ダカールラリーのスタートまで数日と迫り、TOYOTA GAZOO Racing（TGR）のダカールチームは、サウジアラビア北部の都市アルウラのビバーク地近くにチーム基地を備え、準備を整えました。ここアルウラでは、1月5日（金）に長いダカールラリーのスタートを切る、28kmのプロローグランが実施されます。TGRから出場する5台のGRダカールハイラックスEVO T1Uはこの地で完全に組み直され、公式車検を受ける前に全てのシステムが想定通り動作するかの確認のシェイクダウン走行を行う予定です。

ルーカス・モラエス／アルマンド・モンレオン組の206号車と、セス・キンテロ／デニス・センツ組の216号車の2台はレッドブルのカラーリングをまとい、ジニエル・ド・ヴィリエール／デニス・マーフィ組209号車、サオード・ヴァリアワ／フランソワ・カザレ組226号車、ガイ・ボッテリル／ブレット・カミングス組243号車の3台は、先日発表されたTGRの新たな2024年仕様のカラーリングとなります。

5台のGRダカールハイラックスEVO T1Uは、全12ステージで戦われるダカールラリー2024に挑みます。総走行距離約8000kmにも及ぶこの大イベントは、1月5日（金）アルウラ近くでのプロローグランでスタート。13日（土）にサウジアラビアの首都であるリヤドでの休息日を経て後半戦を戦い、19日（金）にサウジアラビア西部の港町ヤンブーでゴールを迎えます。

アラン・デュハディン（TGR W2RCチーム代表）：
TGRのダカールとW2RCチームにとって新たな時代への幕開けを前に興奮しています。T1U規格にあわせ、チーム一丸でいいクルマづくりを続け、新しくなったGRダカールハイラックスEVO T1Uという車両と、新たに加わった4組のクルーと共にダカールラリー2024に臨むことになります。ダカールとその後に続くW2RCシーズンを戦うクルーの幸運を祈ります。我々には、最高のGRダカールハイラックスEVO T1Uと最高の技術チームがあります。戦いの時は来ました。

シャミア・ヴァリアワ（シャミア・ヴァリアワ・レーシング チーム代表）：
私自身はドライバーとして2回ダカールラリーを完走してきましたが、今年はチーム代表としてだけでなく、誇らしい父親としてダカールに戻ってくることができて嬉しく思います。息子のサオードにとっては初めてのダカールラリーとなりますが、彼とフランソワのコンビがクリーンで良いレースを戦えることを祈っています。残りのチームメンバーについても、新しいGRダカールハイラックスEVO T1Uでの戦いぶり、そしてライバル車両との性能差を見るのが楽しみです。