• 山中 智瑛 (やまなか ともあき)

    山中 智瑛 (やまなか ともあき)

    出身地 栃木県

    誕生日 1993年8月4日

    2019年
    FIA Gran Turismo Championship Manufacturer Series ワールドチャンピオン(TOYOTA)
    2021年
    FIA Gran Turismo Championship Manufacturer Series ワールドチャンピオン(TOYOTA)
    2021年
    TOYOTA GAZOO Racing GT Cup ワールドチャンピオン
  • 宮園 拓真 (みやぞの たくま)

    宮園 拓真 (みやぞの たくま)

    出身地 兵庫県

    誕生日 2000年1月6日

    2020年
    FIA Gran Turismo Championship World Tour Sydney Nations Cup 優勝
    2020年
    GR Supra GT Cup ワールドチャンピオン
    2020年
    FIA Gran Turismo Nations Cup ワールドチャンピオン
    2021年
    TOYOTA GAZOO Racing GT Cup第2位
  • 小林 利徠斗(こばやし りくと)

    小林 利徠斗(こばやし りくと)

    出身地 山形県

    誕生日 2005年7月1日

    2015年
    カートデビュー
    2020年~2021年
    ヤマハ Formula Blue スカラシップ参加
    2021年
    全日本カート選手権 FS-125クラス 東西統一 シリーズ8位
    2021年
    TOYOTA GAZOO Racing GT Cup第3位
    2022年
    TGR-DC RSスカラシップドライバー/FIA-F4選手権参戦

TOYOTA GAZOO Racing GT Cupのトップドライバー3人がe-Motorsportsへの想いと情熱を語る

TOYOTA GAZOO Racing GT Cup 2021(以下、TGR GT Cup 2021)の世界チャンピオンであり、名実ともに世界トップレベルe-Motorsportsドライバーの山中智瑛選手。GR Supra GT Cup 2020の世界チャンピオンであり、TGR GT Cup 2021では、2位の宮園拓真選手。そしてe-Motorsportsドライバーで注目の10代、リアルモータースポーツへの挑戦も着実に刻む小林利徠斗選手。国内トップドライバーの3人が一堂に会し、それぞれのe-Motorsportsへの想いと情熱を語ってくれました。ムービーコンテンツとともにインタビューの内容をお届けいたします。

車との出会い

Q 車との出会い

  • 山中選手

    山中選手

    5歳までは、車より電車や機関車に興味があり、初代グランツーリスモがきっかけで、車が面白いと感じました。電車や機関車のようにレール上ではなく、車は自分で好きなようにコントロールできるのが面白く、はじめは、コースの壁にぶつかりながらの走行でしたが、のめりこんでいきました。また、全日本GT選手権を2001年に初めて見たことも車との出会いのひとつ。サウンドやバトルなど、小学生ながらに魅了され、色々な車を知るきっかけにもなりました。

  • 宮園選手

    宮園選手

    父が車好きで、小さい頃から、ミニカーやレースDVDが沢山ある環境でした。テレビモニターを通じてレーシングサウンドやバトルに感激したことを今でも覚えています。

  • 小林選手

    小林選手

    4~5歳の頃、車のゲームで遊んで以来、ずっと車に興味があります。徐々に熱中する中で、リアルな車を運転したいと想い、10歳の時、スポーツランドSUGOのカート体験会をきっかけに、リアルなモータースポーツにも、はまっていきました。

e-Motorsportsとの歩み

Q e-Motorsportsと出会い、見えたもの

  • 山中選手

    山中選手

    自分を表現する場所が出来たことです。自分の良いところも悪いところも、すべてレースに現れるため、e-Motorsportsは自分にとって、非常に大きな存在です。これからの人生を歩んでいく上でも、必ず関わり続けるものだと思います。

  • 宮園選手

    宮園選手

    幅広い年齢や職業の方々と触れ合う機会が増え、視野が広がったことです。大会の現場に行くと、自分たちが活動できる場は沢山の方々のおかげで支えられていることを実感します。

Q チャレンジし続ける理由

  • 山中選手

    山中選手

    好きなものを続けていけば、新しい世界が見え、非常に魅力的だから。一番重視していることは、好きかどうか。選手として活動するだけでなく、e-Motorsportsを広めるためにできることを、自分を先頭にして切り開いて行きたいです。

  • 宮園選手

    宮園選手

    継続できているのは、好きという理由が一番。好きだからこそ、続けていても苦にならず、むしろ楽しくて熱中しています。また、自分の努力した結果がわかりやすくタイムに現れるため、モチベーション維持にも繋がります。
    挑戦する中で、父は、機材の整備を手伝ってくれたり、いつも生中継でレースを見てくれています。一方で、今自分が置かれている環境が当たり前ではないことも忘れてはいけないと思います。

