Rd.9 第46回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2018 10/12-10/14

Rd.9 第46回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2018 10/12-10/14

歴史的情緒が漂う飛騨高山地方を舞台に
伝統あるラリーハイランドマスターズが開催

今年で46回目を迎える伝統の1戦、全日本ラリー選手権第9戦「第46回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2018」が10月13日(土)〜14日(日)のスケジュールにて開催される。舞台は、江戸時代の面影を残す古い町並みが近年外国人旅行客からも人気を博す飛騨高山。ラリーの舞台は周辺山間部の林道となる。全日本ラリー選手権としては、現在行われている大会の中で最も長い歴史があり、多くのドラマを生んできた。かつては競技車にとって厳しいコース設定が特徴で、「カー・ブレイク・ラリー」とも呼ばれていた。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)の路面は、6戦ぶりに舗装路(ターマック)となり、SSの総走行距離は87.28kmが予定されている。ラリーの拠点は高山市にある道の駅「モンデウス飛騨位山スノーパーク」の駐車場に置かれ、観戦ステージは「ひだ舟山スノーリゾートアルコピア」に設けられる。

カー・ブレイク・ラリーが復活か?
チームの事前準備と対応力が問われる大会に

ラリーは10月13日(土)、観戦ステージが設けられる「ひだ舟山スノーリゾートアルコピア」で行われるセレモニアルスタートに続いて、SS1がスタート。13日(土)に6つのSS、14日(日)にも6つのSSを行い、合計で12本のSSを行い、14日の14:00過ぎにフィニッシュを迎える。
2007年までは未舗装路(グラベル)で行われていたが、2008年より舗装路での開催となってからは0.1秒を争うスプリントラリーの要素が強くなっていた。しかし、昨年は前日に降った雨の影響もあり、定番となっているSSに落ち葉や落石、泥などが多くリタイアが続出。かつての「カー・ブレイク・ラリー」を彷彿とさせる、車両とクルーにとって過酷なラリーとなった。今年の路面はどちらの側面を見せるのか。天候が不安定な今シーズン、事前の準備を含めチームや選手を悩ませる展開が予想される。

昨年のラリーハイランドマスターズでのTOYOTA GAZOO Racingは、TGR Vitz CVTでJN3クラス2位表彰台を獲得。 昨年のラリーハイランドマスターズでのTOYOTA GAZOO Racingは、TGR Vitz CVTでJN3クラス2位表彰台を獲得。

TOYOTA GAZOO Racingは、「人を鍛え、クルマを鍛える」ことを目的に、2015年より全日本ラリー選手権に参戦。今年シーズンは第3戦「NISSIN Rally丹後2018」からVitz GRMNをベースとした新型車両「TGR Vitz GRMN Rally」を投入し、JN5クラスにエントリーする。福島県で開催された第7戦「ラリーinいわき」で今季チーム初勝利に加え「TGR Vitz GRMN Rally」にとっても全日本ラリー選手権の初優勝を獲得。続く前戦「ラリー北海道」には、走行距離が長く、速度域が高いラリーに向けて車両に改良を施し臨んだ。スタート直後はJN5クラスの4番手を走行するも、同大会で最長距離となるSS4で横転。車両のダメージが大きく、リタイアの決断を行った。
豊岡悟志チーム監督は、「前回大会を優勝したことで、チーム全体がいい流れでラリーに挑めたので、この結果は非常に残念です。ドライバー、コ・ドライバーともに怪我がなかったことは安堵しています。ラリーの現場でしか得られない経験と課題を次戦以降につなげていきたいと思います」と語った。ドライバーの眞貝知志は、本年第3戦以来の舗装路ラリーとなる第9戦に向けて、「TGR Vitz GRMN Rallyは熟成が進んでいるので、いい走りができると思っています」と自身が得意とする舗装路ラリーでの活躍を誓った。

大会基本情報

開催地:
岐阜県高山市
日程:
10月12日(金)~10月14日(日)
サービスパーク:
モンデウス飛騨位山スノーパーク駐車場(岐阜県高山市一之宮町刈安7846-1)
路面:
舗装路(ターマック)
SS:
12(SSトータル距離:87.28km)
総走行距離:
341.75km

