2022 Rd.2 FUJI

SUPER GT 2022年 第2戦 富士

96号車 新田/高木組が6位フィニッシュ

GT300 予選/決勝

96号車 新田/高木組が6位フィニッシュ

 SUPER GT第2戦「FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE」が5月3日(火)、4日(水)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
 第2戦となる今大会は、450kmというやや長い距離で争われ、2度の給油ピットインが義務づけられます。ドライバーの最低義務周回数はあるものの、どのタイミングで給油、タイヤ交換やドライバー交代を行うかは様々な戦略が考えられ、興味深い一戦となりました。

予選

 3日(火)午後3時よりノックアウト方式の予選が開始されました。それまで好天で暖かかった富士スピードウェイですが、予選開始時には日が陰り、気温16度、路面温度23度というコンディションに。2グループに分けられたGT300クラスのQ1が終了し、GT500クラスのQ1が開始される頃には、気温14度、路面温度21度とさらに下がる中で激しいタイムアタックが繰り広げられました。
 2グループに分けてQ1が実施され、それぞれ上位8台がQ2へと進出します。
 A組では前戦予選2番手と速さを見せながら決勝では無念のクラッシュに終わったK-tunes RC F GT3 96号車のベテラン高木真一がトップタイムをマーク。織戸学のapr GR86 GT 30号車は11番手、中山裕貴がアタックしたapr GR SPORT PRIUS GT 31号車は12番手とタイムが伸びずQ1敗退となりました。
 B組では、堤優威のmuta Racing GR86 GT 2号車が2番手、今大会体調不良のレギュラードライバー吉田広樹に代わって菅波冬悟がドライブする埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車が3番手、河野駿佑のSyntium LMcorsa GR Supra GT 60号車が7番手でQ2進出。
 一方で今季より新たにSUPER GTに挑戦しているシェイドレーシング GR86 GT 20号車は平中克幸のアタック及ばず11番手、開幕戦を欠場し今大会より参戦となったHACHI-ICHI GR Supra GT 244号車は佐藤公哉が12番手。HOPPY Schatz GR Supra 25号車はTGR-DC育成ドライバーの野中誠太がアタックしましたが13番手に終わりました。
 Q2でも96号車のベテラン新田守男が速さを見せ、2列目3番手グリッドを獲得。川合孝汰の52号車が7番手、昨年春の富士大会を制している吉本大樹の60号車が11番手、加藤寛規の2号車が15番手から決勝レースに臨むこととなりました。

予選3位のタイムを出したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)
予選3位のタイムを出したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)

7番手グリッドを獲得した埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車(川合 孝汰/菅波 冬悟)
7番手グリッドを獲得した埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車(川合 孝汰/菅波 冬悟)
決勝

 4日(水)は快晴となり、気温20度、路面温度33度と前日の予選時よりも10度近く高いコンディション。富士スピードウェイに集結した4万4千人のモータースポーツファンに見守られ、午後2時30分に100周、450kmで争われる決勝レースのスタートが切られました。
 3番手スタートの96号車が高木のドライブで序盤2位争いを展開するも、その後徐々にかわされ、16周目には6位へと後退。GT300クラスは244号車と31号車が4周目でピットインするなど、様々なピット作戦で序盤から大きく順位が入れ替わる展開となりました。
 96号車は25周を終えたところでピットインし、新田へとドライバー交代。他車のクラッシュにより最初の赤旗中断となった時点では、まだピットに入っていない2号車がトップ、20号車が2位、1回ピットを終えた52号車が4位、60号車が8位、96号車が12位、25号車が13位。この赤旗の前後のセーフティカー走行時には、52号車と25号車、再開後には244号車と20号車、31号車らが後半での給油時間を短くするために、給油のみのピットインを行いました。
 一旦レースが再開された後、再び大きなアクシデントにより赤旗が出され、1時間以上にわたる中断。その後はセーフティカー先導によるチェッカーとなり、96号車は6位、2号車が8位、52号車が9位で、規定の半分ながらポイント獲得を果たしました。

6位フィニッシュしポイントを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)
6位フィニッシュしポイントを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)

8位でフィニッシュしたmuta Racing GR86 GT 2号車(加藤 寛規/堤 優威)
8位でフィニッシュしたmuta Racing GR86 GT 2号車(加藤 寛規/堤 優威)

SUPER GT 2022年 第2戦 富士 決勝結果:GT300
順位No.車名ドライバー周回所要時間/差グリッドSW
110TANAX GAINER GT-R富田 竜一郎/大草 りき/塩津 佑介583:45'54.742215
234BUSOU raffinee GT-R柳田 真孝/井出 有治581.5554
361SUBARU BRZ R&D SPORT井口 卓人/山内 英輝585.51719
411GAINER TANAX GT-R安田 裕信/石川 京侍589.88663
588Weibo Primez ランボルギーニ GT3小暮 卓史/元嶋 佑弥5815.1708
696K-tunes RC F GT3新田 守男/高木 真一5826.6233
756リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R藤波 清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ5831.8111460
82muta Racing GR86 GT加藤 寛規/堤 優威5835.73015
952埼玉トヨペットGB GR Supra GT川合 孝汰/菅波 冬悟5836.1827
10360RUNUP RIVAUX GT-R青木 孝行/田中 篤/柴田 優作5836.47120
1125HOPPY Schatz GR Supra松井 孝允/野中 誠太5838.70825
1760Syntium LMcorsa GR Supra GT吉本 大樹/河野 駿佑571 Lap11
1830apr GR86 GT永井 宏明/織戸 学/平良 響571 Lap22
19244HACHI-ICHI GR Supra GT佐藤 公哉/三宅 淳詞571 Lap21
2020シェイドレーシング GR86 GT平中 克幸/清水 英志郎571 Lap19
2231apr GR SPORT PRIUS GT嵯峨 宏紀/中山 友貴562 Laps24

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