2018年プレスリリース

LEXUS CUSTOMER RACING 2018年 マンスリーレポート No.7
欧州Blancpain GTシリーズの「LEXUS RC F GT3」は
参戦初年度に優勝1回、表彰台2回の活躍を見せシーズン終了

2018.10.04(木)- 10:15配信

9月に入り、モータースポーツシーズンもいよいよ後半戦。LEXUS RC F GT3も世界中で激戦を繰り広げています。今回のレポートでは、1週おきの3連戦でシーズンフィナーレを迎えた欧州Blancpain GTシリーズ、ラグナセカで行われた米国WeatherTech SportsCar Championship(GTDクラス)、そして国内ではSUGOでのSUPER GT(GT300)、もてぎでのスーパー耐久(ST-Xクラス)の模様をお伝えします。

第9戦 ニュルブルクリンク スプリントレースを戦うエミル・フライ・レクサス・レーシング 14号車

Blancpain GTシリーズ第8戦 ハンガロリンク スプリントレース

 8月31日(金)から9月2日(日)にかけて、ハンガリー・ブダペストのハンガロリンクで、Blancpain GTシリーズの第8戦がスプリントカップとして行われました。今季より同シリーズには、2台のLEXUS RC F GT3がエミル・フライ・レクサス・レーシングにより参戦しています。
 土日の2レース制で行われるそれぞれの決勝レースのグリッドを決定すべく、2セッションで行われた予選では、LEXUS RC F GT3を駆るアルバート・コスタ/クリスチャン・クリエン組の14号車が予選1回目10番手、予選2回目9番手。ノルベルト・シードラー/マルクス・パルタラ組の114号車は予選1回目開始早々にクラッシュを喫し、両レースともに最後尾からのスタートとなりました。
 9月1日(土)の決勝レース1は、濡れた路面から徐々に乾いていくというコンディションの中、14号車が好走を見せ、スプリントカップでは過去最高位となる6位フィニッシュ。予選のクラッシュからメカニックの懸命の作業により修復した114号車も、最後尾から追い上げ11位でチェッカーを受けました。
 2日(日)はあいにくの雨模様で、ヘビーウェットコンディションの下、セーフティカー先導で決勝レース2が開始。レース途中でも再度セーフティカーが導入されるほどの激しい雨に見舞われる難しいコンディションで、2台のLEXUS RC F GT3は13位、14位に終わりました。

第8戦 レース1 リザルト

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
6位10番手14アルバート・コスタ
クリスチャン・クリエン
エミル・フライ・
レクサス・レーシング
3333.879
11位22番手114ノルベルト・シードラー
マルクス・パルタラ
エミル・フライ・
レクサス・レーシング
3359.170

第8戦 レース2 リザルト

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
13位9番手14アルバート・コスタ
クリスチャン・クリエン
エミル・フライ・
レクサス・レーシング
2818.554
14位22番手114ノルベルト・シードラー
マルクス・パルタラ
エミル・フライ・
レクサス・レーシング
2820.214

Blancpain GTシリーズ第9戦 ニュルブルクリンク スプリントレース

 9月14日(金)から16日(日)にかけて、ドイツのニュルブルクリンク・サーキットでBlancpain GTシリーズの第9戦がスプリントカップの最終戦として行われました。
 予選1回目では、LEXUS RC F GT3 14号車のアルバート・コスタが素晴らしいラップタイムをマークし、これまでの最上位となる最前列2番手グリッドを獲得。114号車は13番手。予選2回目は、114号車が12番手、14号車が14番手となりました。
 15日(土)の決勝レース1は、2番手スタートの14号車コスタが健闘を見せましたが、中盤、クリスチャン・クリエンへのドライバー交代のためにピットインした際にタイムロス。7位でコースに復帰したクリエンは6位へとポジションを上げてフィニッシュ。114号も12番手スタートから10位でチェッカーを受けました。レース後、上位車両が失格となったため2台はひとつずつ結果が繰り上がり、5位、9位という結果となりました。
 16日(日)の決勝レース2は、今季スプリントカップの最終レース。14番手スタートの14号車クリエンが抜群のスタートダッシュを決め5つポジションアップ。クリエンから後退したコスタも第3セクターでベストタイムをマークする速さを見せ、7位フィニッシュ。114号車もこれに次ぐ8位でチェッカーを受け、LEXUS RC F GT3はスプリントカップの最終戦、2レースともに2台揃ってのトップ10フィニッシュを果たしました。

第9戦 レース1 リザルト

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
5位2番手14アルバート・コスタ
クリスチャン・クリエン
エミル・フライ・
レクサス・レーシング
2917.191
9位13番手114ノルベルト・シードラー
マルクス・パルタラ
エミル・フライ・
レクサス・レーシング
2922.686

第9戦 レース2 リザルト

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
7位14番手14アルバート・コスタ
クリスチャン・クリエン
エミル・フライ・
レクサス・レーシング
3115.207
8位12番手114ノルベルト・シードラー
マルクス・パルタラ
エミル・フライ・
レクサス・レーシング
3121.242

