2022 Rd.3 SUZUKA

SUPER GT 2022年 第3戦 鈴鹿

    52号車 吉田/川合組が4位フィニッシュ

    GT300 予選/決勝

    吉田/川合組が4位フィニッシュ

     SUPER GT第3戦「たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE」が5月28日(土)、29日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。
     今大会を終えると、次戦第4戦まで約2か月のインターバルとなります。ここまでの2戦で思い通りの戦いができなかったチームも巻き返しを図るべく、5月とは思えない暑い2日間となった今大会に挑みました。

    予選

     28日(土)、午前中のセッションでの遅れにより、予定よりも10分遅れの午後2時55分より、ノックアウト方式の予選が行われました。予選開始時点で気温は28度、強い日差しにより路面温度は44度まで上昇、5月とは思えない暑さの中でのアタックとなりました。
     Q1は2グループに分けて実施。それぞれの上位8台がQ2へと進出します。 A組では、ここ鈴鹿で過去2勝を挙げているK-tunes RC F GT3 96号車の高木真一が1分57秒297でまずトップにつけました。
     その後、吉本大樹のSyntium LMcorsa GR Supra GT 60号車が6番手、川合孝汰の埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車が7番手、清水英志郎のシェイドレーシング GR86 GT 20号車が8番手につけますが、終盤に他の車両がタイムを更新すると52号車と20号車が押し出される形に。
     96号車が2番手、60号車が8番手でQ2へ進出。52号車は最後僅かにタイムを更新するも0.044秒届かず9番手、20号車が10番手、apr GR SPORT PRIUS GT 31号車は13番手でQ1敗退となりました。
     B組では、佐藤公哉のアタックしたHACHI-ICHI GR Supra GT 244号車が一旦上位のタイムをマークするも、走路外走行によりタイムが抹消され後退。織戸学がアタックしたapr GR86 GT 30号車が6番手、堤優威のmuta Racing GR86 GT 2号車が7番手でQ2へ進出。
     野中誠太がアタックを担当したHOPPY Schatz GR Supra 25号車は11番手、244号車は13番手でQ2進出を逃しました。
     Q2では、早めにアタックに入った新田守男の96号車が残り3分近くを残してトップタイムをマーク。その後、3台にタイムを更新されるも、そのうちの1台が走路外走行でタイム抹消、そしてもう1台が予選後の再車検で失格となったため、96号車は最前列2番手グリッドを獲得しました。
     永井 宏明の30号車が2列目4番手。河野駿佑の60号車が11番手、加藤寛規の2号車は12番手グリッドとなりました。

    最前列2番手グリッドを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)
    最前列2番手グリッドを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)

    4番手グリッドを獲得したapr GR86 GT 30号車(永井 宏明/織戸 学)
    4番手グリッドを獲得したapr GR86 GT 30号車(永井 宏明/織戸 学)
    決勝

     29日(日)は雲一つ無い快晴となり、全国的に夏日が予想されていたとおり、5月としては非常に暑い陽気となりました。
     2番手からスタートを切った96号車はベテラン新田がいぶし銀のブロックで2位のポジションをキープ。19周目にかわされるも、その直後に96号車はピットへと向かい、15位でコースへと復帰しました。
     一方、17番手と後方スタートを強いられた52号車は、序盤に出されたセーフティカーのタイミングでピットインし、ドライバー交代には足りない周回ながら、給油とタイヤ交換を行い、ドライバー交代時のピットタイムを削る作戦に出ました。
     セーフティカー解除後、徐々に各車ピットへと向かい、52号車は18周終了でピットイン。ドライバー交代と短い給油の、最短のタイムロスでコースに復帰し、全車がピットを終えたところで2位へと大きくジャンプアップを果たしました。
     52号車と同じ作戦を採った244号車も6位へとジャンプアップ。30号車が7位、60号車が8位、96号車はピット作戦が合わず12位へと後退。
     36周目、6位を走行していた244号車が、GT500車両に追突される形でクラッシュ。昨年初勝利を挙げた鈴鹿で好成績を目指していた244号車でしたが、惜しくもここでレースを終えることとなってしまいました。
     このアクシデントによりセーフティカーが導入され、各車のマージンが帳消しに。2位につけていた52号車にとっては大きなチャンスとなるはずでしたが、残り9周で再スタートが切られる直前、シケイン進入でオーバーランを喫し、ポジションダウン。
     それでも52号車はTGR勢最上位となる4位でチェッカー。96号車も7位まで順位を上げてフィニッシュ。30号車が8位、60号車が9位でポイントを獲得しました。

    TGR勢最上位となる4位でチェッカーを受けた埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/川合 孝汰)
    TGR勢最上位となる4位でチェッカーを受けた埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/川合 孝汰)

    7位フィニッシュしポイントを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)
    7位フィニッシュしポイントを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)

    SUPER GT 2022年 第3戦 鈴鹿 決勝結果:GT300
    順位No.車名ドライバー周回所要時間/差グリッドSW
    17Studie BMW M4荒 聖治/近藤 翼491:57'34.3441
    25マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号冨林 勇佑/平木 玲次499.6126
    356リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R藤波 清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ499.883366
    452埼玉トヨペットGB GR Supra GT吉田 広樹/川合 孝汰4915.104173
    588Weibo Primez ランボルギーニ GT3小暮 卓史/元嶋 佑弥4922.51699
    634BUSOU raffinee GT-R柳田 真孝/井出 有治481 Lap2123
    796K-tunes RC F GT3新田 守男/高木 真一481 Lap28
    830apr GR86 GT永井 宏明/織戸 学481 Lap4
    960Syntium LMcorsa GR Supra GT吉本 大樹/河野 駿佑481 Lap11
    1055ARTA NSX GT3武藤 英紀/木村 偉織481 Lap16
    142muta Racing GR86 GT加藤 寛規/堤 優威481 Lap125
    22244HACHI-ICHI GR Supra GT佐藤 公哉/三宅 淳詞3514 Laps24
    2331apr GR SPORT PRIUS GT嵯峨 宏紀/中山 友貴3415 Laps25
    25HOPPY Schatz GR Supra松井 孝允/野中 誠太2227 Laps20
    20シェイドレーシング GR86 GT平中 克幸/清水 英志郎19