Q トップドライバーの戦略と想い

  • 山中選手

    山中選手

    相手が考えていることを読み合いながら戦うことを重視しています。また、自分を客観的に見ることです。TGR GT Cup 2021で優勝したことで、応援、支援してくださる沢山の方々に喜んでいただけました。勝つことの意義はここにあると。また、e-Motorsportsを新たなモータースポーツの形として、もっと多くの方々に、知ってもらえるような活動にも取組んでいきたいです。
    そういう意味でもTGR GT Cup 2021で3位となった若い世代、小林選手には期待しています。バーチャルでもリアルの世界でも活躍する次世代を担うドライバーだと思います。いま一緒に戦えることが嬉しく、感謝しています。

  • 宮園選手

    宮園選手

    周りの選手の走り、状況を常に注意しています。例えば、誰がどの位置を走っているとか、ピットインのタイミングはいつか、どのタイヤに変えたか などです。

  • 小林選手

    小林選手

    TGR GT Cup 2021での3位は、総合的に自分の実力が足りず、失敗が積み重なった結果だと思います。悔しいですが認めざるをえないです。e-Motorsportsの世界は、プレイヤー人口が多く、上位選手が沢山います。改めて、世界大会のスケールの大きさを実感しています。山中選手は、自分がグランツーリスモを始めたころから、トップで活躍している選手なので、いつかは追いつきたいです。

Q トップドライバーとして 心掛けていること

  • 山中選手

    山中選手

    自分が得た経験をどのように、かみ砕いて伝えればよいかを考えます。ドライビングの組み立てかたは、人それぞれ異なるので、難しいです。教える中で、自分自身も、車への理解がさらに深まり、スキルアップにつながっています。

  • 宮園選手

    宮園選手

    人によって、車の動きの理解度合いやドライビングの理論が異なるため、それぞれの理解度や特性に合わせた適切なアドバイスができるように心がけています。

ターニングポイント

Q ここがターニングポイント!

  • 山中選手

    山中選手

    中学2年生で参加した初のオンライン対戦です。全く歯が立たず、順位は…そこで、タイムを1秒ずつ縮めるところから始め、練習を続けた結果、高校生で初めて日本トップ10に入ることができました。

  • 宮園選手

    宮園選手

    挫折の瞬間は何度もあります。中でも、絶対優勝するぞっていう意気込んだグランツーリスモ決勝大会で、ほかのチームの車と接触、自分の責任でチームがペナルティを受けてしまい、レースを台無しにしてしまいました。この経験があるからこそ、成長でき、糧になっていると思います。
    リアルなモータースポーツは、資金面やサーキットが遠いなど色々な制約があります。一方、e-Motorsportsは、コストや場所、時間のハードルが低く、参加しやすい。そんな魅力を広く伝えていきたいです。

  • 小林選手

    小林選手

    オンラインのタイムトライアルでトップ10に名前が乗り始めるようになり、モチベーションが上がり始めました。

e-Motorsportsで見えた世界

Q プライベート

  • 山中選手

    山中選手

    e-Motorsportsで出会った仲間と、リアルな走行会に行くことも。レンタルカートでレースなど、幅広く交流しています。世界中、言語に関わらず、一緒にレースをするだけで、仲間が増えていきます

  • 宮園選手

    宮園選手

    以前までは、車好きな友人は少なかったのですが、e-Motorsportsを通じて多くの仲間に出会えました。また、グランツーリスモを始めるまでは、日本の友達だけでしたが、今は、ドイツやアメリカをはじめ、色々な国の方々と仲良くなり、海外の文化も知ることもでき、新鮮で嬉しいです

Q 仲間・ライバル

  • 山中選手

    山中選手

    実は自分だと思っています。自分に勝たないと他の選手にチャレンジできる権利もないためです。その上で1人、ライバルを上げるとすると、宮園選手には負けたくないと思います。

  • 宮園選手

    宮園選手

    ライバルは、山中選手です。ライバル、友達、ドライバー仲間だったり、色々な側面ありますが、ライバルの側面が一番大きいです

Q あなたにとってe-Motorsportsとは?

  • 山中選手

    山中選手

    人生そのものです。

  • 宮園選手

    宮園選手

    人生です。自分にとっての一番の趣味で、かけがえのない存在です。

  • 小林選手

    小林選手

    私にとって、無くてはならないもので、これからを共にしていくある種の友達、パートナーのような存在です。

リアル×e-Motorsportsの世界

Q リアルなモータースポーツとの違い

  • 小林選手

    小林選手

    リアルでは、ヘルメットを被り、スーツを着る準備があります。車に乗ると実際に風が流れて、車が動くという一連の動作があります。ハンドルから手へ、ペダルから足へ伝わる情報、そして、車の衝撃はシートを通じて背中から伝わります。また、タイヤ、シャシー、エンジン、ドライバー、路面のコンディションなど、すべての要素が関わっていく上で、レースが成り立ちます。
    一方e-Motorsportsでは、車の動きや、自分の動かし方が、画面上で収まります。特に背中からの情報は、一切伝わらないため、すべてをハンドルで処理しきらなければなりません

