2024 Rd.8 MOTEGI

SUPER GT 2024年 第8戦 もてぎ

吉田/野中組 が7位フィニッシュ

GT300 予選/決勝

吉田/野中組 が7位フィニッシュ

 2024年シーズンSUPER GTの第8戦「MOTEGI GT 300km RACE」が11月2日(土)、3日(日)の両日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されました。
 例年シーズン最終戦として戦われてきたもてぎラウンドですが、今季は第5戦鈴鹿が台風の影響で12月へ延期となったため、今大会は事実上の7戦目、2024年シーズンは今大会を含め残り2戦となります。このため、サクセスウェイトは通常のもてぎ戦のようにゼロではなく、半減で戦われます。
 2日(土)はあいにくの天候となったものの、3日(日)は好天に恵まれ、秋の過ごしやすい気候のもとで、多くのモータースポーツファンがサーキットを訪れました。
 決勝のオープニングセレモニーでは航空自衛隊松島基地のF-2B戦闘機による大迫力の歓迎フライトが行わるなど、多くのイベントで盛り上がりました。イベント広場にはTGRブースが開設され、晴天の下、久々に開催された人気のトークショーの他、LEXUS LBX MORIZO RR、GRヤリスを展示。GR Supra GT500の展示&搭乗体験などのコンテンツも人気を集めていました。

予選

 2日(土)は朝から雨模様で、午前中の練習走行は一時的に強まった雨などにより6度も赤旗が出される状況に。しかし、予選の行われた午後には雨脚はやや弱まり、予定されていた午後2時より、気温17度、路面温度19度、ウェット宣言の出される中で予選が行われました。
 GT300クラスは、一斉にアタックしたQ1の上位14台と15番手以下の2グループに分けてQ2を実施し、ウェット宣言時の規定により、Q2のタイムで決勝グリッドを決定。
 Q1は、難しいコンディションの中でアタックが繰り広げられましたが、残り8分を切ったあたりで雨が強くなったために赤旗中断。20分ほどの中断の後、残り10分で再開され、各車タイムを更新して行きました。
 しかし、各車が最後のアタックに入ろうとした残り2分を切ったところで、コースオフして停まった車両があり、赤旗が出され、Q1はそこで終了。
 吉田広樹のGreen Brave GR Supra GT 52号車が3番手タイム。イゴール・オオムラ・フラガのANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車が 6番手。松井孝允のHOPPY Schatz GR Supra GT 25号車が12番手、中村仁のapr LC500h GT 31号車が13番手でQ2の上位組へ進出。
 一方、不運な赤旗のタイミングもあり、高木真一のK-tunes RC F GT3 96号車は16番手。ランキング2位のmuta Racing GR86 GT 2号車の平良響が21番手。吉本大樹のSyntium LMcorsa GR Supra GT 60号車が22番手、清水英志郎のシェイドレーシング GR86 GT 20号車が24番手、小林利徠斗のapr GR86 GT 30号車は27番手でQ2の下位グループへ進むこととなりました。
 Q2では、31号車の小高一斗が素晴らしいタイムをマークし、ポールポジションを獲得。小高自身にとっては4年ぶり3回目、LC500hにとっては初めてのポールポジションを獲得しました。
 古谷悠河の50号車が10番手。野中誠太の52号車が11番手。菅波冬悟の25号車が14番手。下位グループでは平中克幸の20号車がトップタイムで15番手グリッド。以下2号車が16番手、96号車が19番手、60号車が20番手、30号車が24番手となりました。

ポールポジションを獲得したapr LC500h GT 31号車(小高 一斗/中村 仁)
ポールポジションを獲得したapr LC500h GT 31号車(小高 一斗/中村 仁)

10番手グリッドを獲得したANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車(イゴール・オオムラ・フラガ/古谷 悠河)
10番手グリッドを獲得したANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車(イゴール・オオムラ・フラガ/古谷 悠河)
決勝

 3日(日)天候は一転して朝から快晴に恵まれ、午後1時、気温21度、路面温度29度の下で、栃木県警の白バイ、パトカーによるパレードラップ、フォーメーションラップを経て63周で争われる決勝のスタートが切られました。
 GT300クラスでは、ポールポジションからスタートした中村の31号車が前半戦はポジションをキープ。ランキング2位でタイトルを争う2号車の平良は、16番手スタートから2つポジションを上げ、先陣を切って18周目にピットイン。タイヤ無交換で堤が長い後半を戦う作戦としました。
 GT300クラスも多くの車両が早めのピット作戦を採り、首位の31号車も19周目を終えたところでピットイン。こちらもタイヤ無交換で小高へとドライバー交代を行いました。
 しかし、後半に入ると31号車はタイヤが厳しくなりライバルの先行を許しポジションダウン。さらに49周目には、バトルを繰り広げていたGT500クラス車両の接触の巻き添えを食う形でコースアウト。ポイント圏外へと大きく順位を落とすこととなってしまいました。
 GT300クラスでのTGR勢最上位フィニッシュは、52号車の7位。31号車は惜しくも入賞を逃す11位。60号車が12位、2号車は13位、96号車が14位に終わりました。

7位フィニッシュとなったGreen Brave GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/野中 誠太)
7位フィニッシュとなったGreen Brave GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/野中 誠太)

11位フィニッシュとなったapr LC500h GT 31号車(小高 一斗/中村 仁)
11位フィニッシュとなったapr LC500h GT 31号車(小高 一斗/中村 仁)

SUPER GT 2024年 第8戦 もてぎ 決勝結果:GT300
順位No.車名ドライバー周回所要時間/差グリッドSW
1 88 VENTENY Lamborghini GT3 小暮 卓史/元嶋 佑弥 59 1:55'28.374 17 50
2 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥/篠原 拓朗 58 1 Lap 4 50
3 18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志/小出 峻 58 1 Lap 3 4
4 87 METALIVE S Lamborghini GT3 松浦 孝亮/坂口 夏月 58 1 Lap 8 18
5 7 Studie BMW M4 荒 聖治/ニクラス・クルッテン 58 1 Lap 2 35
6 777 D'station Vantage GT3 藤井 誠暢/チャーリー・ファグ 58 1 Lap 9 49
7 52 Green Brave GR Supra GT 吉田 広樹/野中 誠太 58 1 Lap 11 25
8 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R 佐々木 大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 58 1 Lap 21 29
9 6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 片山 義章/ロベルト・メリ・ムンタン 58 1 Lap 7 20
10 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝/片岡 龍也 58 1 Lap 12 28
11 31 apr LC500h GT 小高 一斗/中村 仁 58 1 Lap 1 25
12 60 Syntium LMcorsa GR Supra GT 吉本 大樹/河野 駿佑 58 1 Lap 20 4
13 2 muta Racing GR86 GT 堤 優威/平良 響 58 1 Lap 16 50
14 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男/高木 真一 58 1 Lap 19 18
16 20 シェイドレーシング GR86 GT 平中 克幸/清水 英志郎 58 1 Lap 15 2
19 30 apr GR86 GT 織戸 学/小林 利徠斗 57 2 Laps 24
50 ANEST IWATA Racing RC F GT3 イゴール・オオムラ・フラガ/古谷 悠河 37 22 Laps 10
25 HOPPY Schatz GR Supra GT 菅波 冬悟/松井 孝允 7 52 Laps 14

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