王者・谷口選手が2年連続でシリーズチャンピオンを獲得した PROFESSIONAL Series

2016.02.03 GR86/BRZ Race2015

2つのシリーズへと分化した2015年の86/BRZ Race。プロフェッショナルシリーズには、日本を代表するプロのレーシングドライバーから、ツーリングカーを得意とするプロドライバー、そして、プロにチャレンジするハイアマチュアのドライバーが集結した。ワンメイクレースだから誤魔化せない、言い訳の効かないガチンコのレースだけに、実力そのものを競う熱いバトルが展開された。

  1. Rd.1 ▼
  2. Rd.2 ▼
  3. Rd.3 ▼
  4. Rd.4 ▼
  5. Rd.5 ▼
  6. Rd.6 ▼
  7. Rd.7 ▼
  8. Rd.8 ▼

2015.3.28-29 Rd.1 ツインリンクもてぎ

王者谷口選手の圧巻の走り、
3度めのポールポジションで初のもてぎ勝利
Rd.1 ツインリンクもてぎ
開幕戦は3月末の、まだ少し寒さが残るツインリンクもてぎ。機械式LSDの解禁で、各ドライバーはそのセッティングに迷いながら、開幕戦を迎えた。2つのシリーズへと分化したことで、予選は混乱することにスムースに進んでいくのが、とても斬新だった。いくつかの新規チームが参入し、自動車ビデオ媒体で有名な山田英二選手やトヨタF1のテストドライバーだった平中克幸選手など、ますますドライバーも豪華なラインナップに進化。

リザルト

Rank
Driver
Car name
Total time
  1. 1位
    #1谷口 信輝
    KTMS 86
    29'26.690
  2. 2位
    #906坂口 良平
    AREA86倉敷
    29'27.050
  3. 3位
    #557大西 隆生
    オートバックスG786ポテンザ
    29'30.559

2015.4.25-26 Rd.2 岡山国際サーキット

開幕戦に続き第2戦も谷口信輝選手が
王者らしい圧倒的な勝利を飾る
Rd.2 岡山国際サーキット
今シーズンからフル参戦となった阪口良平選手は開幕戦を2位で終え、チームの地元ということもあり、岡山トヨペットの大応援団を迎えて注目された。しかし予選を制したのは、参戦2戦目の山田英二選手。レースは谷口信輝選手の2連勝となったが、5位には1年のブランクを経て86/BRZ Raceに復活した注目の若手、近藤翼選手が入った。まだ2戦目だったが、2015年の新しい勢力が徐々に頭角を現し、白熱したレースへの期待が高まった。

リザルト

Rank
Driver
Car name
Total time
  1. 1位
    #1谷口 信輝
    KTMS 86
    22'37.892
  2. 2位
    #30青木 孝行
    ケーエムエスADVAN86R
    22'40.918
  3. 3位
    #906阪口 良平
    AREA86倉敷
    22'41.661

2015.6.6-7 Rd.3 富士スピードウェイ

ベテラン服部尚貴選手が
渾身の走りでポール・トゥ・ウィン!
Rd.3 富士スピードウェイ
86/BRZ Raceのホームコースともいえる富士スピードウェイだけに、フルグリッドにわずか2台届かないだけの、43台がエントリー。ドライバーとチームは、多くの声援の中でレースウィークを過ごすことになった。レースは初年度からほぼ全戦エントリーしているベテラン服部尚貴選手がポール・ポジションから、見事にシリーズ初優勝を飾った。巧みなブロックで速さに優る谷口信輝選手を抑えきった走りは、まさにベテランの妙味だった。

リザルト

Rank
Driver
Car name
Total time
  1. 1位
    #60服部 尚貴
    OTG GY 86
    21'09.623
  2. 2位
    #97近藤 翼
    神奈川トヨタ☆DTEC86R
    21'10.334
  3. 3位
    #1谷口 信輝
    KTMS 86
    21'10.360

2015.7.11-12 Rd.4 スポーツランドSUGO

緊張感漂うレースを谷口選手が制す!
Rd.4 スポーツランドSUGO
東北を代表するサーキットであるスポーツランド菅生での第4戦は、7月。今シーズンの勢力図は出揃った雰囲気で、ドライバーは想定されるライバルをターゲットに、速さに磨きをかけていく。このレースでクローズアップされたのは、谷口信輝選手の強さだった。大逆転でポールポジションを獲得すると、ペースに勝る阪口良平選手を抑えながら、逃げ切りに成功した。今シーズン3勝目となり、シリーズチャンピオンに大きく近づいた。

