新チームも誕生!今季もTGR勢張り切って参りましょう!〜スーパーフォーミュラ第一回公式テスト 鈴鹿〜
モタスポコラム その88 2025.03.07
寒かった〜。今季最初の公式テストということで張り切って、いや久しぶりに少し緊張をしながら鈴鹿サーキットへ行って来ました!チームも増えてちゃんと取材できるかなと心配でね。そして、2月だから当たり前かもしれませんが寒波が押し寄せていたこともありとても寒く、なんと雪が降り驚きました、しかも鈴鹿で雪が舞うという経験はありますが雪が積もるというのはこれまで未経験。結局、初日は午前中降った雪が解けるのを待っての走行、2日目の走行はさらに雪が降りセッションは全てキャンセルとなりました。結構積もりましたね。キャンセルのアナウンスも早く、助かりましたが高速道路の通行止めなどもあり、私は後泊し翌日の帰還となりました。
搬入日はメディアデー。各チームの体制チェックからスタート。午前中からチームの記者会見がスタートするのですが、途中、お昼休みに搬入の様子を見に行ったりしていました。スタッフが変わっていたりするので、あらかじめ確認しておきたいなと思ってね。
このメディアデーとは昨年から設けられたチーム体制の発表会。監督、ドライバー、トラックエンジニアが参加します。情報がたくさん得られる日でもあり、丸一日を使って全チームが参加。また側らでプロフィール撮影、動画撮影なども同時に行われていきます。今回は、翌日朝に1チームが会見を行い全てそれで完了でした。
片岡龍也監督が率いるドライバー育成チームが誕生!片岡監督はトヨタ自動車が最初に始めたドライバー育成プログラムTDPの初代ドライバーというのはご存知の方も多いと思います。彼がフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)にステップアップした際に、一台体制ではありましたが一年間だけ育成チームが存在しました。それと同様のチームが時を経てまた結成された!と理解します。というのも、成り立ちの詳細を片岡監督に伺いましたら、この成り立ちに明確なストーリーはないというか、正解がわからないそう。まずは、そのご自身の育成チームがあったことで、またそんなチームがあればとモリゾウさんにお話したところ、さまざまな協力体制が得られこのような形になったそうです。ただ、ここまでのストーリーのどこが起源か不明とのことでしたので、ご自身の発言が起源とされてしまうのも…、というのが監督の見解でした。何はともあれ頑張るチームです。
所属するドライバーは、TGR―DCから育成真っ只中の小高一斗選手と平良響選手。こちらの2人は、コロナ禍の影響も大きく受けたように思います。トップカテゴリーに辿りつくまで足踏みする時間が多くありました。まだその途中です。ここで、このようなチームの出現となると、これはもうやるしかありません。正念場、レギュラーシートを得た訳ですからね。
体制をチェックしますと、メンテナンスガレージは株式会社セルブスジャパン。こちらには私ご縁がちょっとありまして、知っているお顔がいっぱい。もちろんプロ集団ですので、育成チームとはいえ当然「勝ち」を狙っていきます。私は星学文エンジニアとお話ができることがとてもうれしいですね。現在F1ドライバーのピエール・ガスリー選手が、ライバル陣営でスーパーフォーミュラを1年走った際にトラックエンジニアを務めていました。最後までタイトル争いに絡み、最後の最後で獲れませんでしたが彼が大活躍のシーズンでした。ちなみに、その時にタイトルに輝いたのは、石浦宏明選手でした。ガスリー選手を担当した星さんは「天才エンジニア」と呼ばれていました。早速、搬入日に少しだけお話ができました。統括エンジニアとして2台を見てくださるそうです。
それぞれのトラックエンジニアは、28号車小高選手の担当が上城直也さん(写真左)。29号車平良選手の担当が平野亮さん(写真右)です。楽しみにしておりますので、みなさん、2人をよろしくお願いします!
