RACE
GT3レースとは

CATEGORY
GT3カテゴリーについて

『販売されるレーシングカー』が前提
ユーザーの心をつかみGTレースの主流に

『GT3』というカテゴリー(規定)は、2005年にヨーロッパでGTカーレースを主催していたSROという組織が立ち上げた。当時、GTレースにはGT1、GT2という規定もあった。GT1はメーカー間の競争もあって参戦費用が高騰。アマチュア中心のGT2は勝てる車両が限られたことから、どちらも参戦車両が激減。その後、GT3がGTレースの主流に成長した。
GT3が支持されたのは、そのユニークな規定にある。まず、GT3車両は自動車メーカー(その直系チューナーも含む)が製造。チームやオーナーに販売し、その後のメンテナンスも提供する。車体やベースとなる市販車のモノコックを使用するが、エンジンには厳密な規制は定められていない。だが、レース運営によって性能調整がかけられるため、どのクルマも同じ競争力に抑えられる。メーカー側にしてみれば大規模な予算で開発しても、結局速さが同じになる。ならばと、乗りやすさやクルマの個性を押し立てるようになる。一方、ユーザーはどのクルマでも勝てる可能性があるなら、多くの車種から好みのクルマを選べる。勝つことより、個性が目立つだけに、見るファンも"好きなクルマ"をより積極的に応援する。このように、うまく製造側とユーザー、さらにファンのバランスをとったGT3カテゴリーは、その価値を高めていった。

  • WeatherTech SportsCar Championshipに参戦する3GT RacingのLEXUS RC F GT3の2台
  • WeatherTech SportsCar Championshipに参戦する3GT RacingをサポートするLEXUSエンジニア

プロからアマチュアまで
乗れるレーシングカー
世界中のレースシリーズで採用

GT3はそのユニークさから車種も増え、ヨーロッパのみならず日本や米国のメーカーも加わり、豊富なバラエティを誇る。また、アマチュアドライバーでも安心してドライブできるように電子制御も認められている。しかも、メーカーが販売、メンテナンスを前提に開発するため、市販乗用車のように購入してすぐに速さを発揮できる手軽さも魅力である。
このように魅力あるGT3車両を使用するレースシリーズは世界中に広まっていった。また、多様なカテゴリーが走るニュルブルクリンク24時間のようなレースでも、主役のクラスとして採用されている。
車種間の性能調整も年々制度が適正化され、どのクルマを購入してもチームの実力、ドライバーの速ささえあれば、トップクラスの活躍ができ、また実力向上を目指すアマチュアもレースが楽しめる。勝つチャンスと参加の楽しさを両立するGT3車両は、今後もGTレースの主役であり続けるだろう。

  • 2017年 INTERNATIONAL GT Open
  • 2018年 WeatherTech SportsCar Championship デイトナ24時間レース

CUSTOMER SUPPORT
カスタマーサポート

世界中のレースで
カスタマーサポートを提供

カスタマーサポートとは、一般的に

(1)GT3車両の販売
(2)スペア部品の販売
(3)エンジニアリングサポート

のことを指す。

世界中のサーキットにサポートチームを派遣し、技術的なサポートやアドバイスはもちろんのこと、トラブルやアクシデントが発生した際に速やかに交換パーツを提供できる体制を各メーカー整えている。

レクサスも国内外のレースにサポートチームを派遣。ブランド創設以来、大切にしてきた「おもてなし」と「卓越した品質」を、すべてのお客さまに提供していく。