーからスタート

    3月19日(金)〜21日(日)、2021年の全日本ラリー選手権第2戦「新城ラリー2021」が、愛知県新城市を拠点に開催される。本来の開幕戦として予定された「Rally of Tsumagoi」(群馬県)は、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が再発出されたことを受け中止したため、この新城ラリーが昨年に引き続き実質的なシーズン開幕戦となる。
    2日間で設定されるスペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は、合計8本。SSの総走行距離は72.68㎞を予定している。狭く難しいコーナーが続くテクニカルなコースと、2車線の観光道路を使うハイスピードなコースの2面性を持つことが特徴で、幅広い状況に対応できる車両のセットアップとドライビング、コ・ドライバーとの正確な情報伝達がカギとなるラリーと言える。また、春先の開催ということで、総じて日が当たりにくい山間部では路面温度が低くなる傾向にあり、とりわけ午前中に行われるSSではタイヤの能力をどう引き出すかもポイントとなるはずだ。
    2021年の全日本ラリー選手権は、この新城ラリーを含めて全9戦で争われる。当初は全10戦として予定されていたが、前述のように第1戦のRally of Tsumagoiが中止となったためだ。この全9戦のうち、6戦が舗装路(ターマック)、3戦が未舗装路(グラベル)での開催を予定している。特に、後半のグラベルラリー3連戦は選手権争いも大詰めを迎えるタイミングであり、この3連戦がシーズン終盤に向けた重要な分岐点になると言えるだろう。

    新型コロナウイルス感染拡大防止に鑑み
    前年に引き続き無観客での開催

    新城ラリーは例年、メイン会場となる県営新城総合公園内に、サービスパークだけでなく様々な出店を含む大規模なラリーパークを併設してきたが、2020年大会と同様に、新型コロナウイルスの感染拡大防止と関係者の安全確保を最優先し、出店やトークショーなどの催しはすべて中止、観客を動員せずに競技を実施することが決定している。
    このため、3月19日(金)に予定していたセレモニアルスタート、および観戦用特設SSは設定せず、臨時駐車場の設置や、会場へのシャトルバス運行も実施しない。また、開催期間中に県営新城総合公園に入場する新城ラリー関係者には、事前の健康調査表の記録および提出が求められるなど、徹底した感染症対策がとられたうえで競技が行われる。また、沿道でのラリーカー見学および撮影については控えるよう、大会公式ウェブサイトで呼びかけが行われている。

    勝田範彦選手をチームに迎え
    2021年は2台体制での参戦

    「人を鍛え、クルマを鍛える」をテーマとして全日本ラリー選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racing。2021年シーズンからは車両をGR YARIS GR4 Rallyとし、最上位カテゴリーであるJN1クラスへの挑戦を行う。2015年の初参戦から7年目のシーズンを迎える今年は、参戦台数を初めて2台に拡大。1台目のドライバーを勝田範彦選手、コ・ドライバーを木村裕介選手が務め、2台目は前年度に引き続きドライバーを眞貝知志選手、コ・ドライバーに安藤裕一選手を据える体制で臨む。

    本年2021シーズンよりGR YARIS GR4 Rally2台体制でJN1クラスへの参戦となる。TOYOTA GAZOO Racingのホームとも言える新城で初戦を迎える。
    本年2021シーズンよりGR YARIS GR4 Rally2台体制でJN1クラスへの参戦となる。TOYOTA GAZOO Racingのホームとも言える新城で初戦を迎える。

    参戦クラスの変更とドライバー体制の増強にともない、チームはこれまでの「人を鍛え、クルマを鍛える」活動に加え、より上位を目指す取り組みを推進する。全日本ラリー選手権で過去8度のチャンピオンを獲得した実績をもつ勝田選手と、2019年のJN2クラスチャンピオンである眞貝選手、ふたりの知識と経験を活かして、強豪ひしめく最上位カテゴリーで頂点を狙う。チームはすでに開幕戦に向けたテストも実施。発見された課題を克服して、好結果を目標に新城ラリーに挑む。
    参戦車両が2台になったことでオペレーションは複雑化するが、ふたりのドライバーが走らせることで、車両から得られる様々なデータは従来の倍以上の価値となる。それらのフィードバックは、「もっといいクルマづくり」に活かされ、将来の市販車に落とし込まれるだろう。

    左から勝田範彦/木村裕介、眞貝知志/安藤裕一(ドライバー/コドライバー)
    左から勝田範彦/木村裕介、眞貝知志/安藤裕一(ドライバー/コドライバー)
    勝田範彦選手と挑んだGR YARIS の雪上ドライブムービー公開中!!

    大会基本情報

    開催地:
    愛知県新城市周辺
    日程:
    3月19日(金)~21日(日)
    サービスパーク:
    県営新城総合公園(愛知県新城市浅谷ヒヨイタ40)
    路面:
    舗装路(ターマック)
    SS:
    8(SSトータル距離:72.68km)
    総走行距離:
    309.06km

    ※最新情報は 大会公式サイト をご覧ください。

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    2021年3月12日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。

    厳しい戦いが待ち受ける
    国内ラリー最高峰のJN1クラス

    GR YARIS GR4 Rallyが参戦するJN1クラスは、排気量2500cc(ターボ係数1.7)を超える4WD車両によって争われる、全日本ラリー選手権のトップカテゴリー。スバルWRX STI、FIA規定のラリー専用車であるラリー2車両(シュコダファビアR5等)など、強豪の集う激戦区となる。ベースとなるGRヤリスは、WRCや全日本ラリーへの参戦で得た技術や技能を織り込み「モータースポーツ用の車両を市販化する」、という逆転の発想で開発したトヨタ自動車初のモデル。1.6リッター直列3気筒ターボのG16E-GTSエンジンと、スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”、徹底的な軽量化を受けたボディを武器として、ライバルに戦いを挑む。
    もちろん、ドライバーやチーム首脳陣、エンジニアはJN1クラスでは厳しい戦いが待ち受けていると認識。国内屈指の選手たちと、ラリーで長年熟成されてきたクルマがしのぎを削る最高峰カテゴリーである。これまでとはまた違った激しいクラスで1年を戦うことで、チームは思わぬ課題や困難に直面することもあるだろう。しかし、それらのひとつひとつを糧として、人とクルマをさらに鍛え上げることも、この活動の大きな目的である。
    今大会では、SSの模様がライブ配信される。現地で応援することができない分、リアルタイムでラリーの様子を観ることができるため、ぜひこちらにてGR YARIS GR4 Rallyの雄姿を観ていただきたい。

    ○サービスパーク
    県営新城総合公園 東第1駐車場、東第3駐車場および入口広場
    愛知県新城市浅谷ヒヨイタ40

    2020 PHOTO GALLERY

    全日本ラリー選手権 2020 第2戦 新城ラリー2020 2020年3月13日(金)〜15日(日)
    全日本ラリー選手権 2020
    第2戦 新城ラリー2020
    2020年3月13日(金)〜15日(日)