チャンピオン争いは遠藤浩二選手に決定
61台という大量のエントリーとなったクラブマンシリーズ最終戦。鈴鹿サーキットには、西日本や中部地区を中心にレースを楽しんでいるアマチュアや、チームなどがリストに名前を連ねた。
土曜日の予選は2組に分けて行われ、それぞれ予選20位までが決勝Aレース、予選21位以下が決勝Bレースとなる。
1組では前戦でポール・トゥ・ウィンを果たした#130松原怜史選手が早々にトップタイムをマーク、1アタックだけでタイヤを温存した。
ポイントリーダーの#305遠藤浩二選手は2番手。逆転でチャンピオンを狙う#450小野田貴俊選手は2組でトップタイムを記録したものの、2度目のアタックの途中でオイル処理のために赤旗中断。松原選手のタイムを上回ることができなかったため、ポールポジションは松原選手のものとなった。
土曜日の夕方に行われた決勝Bレースでは、予選3位からスタートした#881米田利唯選手がトップに立ち、優勝した。2位には#786辻和憲選手、3位は#110イマイトシアキ選手が入った。
決勝Aレースが行われた日曜日は、今シーズン初となるヘビーウエットコンディション。
この日の併催レースであるスーパーフォーミュラがセーフティーカースタートとなるほどの雨であったものの、スタートはクリーンなスタートシーンとなり、松原選手、小野田選手、遠藤選手というスタートグリッド通りの順位で、レースが始まった。
最終戦までもつれたチャンピオン争いは、小野田選手は遠藤選手の成績とは関係なく優勝することが条件であり、それ以外の場合には遠藤選手がチャンピオンとなる。 しかし2周目にクラッシュしたマシンを回収するためにセーフティーカーが入り、6周目の再スタートで松原選手は早めに仕掛けることでマージンを持つことに成功。一方の小野田選手はファステストラップを刻む追い上げを見せるも届かず、そのままの順位でチェッカーフラッグを受けた。
松原選手は2戦連続のポール・トゥ・ウィン。そして注目のシリーズチャンピオンには遠藤選手が輝いた。
決勝結果 クラブマンAレース
- Rank
- Driver
- Car name
- Total time
- Gap
-
- 1位
- #130 松原 怜史
- N青森asset千歳 BS86
- 26'47.820
- -
-
- 2位
- #450 小野田 貴俊
- N東埼玉T埼玉KND2和光86
- 26'48.590
- +0.770
-
- 3位
- #305 遠藤 浩二
- CGROBOTかえる君BS86
- 26'52.965
- +4.375
-
- 4位
- #759 岩本 佳之
- カローラ名古屋86Racing
- 26'56.296
- +3.331
-
- 5位
- #50 高島 登
- エムテックス制動屋SSR86
- 26'57.187
- +0.891
決勝結果 クラブマンBレース
- Rank
- Driver
- Car name
- Total time
- Gap
-
- 1位
- #881 米田 利唯
- 富山 トヨペット DL 86
- 21'28.479
- -
-
- 2位
- #786 辻 和憲
- トヨタカローラ滋賀 大津 86
- 21'34.199
- +5.720
-
- 3位
- #110 イマイトシアキ
- マイカー近江 OJSアクレBRZ
- 21'40.362
- +6.163
-
- 4位
- #95 佐々木 敬規
- ミッドレス86ライトニング
- 21'40.621
- +0.259
-
- 5位
- #18 阪口 昌孝
- 燃えない切削油 三輪鉱油BRZ
- 21'42.383
- +1.762
Pick up CLUBMANs
来期も見据えビギナーも増加中!
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- CarNo.14鈴木 祐子 選手
予選2組 24位決勝B 8位 - スポーツドライビングレッスンに参加し腕を磨き、仙台から遠征するほどのめり込んでいる様子。「楽しいですね、すっかりレースにハマッています。来年も何戦か参戦したいと思いますが練習して、もっと速くなりたいですね」
- CarNo.14鈴木 祐子 選手
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- CarNo.919相羽真太郎 選手
予選2組 20位決勝A 31位 - 今回が初参戦。ホームコースであることが今回の参戦となったようだ。「春にマシンを購入したんですが、準備が整うまで時間がかかり、本当は富士に間に合ったんですが、コースを知っている鈴鹿で86/BRZ Raceデビューすることになりました」
- CarNo.919相羽真太郎 選手
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- CarNo.758浅岡 俊彦 選手
予選1組 29位決勝B 17位 - カローラ名古屋の社員ドライバー。レース参戦はかなりのブランクがあるという。「昔と違って、電子制御がいろいろと入っていて、まだまだマシンのことがわかりませんが、楽しんで走りたいですね」
- CarNo.758浅岡 俊彦 選手
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- CarNo.69石川 昌平 選手
予選1組 16位決勝A 18位 - 全日本ラリーで今年JN4クラスで、BRZでチャンピオンを獲得している。「レースは初めてですが、やっぱりアベレージスピードが高いですね。きっと今回の経験が、来年以降のラリーで生きてくると思います」
- CarNo.69石川 昌平 選手