86/BRZ Race第3戦では、ついにエントリー台数が100台の大台を超え105台となった。(プロフェッショナルシリーズ43台、クラブマンシリーズ62台)昨シーズンも富士スピードウェイでは91台を記録していたが、それを上回った。今、日本で最もヒートアップしているレースだ。
プロフェッショナルシリーズとクラブマンシリーズの2つに分化したことで、アマチュアドライバーにとっては参加しやすくなったこともあるだろうが3年目を迎えて、このレース自体が浸透したことも間違いない。
しかし、最も根本的なことは、この86/BRZ Raceが参加して面白いということだ。多くのプロドライバーやトップアマチュアドライバーが口にするのは「ワンメイクだから、マシンの差がなくて面白い」ということ。ドライバーの腕で勝負するからこそ、いい訳ナシのガチバトルとなる。それが日本のトップトライバーたちが参戦している大きな理由なのだ。
今回のレースでも、プロフェッショナルシリーズに多くのトップドライバーがエントリーしている。昨年のシリーズチャンピオンである谷口信輝選手をはじめ、織戸学選手、服部尚貴選手、佐々木孝太選手といった実績を持つ面々が並ぶ。注目の若手ドライバーでは、スーパーGTでBRZをドライブする井口卓人選手やスーパー耐久でTOYOTA Team TOM’S SPIRITの86を走らせる蒲生尚弥選手が居る。そして今シーズンから参戦開始したのが、ターザン山田という名前で知られるベテランドライバー山田英二選手や24日にS耐でクラス優勝したばかりの佐々木雅弘選手など、まさにタレント揃いなのだ。特に佐々木雅弘選手は今回初参戦ではあるが、クラブマンシリーズで現在2位の遠藤選手の他2名のドライバーにアドバイスする先生でもあるため、このレースでの実力は計り知れない。
また、86/BRZ Raceのパドックに特別なチケットは必要ない。このようなトップドライバーを身近に見られるチャンスでもあるのだ。
-

- 谷口信輝選手
-

- 織戸学選手
-

- 服部尚貴選手
-

- 佐々木孝太選手
-

- 山田英二選手
-

- 佐々木雅弘選手
ニュル24時間レース2015で大活躍の2選手も参戦!
-

- 井口卓人選手
-

- 蒲生尚弥選手
INFORMATIONfor 86/BRZ Race 2015
- ■GAZOO Racing 86/BRZ Race 2015 第3戦 富士スピードウェイ
<ザ・ワンメイクレース祭り 2015富士> -
-
- - 開催日程
-
2015年6月6日(土) 10:10 ~ 10:50 クラブマン予選 11:30 ~ 12:00 プロフェッショナル予選 2015年6月7日(日) 9:30 ~ クラブマンBレース決勝 11:55 ~ クラブマンAレース決勝 14:00 ~ プロフェッショナル決勝
-
- - 開催場所
-
サーキット
富士スピードウェイ
住所:〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694 TEL:0550-78-1234
アクセスはこちら
-
- - 入場料(各日)
- 大人:1,000円 高校生:700円 中学生以下無料(保護者同伴に限る)
-
- - 駐車料金
- 無料
-
谷口選手の3連勝を阻止するのは誰か?
プロフェッショナルシリーズは、ここまで谷口選手の2連勝となった。スタートダッシュを決め、早々とリードを築いてしまい、レース中盤にはペースコントロールしているかのような余裕の走りに見えるほどだ。しかし岡山ではスタートに出遅れたため、今シーズンから参戦した山田選手がポールポジションを獲得。4位に終わったものの、その速さに注目が集まる。
上位陣の中では安定した速さを見せる青木孝行選手、阪口良平選手も、優勝争いに絡んで来ることだろう。注目したいのは2013年シーズンのチャンピオンである山野直也選手。前戦でニューマシンへと変更し、そのセットアップが進んでいるようだ。
前戦ではグッドイヤーがニュータイヤを投入したが、第3戦ではダンロップもニュータイヤにチェンジする予定だ。様々な面で各陣営の準備が整い、今シーズンの本当の戦いが始まるといっていいだろう。
チャレンジプログラム2015の対象者が決定する
クラブマンシリーズ注目のポイントは、チャレンジプログラム2015のドライバーが決定することだ。今回のレース終了時点でのポイントランキング1位の選手が対象となり、7月に富士スピードウェイで開催されるスーパー耐久レースで、TOYOTA Team TOM’S SPIRITのドライバーのひとりとして、86を走らせることになる。2戦終了時点でその可能性があるのは、小野田貴俊選手、遠藤浩二選手、岩本佳之選手の3人。そのシートを得るために、どのような戦いを繰り広げるのか??
レースもその3人が中心となる。62台のエントリーの中には、昨年参戦していた元プロ野球選手の山﨑武司選手が復活。また女性ドライバーも、塚本奈々美選手を筆頭に4選手が参戦する。
また、62台というエントリーのため、予選順位により決勝Aレース・決勝Bレースに分かれて戦うことになる。