Q TGR-DCへの想い

※TGR-DCは、TGRドライバー・チャレンジ・プログラムのこと。日本および世界のトップカテゴリーで活躍できるドライバーを育てるためのプログラム。優れた才能を発掘し、磨きあげるだけでなく、継続的にステップアップできるようサポートしています。小林 利徠斗選手は、2022年 TGR-DC RSスカラシップドライバーとして参加しています。

  • 小林選手

    小林選手

    小さい頃から世界中で活躍できるプロレーサーへの夢があります。TGR-DCに受かれば、ドライバーとしてフォーミュラやその先へと繋がると思い、挑戦。選ばれた時は、関わってくれた方々への感謝とフォーミュラへのまず第一歩を踏み出せたことで、嬉しかったです。グランツーリスモとうまく組み合わせることで、さらに技術の向上につながるので、リアルとバーチャルを両立して頑張りたいと思います。

Q リアルなモータースポーツの厳しさ

  • 小林選手

    小林選手

    ステップアップすればするほど、関わる人も増えていく一方で、一緒に頑張っていた仲間がセレクションで減っていったり。改めて、トップレーサーは限られた一握りの人しかなることが出来ないと実感しています。今後も、更にステップアップをして、活躍していきたいと思います

TOYOTA GAZOO Racingがお届けするTGR GT Cup 2022シリーズも、残すところ予選3ラウンド!!
皆様のご参加をお待ちしております!!

2022年 TOYOTA GAZOO Racingは、2つのe-Motorsportsシリーズをお届けします。世界No,1ドライバーの称号を手にするべく、11月の決勝大会に向け、ワールドワイドな熱戦が繰り広げられているTGR GT Cup 2022。

そして、この夏、新たなシリーズとして、17歳以下対象のオンライン大会「BRIDGESTONE GT タイムトライアル U17 by TOYOTA GAZOO Racing」が開幕。国内免許取得前の若きe-Motorsportsドライバーたちが熱いタイムトライアルを展開します。
2022年の夏は、TOYOTA GAZOO Racingのe-Motorsportsシリーズで、熱く盛り上がりましょう!!
皆様のご参加をお待ちしております!!

TOYOTA GAZOO Racing GT Cup 2022

予選

Rd.1 5月15日(日) SF19 Super Formula スパ・フランコルシャン(ベルギー)
Rd.2 5月22日(日) トヨタ スープラ GT500 '97 (Castrol TOM'S) 鈴鹿サーキット(日本)
Rd.3 6月5日(日) GR010 HYBRID サルト・サーキット(フランス)
Rd.4 7月3日(日) SF19 Super Formula ニュルブルクリンクGP(ドイツ)
Rd.5 7月24日(日) GR86/ SUBARU BRZ オートポリス(日本)
Rd.6 8月14日(日) GR Supra 富士スピードウェイ(日本)
Rd.7 8月28日(日) GR YARIS 未定

ファイナル

決勝大会 11月 未定 未定

※日程や、コースは変更になる可能性があります。

レース開催時間(5地域毎に異なります)

アジア地区 21:00 (JST) 22:00 (JST) 23:00 (JST)
オセアニア地区 19:00 (AEST)
18:00 (JST)
20:00 (AEST)
19:00 (JST)
21:00 (AEST)
20:00 (JST)
欧州中東アフリカ地区 18:00 (CET)
翌日2:00 (JST)
19:00 (CET)
翌日3:00 (JST)
20:00 (CET)
翌日4:00 (JST)
北米地区 16:00 (PST)、19:00 (EST)
翌日9:00 (JST)
17:00 (PST)、20:00 (EST)
翌日10:00 (JST)
18:00 (PST)、21:00 (EST)
翌日11:00 (JST)
中南米地区 14:00 (PST)、17:00 (EST)
翌日7:00 (JST)
15:00 (PST)、18:00 (EST)
翌日8:00 (JST)
16:00 (PST)、19:00 (EST)
翌日9:00 (JST)

※レース開催時間は変更になる可能性があります。

BRIDGESTONE GT タイムトライアル U17by TOYOTA GAZOO Racing

開催スケジュール

予選

Rd.1 タイムトライアル 7月16日(土)~24日(日) GR86 オートポリス
Rd.2 タイムトライアル 8月6日(土)~14日(日) GR Supra 富士スピードウェイ
Rd.3 タイムトライアル 8月20日(土)~28日(日) GR YARIS コロラドスプリングス・レイク

決勝

決勝大会 レース 10月2日(日)(予定) 未定 未定

※日程や、コースは変更になる可能性があります。