9年目のシーズンを迎えるベテランとなった山下健太選手とニューカマー、ザック・オサリバン選手。今季はこのコンビで頑張ります。山下選手は、2017年にこのカテゴリーにステップアップ。チームメイトは、今や世界に羽ばたいたニック・キャシディ選手でしたね。デビューイヤーに、早速ポールポジションを獲得していました。優勝こそならなかったけれど、何に乗っても速い「健太」がわたしの中で健在です。今回の会見では、このとってもセンシティブなカテゴリーが中々うまくいかないことを吐露。これはさすがに心配になりましたが、彼は「素」のままであるところが良いところ。率直な気持ちだと思うのですが、ネガティブなことをそろそろ封印してみましょうかね。やっぱり心配になりますもんね、母としては。いろんなことを話してくれる彼だからこそだけど、とにかく応援しているからガンバだよ。トラックエンジニアは、チームインパルから移籍された大駅俊臣さんに今季は変わりました。これが転機となれば良いなと思っています。
テストはどうだったか伺って見たところ、エンジニアによって大切にするポイントが違うのだと感じたそうです。これからも「変化」はたくさんあるでしょう、エンジニアともお見合い状態ですからね。あれ?お見合いという言葉、若いみなさんご存知ですか?(汗)。まずは大駅エンジニアと、次はもう開幕戦ですがしっかりクルマを仕上げていって欲しいです。ガンバ!
ザック・オサリバン選手は、若干二十歳。F1チームのウイリアムズの育成ドライバーだったというキャリアがあります。ジュニア・フォーミュラを駆け上がり、F1をテストドライブする機会も得て、昨年はF2に参戦。先の道を模索する中で日本へやって来ました。
彼の発言では「ステップダウン」かもしれません。しかし、受け入れる側はもちろんウェルカム!ですので、日本でのレースを楽しんで欲しいです。そのキャリアから来るさすがと思える速さの片鱗が、12月のルーキーオーディションであったそうなので、阿部和也エンジニアに才能をますます引き出してもらって頑張って欲しいです。これまでの環境下では若いドライバーたちの中で走ることが多かったので、これだけベテランに囲まれて走るのは初めて!と言っていました。昨年は、その中に宮田莉朋選手(F2)がいたことも触れてくれてうれしかったです。
用意したレーシングスーツがピッタリ過ぎたようで、以前所属したチームのスーツで走っていました。ちょっとレアでしたよ。
今年もドライバーランナップは同じ阪口晴南選手と大湯都史樹選手です。阪口晴南選手は、昨年開幕戦でポールポジションを獲得しましたよね。その後、苦労したシーズンでしたが、それはマシンの不具合によるものでした。今年は大丈夫ということで、会見ではそんなお話も出ていましたね。
昨年から担当してくださっている渡邊信太郎エンジニア。とてもユーモアのある方なのですが、やっぱり気が合うようです。彼も速いドライバーさんですので、そろそろ初優勝の時も迫っていておかしくないです。そんな一年にしたいですね。頑張ってください!
大湯都史樹選手は、メーカー移籍2年目となりました。もう移籍話はこれで最後。彼らしさがきっとますます開花しそうなシーズン。今季はトラックエンジニアが変わりました。SUPER GTでもトラックエンジニアを務め、昨年はこのカテゴリーではデータエンジニアとして2台を見ていた岡島慎太郎くんが担当となりました。旧知の仲ですのでとてもやりやすい関係であるのは良いのですね。岡島くんは2カテゴリートラックエンジニアとますます頭の中が日々エンジニアリングになることでしょう。なかなか大変かと思いますが若さとやる気で心配はしておりません。頑張ってください!
