// 2019 season

SUPER GTxDTM
特別交流戦

auto sport Web Sprint Cup レース1スタートシーン

GT300 予選/決勝

ついに日本でSUPER GTとDTMの交流戦が実現
レース1をLEXUS LC500のニック・キャシディが制す

 11月22日(金)から24日(日)にかけて、静岡県の富士スピードウェイで「AUTOBACS 45th Anniversary presents SUPER GT x DTM 特別交流戦」が開催されました。併催でGT300クラスを中心とした車両で行われたスプリントカップは、土・日両レース共に吉本 大樹/宮田 莉朋組 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が勝利を飾りました。

レース1(土曜日)

 スプリントカップの予選は23日(土)午前8時40分より10分ずつ、2人のドライバーがAグループ、Bグループに分かれてアタック。2人の合算タイムで決勝のスターティンググリッドが決定されました。雨は弱まっているもののまだまだウェットコンディションでの予選で、60号車のBドライバーを務めたTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ/ブログラム)ドライバー 宮田が計測一発目のアタックを見事に決めトップタイム。コンビの吉本も2番手タイムで、合算によりポールポジションを獲得。244号車が7番手、30号車と31号車は9,10番手グリッドとなりました。

 スプリントカップも土/日に2レースが行われますが、50分のスプリントでこちらはドライバー交代義務あり。タイヤ交換の義務はないものの、ピットレーンの通過最低時間が決められており、ドライバー交代のみは70秒、タイヤを交換した場合(ジャッキアップした場合)は100秒とされました。

 23日(土)予選に続き午前11時50分にスタートを切った決勝レースは、霧雨が降っているも路面は部分的に乾き始めている悩ましい状況。1台を除いてほとんどの車両がウェットタイヤでスタートを切りましたが、すぐに路面はスリックタイヤの方が速いコンディションとなり、そのスリック装着車両が首位に浮上しました。

 ウェットタイヤを装着してポールポジションからスタートを切った60号車の吉本は、ドライバー交代のためピットイン可能な時間になるとすぐにピットへ向かい、宮田へと交代するとともにタイヤもスリックへと交換。60号車がコースへ復帰した時点で、最初からスリックで首位を逃げる車両とは40秒弱の差がついていましたが、宮田はライバルよりも1周あたり3秒から5秒も速いタイムで猛烈な追い上げを見せ、ファイナルラップを迎えるストレートで並ぶと、TGRコーナー進入でパス。ファイナルラップの劇的な逆転で、60号車がレース1を制しました。

 30号車は表彰台を争いましたが最後に逆転を許し4位。31号車は8位。244号車は11位に終わりました。

ポールポジションを獲得したSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車(吉本 大樹/宮田 莉朋)
ポールポジションを獲得したSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車(吉本 大樹/宮田 莉朋)

TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車

ファイナルラップで劇的な逆転を果たしたSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車
ファイナルラップで劇的な逆転を果たしたSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車

レース2(日曜日)

 24日(日)のスプリントカップレース2は、レース1の結果でグリッドが決定。但し、上位6台は、くじ引きでそのままの順位かリバースグリッドを決めるという、特別戦らしいルールとなりました。レース1を制した60号車の吉本が引いたくじの結果はリバース。60号車は3列目6番手からスタートを切ることとなりました。

 朝方までの雨で濡れていた路面が、強い日差しで急速に乾いていく中、午前11時35分にスプリントカップのレース2がスタート。6番手グリッドの60号車吉本は、好スタートを切り1周目で4位まで順位を上げると、2周目のTGRコーナー進入で3位、ダンロップコーナーで更に1台パスし、僅か2周で2位へとポジションアップを果たしました。

 この間に首位との差は10秒以上と大きく開いており、加えて後続からの猛追を受けることとなりましたが、60号車の吉本は2位のポジションを守りながらも首位との差をじりじりと詰め、ピットイン可能となった14周を終えたところで宮田へとドライバー交代しました。

 宮田は完全に乾いていく路面で、交換しなかったタイヤをいたわりながらもハイペースでの周回を続け、遅めのピットを終えたライバルとの差を詰めると、翌周にパス。その後は後続との差を広げ、前日のレース1に続き、スプリントカップ両レース制覇を達成しました。

 好バトルで観客を沸かせた30号車が5位、31号車が6位。244号車は10位フィニッシュとなりました。

レース2のスターティンググリッドはレース1のリバースグリッドとなり、6番手からスタートすることとなったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車
レース2のスターティンググリッドはレース1のリバースグリッドとなり、6番手からスタートすることとなったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車

TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車

普段はスーパー耐久に参戦しているMaxRacing RC F GT3 244号車
普段はスーパー耐久に参戦しているMaxRacing RC F GT3 244号車

今週末2連勝を飾ったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車(吉本 大樹/宮田 莉朋)
今週末2連勝を飾ったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車(吉本 大樹/宮田 莉朋)

auto sport Web Sprint Cup : Race1 決勝結果(土曜日):GT300
順位No.車名ドライバー周回所要時間/差
160SYNTIUM LMcorsa RC F GT3吉本 大樹
宮田 莉朋
2850'22.827
248植毛GO&FUN GT-R飯田 太陽
田中 勝輝
282.429
352埼玉トヨペットGB マークX MC脇阪 薫一
吉田 広樹
2830.533
430TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT永井 宏明
織戸 学
2832.155
570LMcorsa Ferrari 488 GT3河野 駿佑
菅波 冬悟
2846.207
637BH AUCTION CORVETTE GT3武井 真司
笹原 右京
2852.664
725HOPPY 86 MC松井 孝允
佐藤 公哉
281'02.168
831TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT嵯峨 宏紀
中山 友貴
281'36.949
9360RUNUP RIVAUX GT-R青木 孝行
田中 篤
271 Lap
109MP Racing GT-RJOE SHINDO
井上 恵一
271 Lap
11244MaxRacing RC F GT3GO MAX
土屋 武士
271 Lap
1211Planex スマカメ マクラーレン720S久保田 克昭
小高 一斗
199 Laps
auto sport Web Sprint Cup : Race2 決勝結果(日曜日):GT300
順位No.車名ドライバー周回所要時間/差
160SYNTIUM LMcorsa RC F GT3吉本 大樹
宮田 莉朋
3051'38.394
252埼玉トヨペットGB マークX MC脇阪 薫一
吉田 広樹
3015.559
337BH AUCTION CORVETTE GT3武井 真司
笹原 右京
3026.106
470LMcorsa Ferrari 488 GT3河野 駿佑
菅波 冬悟
3037.021
530TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT永井 宏明
織戸 学
3038.794
631TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT嵯峨 宏紀
中山 友貴
3038.892
7360RUNUP RIVAUX GT-R青木 孝行
田中 篤
3044.384
825HOPPY 86 MC松井 孝允
佐藤 公哉
3053.257
948植毛GO&FUN GT-R飯田 太陽
田中 勝輝
301'36.361
10244MaxRacing RC F GT3GO MAX
土屋 武士
291 Lap
119MP Racing GT-RJOE SHINDO
井上 恵一
291 Lap
1211Planex スマカメ マクラーレン720S久保田 克昭
小高 一斗
723 Laps

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