※最新情報は 大会公式サイト >> をご覧ください。

Takayama NOW
loading...
°C
Current
mm
°C
°C

観戦ポイント

○セレモニアルスタート、観戦ステージ、各種イベント
ひだ舟山スノーリゾート アルコピア
岐阜県高山市久々野町無数河4141


○サービスパーク、セレモニアルフィニッシュ
モンデウス飛騨位山スノーパーク
岐阜県高山市一之宮町刈安7846-1

13日(土)、14日(日)の両日、「ひだ舟山スノーリゾートアルコピア」に観戦ステージが設けられる。SSでのラリーカーの走りが見られる観戦ステージはアルコピアのみだが、観客は高台になっている場所から走行を見ることができ、迫力ある走りをじっくりと観戦できるとして、例年人気が高い観戦スポットである。ラリーは舗装路で行われるが、この観戦ステージの路面は砂利が多く、砂を巻き上げドリフトで駆け抜ける迫力満点の走行シーンが見られる。また、雨天時でも休憩が可能な屋内スペースに、飲食店やラリー関連企業のブースが多数出展するなど、家族連れやラリー観戦初心者にも優しいエリアだ。観戦料金は2,000円(2日間有効、駐車代込み)で、中学生以下は無料となる。2日間で各日、ふたつのSS、合計4つのSSを観戦できるほか、13日に競技に先立って行われるセレモニアルスタートも観戦できる。ラリーカーとの距離が近く、選手にハイタッチができるかもしれない。
サービスパークは、道の駅「モンデウス飛騨位山スノーパーク」に設けられる。チームの整備作業が見られるほか、競技終了後には各クラス上位3位までに入った選手が称えられるセレモニアルフィニッシュが行われる。道の駅では、軽食が食べられる飲食店や飛騨高山地方のお土産店などに加え、ドッグランや周辺の観光情報を手に入れられるインフォメーションコーナーなどがある。駐車料金は無料で、ラリー観戦者は専用エリアでの駐車となる。
観戦ステージが設けられる「ひだ舟山スノーリゾート アルコピア」とサービスパークが設けられる「モンデウス飛騨位山サービスパーク」間の移動手段は自家用車のみ。通常なら20〜30分ほどで往来が可能であるが、ラリー開催期間中の周辺道路は混雑が予想されるので、観戦には事前にスケジュールの確認が必要だ。また、ラリーカーやサービス作業の妨げにならないような行動を心がけたい。

○セレモニアルスタート、観戦ステージ、各種イベント
ひだ舟山スノーリゾート アルコピア
岐阜県高山市久々野町無数河4141
○サービスパーク、セレモニアルフィニッシュ
モンデウス飛騨位山スノーパーク
岐阜県高山市一之宮町刈安7846-1

スケジュール

※2018年10月5日時点の情報です。 最新情報は 大会公式サイト >> をご覧ください。

    • ■セレモニアルスタート、観戦ステージ、各種イベント
      ひだ舟山スノーリゾート アルコピア
      岐阜県高山市久々野町無数河4141
    • ○観戦費用
      2,000円/駐車料金込み
    • ※中学生以下無料
    • ※2日間有効、プログラム付き
    • ○セレモニアルスタート
      10/13(土)9:20~
    • ○観戦ステージ SS アルコピア-無数河/SS 無数河-アルコピア
      10/13(土)11:34~、15:16~
      10/14(日)9:54~、13:06~
    • ※上記時間は参考時間です。
    • ※時間は変更となる場合がございます。
    • その他詳しくは公式サイトをご覧ください >>
    • ■サービスパーク/セレモニアルフィニッシュ
      モンデウス飛騨位山スノーパーク
      岐阜県高山市一之宮町刈安7846‐1
    • ○入場費用
      入場無料/駐車無料
    • ○開場時間
      10/13(土)8:00~
      10/14(日)7:00~
    • ※上記時間はサービス開始のおおよその目安時間です。
    • ※サービスパークにご来場の際は競技車両の通行にお気をつけください。
    • ○セレモニアルフィニッシュ
      10/14(日)15:09~
    • ※上記時間は参考時間です。
    • ※時間は変更となる場合がございます。
    • その他詳しくは公式サイトをご覧ください >>
全日本ラリー選手権 2017 第8戦 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2017 2017年10月13日(金)-15(日)
全日本ラリー選手権 2017
第8戦 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2017
2017年10月13日(金)-15(土)

全日本ラリー TOP