2020年にチームが発足、今年で6年目を迎えますね。時の経つのは早いものですよね。今季も大嶋和也選手がステアリングを握ります。一台体制で苦労していますが、人材育成も視野に入れたチーム。この6年の流れを経てだいぶ体制も固まって来ました。今季も石浦宏明監督とトラックエンジニアを木谷彬彦さんが務めます。だいぶレースエンジニアの仕事に慣れてきたと大嶋選手。会見では、木谷エンジニアからの長文のメールのお話が出ていましたね。
次のレースに向けて、どのチームもトラックエンジニアの頭の中はストラテジーでいっぱい。それが綴られた長文のメールが送られてくるとのこと。大嶋くんは、どうも返事が短いみたいなのです。長いからちゃんと読んだみたいでね。完全にお任せしているからでしょうね。「信頼」ということでお許しを…でしょう。そんなことをサクッと言える仲でもあるし、モチベーションが高いと以前から言っていたので常に楽しみです。それと、昨年WECチームから加入したライアン・ディングルさんも全戦ではないですが、またチームをヘルプしてくださるそうです。チームでは見えないところを見つけてくれたりと、成果をあげてくれたそうですよ。石浦監督が会見でおっしゃっていました。
メカニックは、昨年あたりから若手も増えていますね。ぶかぶかの耐火服が初々しい感じ。ベテラン揃いでしたが、他のチームもそうですが若い方をどんどん現場で鍛えていますね。またそこも追っていきたいと思います。大嶋くんの表彰台をこのチームで早くみたい。頑張ってくださいね!ジャンボ!
昨年、チーム体制も少し落ち着かないこともあり戦績も低迷と心配がいっぱいだったこちらのチーム。今季は、体制を一新して挑みます! 19号車には、オリバー・ラスムッセン選手(デンマーク)を迎えました。昨年は、WECのハイパーカーを駆っていた彼。2025シーズンは、日本で走りたいとのことでシートを探していたようです。SUPER GTにそもそも興味があったとのこと。驚きですね。いろんなタイミングで今季は、スーパーフォーミュラとSUPER GTのシートを獲得。SUPER GTはGT300クラスにaprから参戦ということで、TOYOTA GAZOO Racingの仲間入りです。
24歳と若手の彼は、にっぽん大好き!ご飯が美味しい!なんていい感じです。会見で聞かれて次は何を食べようかと考えていると、全面に大好きにっぽんが出ていてうれしくなりました。レースについては心配しておりません。SUPER GTにも乗ることで日本のサーキットを覚えていけることを利点と捉えていて、彼はひょっとすると日本で長く走りそうな予感すらしました。楽しみです。
彼を担当するトラックエンジニアも、スーパーフォーミュラデビューです。オスカー・ゼラヤさん(アメリカ)。チームに応募してきた際に、他のエンジニアと違って、まずは一回ギャラなしで雇ってくれと、そこに星野一樹監督が「こいつだ」と決めたそうです。他の人と違った印象をメールの文面から受け惚れ込んでしまったみたいですね。
他のチームでも外国人トラックエンジニアが昨年加入していますが(KCMG)とても頑張っていて、今年もまたTGR陣営からデビューですね。志を持って日本に乗り込んで来たゼラヤさん。まだ20代なそうですが、人生何回目な感じもあって落ち着き払っています。私は会見の応対、話し方、発する言葉にとても興味を持ちました。ドライバーのオリバーくんは、にっほん大好きご飯美味しいと日本のことについて聞かれ答えておりましたが、ゼラヤさんは、日本の電車の中が綺麗だなど、交通機関の話をされていて全く違う感じで、彼のキャラクターはきっとこの辺からわかるかなと思いました。まずは開幕戦を楽しみにしていますので、ガンバってください!
20号車は、高星明誠選手が開発ドライバーからレギュラーシートを獲得しました。以前スポット参戦をしたことがあるのですが、あれは菅生でしたね。WECに参戦する平川亮選手の代わりに走ってくれました。ポイント圏内まであと少しの11位フィニッシュでした。ご自身で、「32歳のルーキー(新人)」と。ちょっと照れくさいムードで言っていましたが、まさにそうですね。ようやく順番が来ました。
トップカテゴリーを走ることは、他のレースにも良い影響がある、とにかく走る機会を得ることは大事と総監督の星野一義さんが常々おっしゃっています。日産ドライバーがシートを得るチャンスも欲しいとも、テスト前の記者会見でおっしゃっていたようです。他のレースになるとライバル陣営となってしまいますが、日本のモータースポーツがメーカー問わず相乗効果で盛り上がっていけばと良いと考えます。
彼おしゃれなんですよね。それとヘアスタイルが楽しみです。長くなってしまった髪をSNSで見ていたら切ったようです。開幕戦はどんなヘアスタイルでお目にかかれるかな?
