2021 Rd.4 久万高原ラリー

全日本ラリー選手権 第4戦 久万高原ラリー

    全日本ラリー 2021年 第4戦 久万高原ラリー 大会情報

    いよいよ迎える2021年シーズン最終戦は
    2年ぶりとなる久万高原ラリー

    2021年の全日本ラリー選手権第4戦「久万高原ラリー」が、10月29日(金)〜31日(日)にかけて愛媛県上浮穴郡久万高原町を拠点に開催される。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初5月に予定されていた大会は、実質的にはシーズンを締めくくる最終戦として行われるターマック(舗装路)ラリーだ。前戦にあたる第10戦高山と同様、2020年大会は中止となったため、2019年以来2年ぶりの開催。なお、2021年大会は新型コロナウイルスの影響で無観客開催がアナウンスされている。
    例年、一部では標高1400mを越える尾根づたいのコースを使う印象が強い同大会だが、今年は道の一部が崩れてしまったこともあり、標高800〜1000m前後の狭くテクニカルな森の中を駆け抜ける林道を主体としたコース設定となっている。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は初日に6SS、2日目に2SSの計8SSで争われる。大会の総走行距離は110.10kmとされ、ポイント係数は1.2。特に2日目のSSは、23.28kmを2度走行する特殊な構成となっており、まさに2021年の全日本ラリー選手権を締めくくるのにふさわしいロングステージと言えるだろう。今大会でチャンピオンが決まるJN1クラスとJN3クラスにとっては、最終決戦の場となる。
    チームは今回のラリーに2台の「GR YARIS GR4 Rally」を送り込む。クルーは勝田範彦選手/木村裕介選手、眞貝知志選手/安藤裕一選手。勝田選手/木村選手は前戦の高山でも勝利を挙げ、選手権ランキングでトップに立っている。1年を通して培われたスピードを発揮して、デビューイヤーでのチャンピオン獲得を狙う。眞貝選手/安藤選手は「TGR Vitz GRMN Rally」で参戦した2019年大会のJN2クラスで勝利を挙げており、今大会ではその経験を活かして上位フィニッシュを目指す。

    新型コロナウイルス感染拡大防止策をとり
    主催者は無観客での開催を発表

    主催者は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客での開催を決定したほか、ラリー関係者については来場2週間前から体温を測定し、問診票を提出することを定めている。さらに開催自治体である久万高原町との協議の結果、選手・サービス員・メディア関係者・オフィシャルなど、二回のワクチン接種完了者も含め、全員の「抗原検査」または「PCR検査」の陰性結果の提出を要請するなど、感染症対策に力を入れて取り組んでいる。

    前戦高山では改良の方向性の正しさを確認
    さらなるフィードバックを反映して最終戦に臨む

    GR YARIS GR4 Rallyは、終盤2戦のターマックラリーを視野に入れたテストを重ねてきており、前戦高山で勝利を挙げたことからも、チームとしては方向性の正しさを確認することができた。久万高原ラリーまでのインターバルはわずかに2週間と短いが、前戦で得られた課題や選手たちからのフィードバックを可能な限りGR YARIS GR4 Rallyに反映させ、シーズンの総決算とも言えるラリーに臨む。

    前戦Rd.10 ラリーハイランドマスターズ2021ではターマック初勝利を得たGR YARIS GR4 Rally(勝田/木村組)。路面を問わない強さを獲得しつつあるなか年間チャンピオンへの期待が高まる。
    前戦Rd.10 ラリーハイランドマスターズ2021ではターマック初勝利を得たGR YARIS GR4 Rally(勝田/木村組)。路面を問わない強さを獲得しつつあるなか年間チャンピオンへの期待が高まる。

    前戦高山で勝利を挙げたことで、勝田選手/木村選手はJN1クラスのドライバー/コ・ドライバーのポイントランキングで首位に立った。しかしリードはわずかに3点。有効ポイントの面でもチャンピオン獲得に向けて有利な立場にあるとはいえ、チームとしては気を緩めることなく最終戦を戦い抜き、「人を鍛え、クルマを鍛える」ための取り組みへとつなげていく構えだ。

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    ラリーの魅力が満喫できる「ラリーウィーク」11月6日(土)より開催!フォーラムエイト セントラルラリー2021にTOYOTA GAZOO Racing全日本ラリーチーム参戦予定。
    勝田範彦選手と挑んだGR YARIS の雪上ドライブムービー公開中!!

    大会基本情報

    開催地:
    愛媛県上浮穴郡久万高原町
    日程:
    10月29日(金) ~ 31日(日)
    サービスパーク:
    ハイランドパークみかわ(愛媛県上浮穴郡久万高原町日野浦4384番地)
    路面:
    舗装路(ターマック)
    SS:
    8(SSトータル距離:110.10km)
    総走行距離:
    341.60km

    ※最新情報は 大会公式サイト をご覧ください。

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    ※2021年10月22日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。

    シーズンを通じて愚直に改良を重ね続け
    GR YARIS GR4 Rallyは大きな進化を果たした

    シーズン中盤に行われたターマックラリーの第6戦モントレーと比較して、TGR GR YARIS GR4 Rallyは大幅な進歩を果たした。「駆動系の進化を感じます」という勝田選手や、「劇的にドライブしやすくなりました」という眞貝選手のコメントはそれを裏付けるものだ。これらの進化は、ラリー会場に帯同するエンジニアだけでなく、チームがベースとするトヨタ自動車トヨタテクニカルセンター下山で日々改良に取り組むスタッフ全員の力で果たせたものと言えるだろう。
     チームを率いる豊岡悟志監督は、「テストを重ねた成果が出て、高山ではいい結果を得ることができましたが、そうした中でも課題は常にあるものです。短い期間ですが、改良できる部分は改良して久万高原ラリーに臨みます」と力強くコメント。宮本昌司チーフメカニックも「最終戦ですので、これまでチームが培ってきた力を最大限に発揮したいと思っています。クルマもチームも成長し、これまでの取り組みの方向性は間違っていないと感じています」と、手応えを語っている。GR YARIS GR4 Rallyの全日本ラリー参戦初年度を締めくくる最終戦、チームに熱い声援をよろしくお願いいたします。

    ○サービスパーク
    ハイランドパークみかわ
    (愛媛県上浮穴郡久万高原町日野浦4384番地)

    2019 PHOTO GALLERY

    全日本ラリー選手権 2019 第4戦 久万高原ラリー 2019年5月3日(金) ~ 5日(日)
    全日本ラリー選手権 2019
    第4戦 久万高原ラリー
    2019年5月3日(金) ~ 5日(日)
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