リザルト

Rank
Driver
Car name
Total time
  1. 1位
    #1谷口 信輝
    KTMS 86
    22'06.403
  2. 2位
    #906坂口 良平
    AREA86倉敷
    22'06.727
  3. 3位
    #770山田 英二
    CUSCO BS 86
    22'06.845

2015.8.1-2 Rd.5 オートポリス

山野選手、復活の完全勝利!
Rd.5 オートポリス
シーズンも折り返しとなる第5戦は、九州唯一のインターナショナルサーキットであるオートポリス。アップダウンもある難コースでは、過去2年でも波乱を生んだ。今シーズンは、山野直也選手のポール・トゥ・ウィンという結果となった。今シーズンは調子が上がらず苦戦してきた中で、2年ぶりの勝利を手にした。他のレースを含めてオートポリスと相性の良くない谷口信輝選手は3位。近藤翼は今シーズン2度目の2位をゲットした。

リザルト

Rank
Driver
Car name
Total time
  1. 1位
    #7山野 直也
    CABANA P.MU 86
    22'38.504
  2. 2位
    #97近藤 翼
    神奈川トヨタ☆DTEC86R
    22'45.762
  3. 3位
    #1谷口 信輝
    KTMS 86
    22'46.385

2015.8.23 Rd.6 十勝スピードウェイ

谷口選手が優勝を飾り、シリーズチャンピオン!
Rd.6 十勝スピードウェイ
レースは温度に左右される。気温が変わればコンディションが代わり、特性が変化する場合もある。まだ8月だというのに、北海道十勝は肌寒い。猛暑より過ごしやすいのは間違いないが、それはマシンにとっても同じ。温度上昇が抑えられ、本来の性能が維持しやすい。そんな状況を生かし、3度目のアタックで逆転のポールポジションを獲得した阪口良平選手。しかしレースでは谷口信輝選手が優勝、シリーズチャンピオンを決めた。

リザルト

Rank
Driver
Car name
Total time
  1. 1位
    #1谷口 信輝
    KTMS 86
    22'52.332
  2. 2位
    #30青木 孝行
    ケーエムエスADVAN86R
    22'52.526
  3. 3位
    #202蒲生 尚弥
    ASICS Blue 86R
    22'53.370

2015.9.26-27 Rd.7 富士スピードウェイ

難しいコンディションを制した佐々木雅弘が
シリーズ初優勝を飾る
Rd.7 富士スピードウェイ
今シーズン2度目の富士スピードウェイ。過去2シーズンとは異なり、今シーズンはここまで雨の影響を受けてこなかった。ハーフウエットの状態で予選が始まり、上手く合わせられたドライバーが予選上位に名を連ねた。注目されたのは平中克幸選手で、ここまでの不調を跳ね返すかのように予選2位。ポールポジションもまた、今シーズンから参戦している佐々木雅弘選手で、初優勝を飾った。新しい勢力が結果を出したレースとなった。

リザルト

Rank
Driver
Car name
Total time
  1. 1位
    #34佐々木 雅弘
    asset・テクノBS86
    21'25.703
  2. 2位
    #17織戸 学
    モルフォ頭文字DサミーK186
    21'25.855
  3. 3位
    #369平中 克幸
    GY RACING 86
    21'26.495

2015.11.7-8 Rd.8 鈴鹿サーキット

波乱のレースを得意の雨&鈴鹿で
元嶋佑弥がシリーズ初勝利!
Rd.8 鈴鹿サーキット
今シーズン、最終戦が唯一のウエットレースとなった。しかも雨量は多く、ただでさえ難しい鈴鹿サーキットを、さらに困難なものにしていた。そのコンディションを味方に予選3位からトップへ躍り出たのは、若手成長株の元嶋祐弥選手。ベテランの織戸学選手を制して初優勝を獲得した。3年目の今シーズン、チームを移籍して、心機一転望んだ結果だ。また雨の中、予選12位から3位表彰台を獲得した山野直也選手も、圧巻の走りだった。

リザルト

Rank
Driver
Car name
Total time
  1. 1位
    #370元嶋 佑弥
    GY RACING 86
    22'07.980
  2. 2位
    #17織戸 学
    モルフォ頭文字DサミーK186
    22'11.101
  3. 3位
    #7山野 直也
    CABANA P.MU 86
    22'11.485