20号車のトラックエンジニアは、村田卓児さんが務めます。古巣インパルに戻られました。高星くんとも一緒に仕事をしていた方なので、ここも心配なし。待望のフル参戦をしっかり戦っていただきましょう!
昨年、大躍進のこちらのチーム。ドライバーもそのままで、小林可夢偉選手と福住仁嶺選手です。仁嶺くんの加入で活気づいたのがこのチーム。昨年は、右肩上がりでチームに初のポールポジションを2回と久しぶりの表彰台をもたらしました。この好調さを維持しつつ、弱い面を補強していくシーズンとなりそうです。
チーム編成は、7号車トラックエンジニアは変わらずで、7号車はコシモ・プルシアーノさん、8号車は田坂泰啓さんです。7号車のデータエンジニアに女性の浦野夢希さんが加入しました。土居隆二監督は、以前から女性や海外の方も積極的にスタッフとして起用していきたいとおっしゃっていました。ここはたくさんスタッフがいるのですが、昨年ようやくチームの中を把握しました私です。そして、ここは多国籍でもありますね。
現役のSUPER GTドライバーの関口雄飛選手と松田次生選手もスタッフとして加入しているのも特徴。コーディネーター兼リザーブドライバー、アンバサダー、それぞれ役職はありますが、ドライバーサポートをしっかりされています。
昨年、一気に伸びたチームですが、優勝目前と思える状況で結果を得られなかったことはとても悔しかったですね。だからこそ、今季はぜひ一勝がみたいです。チームの中は、とってもアットホームで居心地の良いんですよ。今年はこれまでを全部否定して新たに取り組むという西山総監督の言葉をリリースで伺いました。昨年レース中に起こったミスも、一緒に考え改善に取り組んだ総監督でもあります。これまでとチームの関わり方がもっと深くなりましたよね。悲願の優勝も近いと思っています。しっかり見届けますので頑張ってください!
会見で最初に、「チームチャンピオンを取りたい!」ということが目標と。ドライバーズタイトルを取る方が非常に難しいように思いますが(いやどのタイトルも難しいけど)。このチームチャンピオンとは、2台が速くないとダメなんですよね。どちらかでは絶対に取れないのです。チャンピオンとポイントゼロという組み合わせでは絶対に取れない。テクニカルディレクターの山田淳さんが開口一番にコレでした。しかも昨年の発言に引き続き…と。やっぱり完全優勝と行きたいところでしょう、常勝、強豪チームでもありますしね。これ切実ですよ、ライバルの強豪チームはしっかり持っていきましたからチームタイトル。まずは念頭におきましょう。
そして、今季はチャンピオンの坪井翔選手がゼッケン「1」で戦い、小枝正樹エンジニアが引き続き彼を担当します。一緒に獲りましたからね。目標は連覇ですよね。ただチャンピオンを獲得したからと言って、いつも小枝くんは謙虚、あ、ドライバーさんも。一から始める感が常にあります。今季はタイヤもまた変わっていますから、毎年同じではないので確かに一から構えていかないとダメなのかもね。そんな心積もりの彼ら。
チャンピオンの坪井選手は、テストのセッション中に珍しくスピンしました。これは、東コースの路面の張り替えによる継ぎ目の影響で起きましたね。滅多にミスをしない坪井選手のアクシデントで、どのチームもこの路面の状況を深刻に捉えたことと思います。たまたま、トムスのピットに居てみていましたが、坪井くんも戻ってきた時に、予期せぬ出来事だったのでしょう、あれ?みたいな表情をしていました。きっと開幕戦までに対策が施されると思います。4月にF1もあるし他のドライバーさんたちも心配をしていたので。
37号車は、おかえりなさいのサッシャ・フェネストラズ選手。国籍をスイスからアルゼンチンに変更です。両方の国で育ったそうですが、アルゼンチンの方が長くいるということで変更(彼の国のルールに則って)。ついこの前まで日本にいたので、そこまで長く会っていない感じはないですが、そっと見ていたらサッシャくん私を覚えていてくれて、ありがたかったです。まあ、デカいから覚えちゃっているか(笑)。
