2022 Rd.1 新城ラリー2022

全日本ラリー選手権 第1戦 新城ラリー

    全日本ラリー 2022年 第1戦 新城ラリー 大会情報

    全8戦で争われる2022年の全日本ラリー選手権
    トヨタの地元、愛知県の新城ラリーで開幕

    2022年の全日本ラリー選手権が、3月18日(金)〜20日(日)に行われる第1戦「新城ラリー2022」で開幕する。愛知県新城市の県営新城総合公園を拠点とするターマック(舗装路)ラリーだ。新型コロナウイルスの感染拡大による影響に鑑み、2021年に引き続き無観客で開催する。
    選手たちは2日間にわたり、新城市街の北側に広がる山間部を舞台に熱戦を繰り広げる。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は、合計8SS。SSの総走行距離は81.50㎞を予定している。森の中を縫うように走るテクニカルなコースと、観光道路を利用したハイスピードコースの両方をもつという性格には変わりはないが、今年は初日・2日目ともに初めてのルートをSSとして使用するなど新たな試みがなされている。長年、このラリーに参戦している選手たちにとっても、新たな挑戦になるはずだ。
    この新城ラリーを含めて全8戦で争われる2022年の全日本ラリー選手権。全8戦のうち、6戦がターマック、2戦がグラベル(未舗装路)での開催となる予定だ。

    前年に続き無観客での開催を発表
    セレモニアルスタートや公園内SSも実施せず

    新城ラリーは2月15日(火)に無観客での開催を発表。現在、3月21日(月)までの期間でまん延防止等重点措置が適用されており、市民、来場者、選手、オフィシャルなど関係者の安全確保を最優先とする判断を下したかたちだ。これにより、3月18日(金)に予定していたセレモニアルスタート や、19日(土)、20日(日)の県営新城総合公園、鬼久保ふれあい広場の企業出展及び飲食出店等の催しも中止することとなった。県営新城総合公園内でのSS、臨時駐車場の設置、会場へのシャトルバスの運行も行われない。
    大会関係者以外の県営新城総合公園内への入場を制限するほか、沿道での見学及び撮影についても控えるように、大会公式ウェブサイトで呼びかけが行われている。なお関係者は全員、開催日の2週間前(3月4日)より検温を行うこと、健康状態を確認するチェックシートの提出が義務づけられている。
    今大会では、SSの模様がライブ配信される。リアルタイムでラリーの様子を観ることができるため、ぜひこちらにてGR YARIS GR4 Rallyの雄姿を観ていただきたい。

    新城ラリー2022 ライブ配信告知CM
    新城ラリー2022 ラリーの楽しみ方
    TGRチームは勝田範彦選手と眞貝知志選手の2台で参戦
    改善を続けて「もっといいクルマづくり」を目指す

    GR YARIS GR4 Rallyでの参戦を始めて2年目のシーズンを迎えるTOYOTA GAZOO Racing。2021年はシーズン序盤こそ苦労したものの、飽くなき改良の結果、後半戦で速さと信頼性を確立し、勝田範彦選手/木村裕一選手がJN1クラスのチャンピオンを獲得するなど大きな成果を収めた1年となった。しかしチームはこの結果にあぐらをかくことなく、「人を鍛え、クルマを鍛える」というテーマに則り、たゆまぬ努力を続けていく。

    昨年2021年の新城ラリーではGR YARIS GR4 Rallyがデビューを果たしたが参加2台とも車両トラブルでリタイア。その悔しさをバネに、以降、シーズンを通したたゆまぬ改善を続け年間チャンピオンを勝ち取った。
    昨年2021年の新城ラリーではGR YARIS GR4 Rallyがデビューを果たしたが参加2台とも車両トラブルでリタイア。その悔しさをバネに、以降、シーズンを通したたゆまぬ改善を続け年間チャンピオンを勝ち取った。

    チーム体制の面でも変化があった。新たにトヨタ自動車凄腕技能養成部の社員である丸田智が社員チーフメカニックを務め、2台分のメカニックをまとめる立場となる。丸田は昨年から社員メカニックとしてチームに参加しており、前年までチーフメカニックを務めていた宮本昌司を引き継ぐかたちだ。GRヤリス(市販車)のチーフエンジニアのトヨタ自動車GR車両開発部の齋藤尚彦は、競技車両であるGR YARIS GR4 Rallyでもエンジニアリーダーとして携わっている。全日本ラリー選手権の現場で得られたデータや課題を、GRシリーズを含めた量産車両にフィードバックすることで「もっといいクルマづくり」を目指すだけでなく、GRヤリスを使う他チームのために、さらなる改善、改良を続けていく。

    トヨタ社員チームの挑戦
    【INSIDE GR】全日本ラリー トヨタ社員チームの挑戦
    勝田範彦選手と挑んだGR YARIS の雪上ドライブムービー公開中!!

    大会基本情報

    開催地:
    愛知県新城市内(一部 岡崎市、豊川市域を含む)
    日程:
    3月18日(金) ~ 20日(日)
    サービスパーク:
    新城総合公園(愛知県新城市浅谷ヒヨイタ41)
    路面:
    舗装路(ターマック)
    SS:
    8(SSトータル距離:81.50km)
    総走行距離:
    278.76km

    ※最新情報は 大会公式サイト をご覧ください。

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    ※2022年3月11日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。

    全8戦で行われる2022年シーズン
    熟成進むGR YARIS GR4 Rallyに注目

    GR YARIS GR4 Rallyが参戦するJN1クラスは、排気量2500cc(ターボ係数1.7)を超える4WD車両によって争われる、全日本ラリー選手権のトップカテゴリー。スバルWRX STIやFIA規定のラリー専用車であるR5(ラリー2)車両などが集う激戦区だ。GR YARIS GR4 RallyのベースとなるGRヤリスは、「モータースポーツ用の車両を市販化する」という逆転の発想で開発したトヨタ自動車初のモデル。1.6リッター直列3気筒ターボのG16E-GTSエンジンと、スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”、徹底的な軽量化を受けたボディを武器に、日本中の道を駆け抜ける。
    2022年の全日本ラリー選手権は全8戦で開催されるが、そのうち6戦がターマックラリーであり、グラベルラリーは終盤2戦に行われるのみ。距離や路面に応じて得点に係数が掛けられるため、例年グラベルラリーの重要性が高い傾向にあったものの、ターマックラリーの比率が高まっているため、シーズン全体を見据えた戦いが求められる。なお、JN1クラスには今季から、前戦のラリーでの成績に応じて重量が調整されるルールが導入された。詳細は下表のとおりで、重量加算の上限は50kg、下限は車両規則の最低重量を下回らない重量とされている。この点による有利不利も、得点係数や有効ポイント制などとともに戦略を練ってかかる必要がある重要な部分と言えるだろう。

    JN1クラス 2022年シーズン重量調整
    前戦の順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位以下
    重量調整 +30kg +20kg +10kg -10kg -20kg -30kg
    ○サービスパーク
    新城総合公園
    (愛知県新城市浅谷ヒヨイタ41)

    2021 PHOTO GALLERY

    全日本ラリー選手権 2021 第2戦 新城ラリー 2021年3月19日(金) ~ 21日(日)
    全日本ラリー選手権 2021
    第2戦 新城ラリー
    2021年3月19日(金) ~ 21日(日)
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