Blancpain GTシリーズ第19戦 バルセロナ 3時間耐久レース

 9月28日(金)から30日(日)にかけて、スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットでBlancpain GTシリーズの今季最終戦となる第10戦が3時間の耐久レースとして行われました。
 3セッションで行われた予選の平均タイムで決定される決勝スターティンググリッドは、アルバート・コスタ/クリスチャン・クリエン/マルコ・シーフリード組のLEXUS RC F GT3 14号車が19番手、ステファン・オルテリ/ノルベルト・シードラー/マルクス・パルタラ組の114号車はトラブルに見舞われ3セッション目を走れず、ほぼ最後尾の51番手からスタートすることとなりました。
 29日(日)午後3時に、52台のGT3車両による、シリーズの最終戦となる3時間耐久レースがスタート。シーフリードがスタートを担当した14号車は2つポジションを上げましたが、10周目にパワーダウンに見舞われピットへ。排気系の破損により、レース序盤にしてリタイアを余儀なくされました。
 オルテリがスタートを担当した114号車は、予選のトラブルを修復したためピットスタート。猛烈な追い上げで31周目には27位までポジションを上げてピットイン。ドライバーチェンジしたパルタラも上位勢と遜色ないタイムで23位までポジションを上げましたが、58周目にトラブルに見舞われ、コース脇に車両を停めて戦線離脱となりました。
 最終戦を2台リタイアという無念の結果で終えたエミル・フライ・レクサス・レーシングですが、LEXUS RC F GT3にとって同シリーズデビューイヤーとなった今季は、第4戦シルバーストーンで3位表彰台、第5戦ポールリカール1000kmで初優勝を挙げるなどLEXUS RC F GT3のパフォーマンスを示したシーズンとなりました。

第10戦バルセロナ3時間レース リザルト

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
リタイア51番手114ステファン・オルテリ
ノルベルト・シードラー
マルクス・パルタラ
エミル・フライ・
レクサス・レーシング
5735 Laps
リタイア19番手14アルバート・コスタ
クリスチャン・クリエン
マルコ・シーフリード
エミル・フライ・
レクサス・レーシング
983 Laps
  • エミル・フライ・レクサス・レーシング 14号車
  • エミル・フライ・レクサス・レーシング 114号車

WeatherTech SportsCar Championship第11戦ラグナセカ
Continental Tire Monterey Grand Prix

 9月7日(金)から9日(日)にかけて、米国カリフォルニア州モントレーのウェザーテック・レースウェイ・ラグナセカでWeatherTech SportsCar Championshipの第11戦が2時間40分のセミ耐久レースとして開催されました。
 予選では、ドミニク・ボウマン/カイル・マルチェリ組の14号車が6番手、ジャック・ホークスワース/デイビッド・ハイネマイヤー・ハンソンの15号車が8番手につけました。
 決勝レースでは、15号車が中盤フロントグリルへのダメージを受けポジションを落としたものの、ホークスワースがレース中クラス2番目の最速ラップをマークする速さを見せ、7位でフィニシュ。
 14号車はレース序盤にアクシデントに巻き込まれましたが何とかレースを続行。一時は2位までポジションを上げました。しかし、最後のピットストップ時にタイムをロスし、10位でチェッカー。LEXUS RC F GT3は2台がトップ10フィニッシュを果たしました。

リザルト(GTDクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
7位8番手15ジャック・ホークスワース
デイビッド・ハイネマイヤー・ハンソン
3GT Racing961 Lap
10位6番手14ドミニク・ボウマン
カイル・マルチェリ
3GT Racing961 Lap
  • 3GT RacingのLEXUS RC F GT3 14号車
  • 3GT RacingのLEXUS RC F GT3 15号車

SUPER GTシリーズ第6戦 SUGO
SUGO GT 300km RACE

 9月15日(土)、16日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOでSUPER GT第6戦「SUGO GT 300km RACE」が開催されました。
 今季の同シリーズには、GT300クラスに3台のLEXUS RC F GT3が参戦しています。
 15日(土)の予選は、1周が短く狭いSUGOならではの、2グループに分けてのアタックとなりました。AグループでQ1を走ったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は、宮田莉朋が6番手でQ2へ進出し、9番手グリッドを獲得しました。Aグループのarto RC F GT3 35号車は27番手、BグループのK-tunes RC F GT3 96号車は24番手から決勝に挑むこととなりました。
 16日(日)は前日までの涼しさとは一転、暑さを感じるほどの好天に。多くのファンが見守る中で午後2時にスタートが切られました。
 9番手スタートの60号車は、前半を吉本大樹が担当しトップ10争いを展開。後半を担当した宮田はピットアウト直後にコースオフを喫し、その後他車から追突されるなどのアクシデントもありましたが、着実に走り切り9位でフィニッシュ。ポイント獲得を果たしました。
 96号車は追い上げを見せましたが、終盤他車との接触でペナルティを受けることとなり14位でフィニッシュ。35号車は18位に終わりました。

リザルト(GT300クラス)

順位グリッドNo.ドライバー車両名周回トップとの差
9位9番手60吉本 大樹
宮田 莉朋
SYNTIUM LMcorsa RC F GT37620.738
14位24番手96新田 守男
中山 雄一
K-tunes RC F GT3751 Lap
18位27番手35ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
arto RC F GT3751 Lap
  • SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
  • K-tunes RC F GT3
  • arto RC F GT3

ピレリスーパー耐久2018 第5戦 もてぎ
もてぎスーパー耐久 5Hours Race

 9月22日(土)、23日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎでピレリスーパー耐久シリーズの第5戦「もてぎスーパー耐久 5Hours Race」が行われました。同シリーズには今季よりLEXUS RC F GT3がMAX Racing 244号車として参戦しています。
 予選ではA、Bドライバーの2人がアタックし合算タイムでグリッドを決定。244号車は6番手グリッドとなりました。
 決勝レースでは、スタートしてまもなくコースオフを喫し、大きくポジションダウン。しかし、その後追い上げを見せ、総合でも上位争いに復帰しました。
 5位までポジションを戻した244号車は、更なる追い上げを目指しプッシュしましたが、5位でチェッカーを受けました。

リザルト(ST-Xクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
5位6番手244GoMax
田中哲也
佐藤公哉
土屋武士
MAX Racing1482 Laps
  • ピレリスーパー耐久2018 第5戦 もてぎを戦うMAX Racing 244号車
  • MAX Racing 244号車