昨年はフォーミュラEを走っておりましたね、世界から舞い戻って、日本で再びスーパーフォーミュラ。SUPER GT(team sard 39号車ですよろしく)で頑張ります。トムスでスーパーフォーミュラを走りたいという希望を持っていたので、彼にはうれしい復帰ですね。世界のプライドは脱ぎ捨てていただいて、この手強いカテゴリーでまたチャレンジです。サッシャくんって、まだ25歳なのね。あらためて確認したら…。思えば若い頃から活躍しているからそりゃそうか。育成ドライバー小高選手と年齢変わりません。平良くんは一つ下ですね。彼らは刺激をバンバンに受けて欲しいです。
大立健太エンジニアが彼を担当。近年、厳しいシーズンを過ごし昨年はノーポイント…。チャンピオンチームだと。彼も当然悩んでいましたが、とにかく頑張るしかないのよね(漠然とでごめん)。会見では何やらかわいそうなくらい表情が強張っていて心配したけど、テストで走り始めたら楽しくなったと言っていて、お昼を食べるのを忘れていました。体制もいろいろ変わり、こちらも見守るポイントが増えました。それもシーズン中に各チームを追って紹介しますね。
このコラムが公開されたら、翌週がもう開幕戦!シーズンインですね!昨年、過去最高の動員数を誇ったスーパーフォーミュラ。今年も、盛り上げのための仕掛けをたくさん用意しているみたいです。開幕戦は、早速、東海道新幹線で来られる方へのコラボ企画が発表になっていました。
強豪チームも準備万端!タイトルをTOYOA GAZOO Racingが連続でドライバーズタイトルを獲得しましたが、いつ何が起こるかわかりません。「熱い戦い」、言葉だけではなく本当に毎戦、奥歯を噛み締めるような戦いが繰り広げられていますので、ぜひサーキットにお越しいただきたいです!モータースポーツが持つ感動を今季もみなさまとシェアしていきたいと思いますので、あらためてよろしくお願いします!
大谷幸子の近況
先月末アフリカのケニアに行って来ました。シーズン中に休めないことも多く、オフシーズンはしっかりどこかで休むと決めています。今やなかなかそれも出来ないことが多いのですがね。だから、目標としてオフシーズンの一月は自分の誕生日にもあたるので、旅に出ると数年前に決めました。
ケニアに行って来たのは良いのですが、遥か彼方の地平線を見ながら夜明けを感じたり、非日常の弱肉強食の世界を間近で見てしまったら、元の生活に戻ってもサバンナが恋しく(笑)。サーキットで取材をするだけでも刺激を受けまくる仕事をしているのにね(笑)。同等の世界を知ってしまい困っております。「一生に一度のアフリカ」の予定だったのですが、またいつか行こうという気持ちになっております。
ライオンたちの狩りの編隊を組む姿や自然の音以外全く何も聞こえてこない場所で、象が立ち止まり足を地面にしっかりつけ、地面を伝って遠く仲間と交信する姿など見たらもう言葉にならない感動がありました。壮大な自然の中で暮らす野生動物の姿に、今まで興味を持たなかったことがもったいなく、またその動物たちの生き様にまんまと魅せられました。
ケニアの国立公園などの保護区の外になりますが、WRCのケニアラリーが開催されるところでもあります。来月開催されますが、それも見たい!と思いました。スケジュールがダメで残念ですけどね。いつかまた海外でレースやラリーを取材したいですね。
非日常的なことに遭遇すると、こんなにも忘れられないものかと思いました。モータースポーツそのものは見てくださればそのまま感動を得ると思うのですが、取材からもそんな刺激や感動を伝えられたらいいなとあらためて思いながら、またサーキットに足を運んでいただけるよう頑張らなくてはと思いました。それでは、また!