
万葉のふるさと 歴史と文化の街
ようこそ高岡市へ
開催地からのごあいさつ
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TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジの開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
去る一月一日に発生した「能登半島地震」は、高岡市に大きな爪痕を残しました。震災から半年以上経過しましたが、今もなお、生活に苦しんでいる方がおられます。そういった中で高岡市では独自の支援策を講じながら、復興に向けて歩み始めています。
今回の大会は震災復興に向けて、地元の方々に元気を取り戻してもらうことをコンセプトの1つとしています。セレモニアルスタートを伏木地区の国宝「勝興寺」にて実施し、TOYOTA GAZOO Racing PARKではステージイベントに地元の子供たちの出演を予定しています。
市民の皆さまはもちろん、来場される皆さまにもよりいっそう楽しんでもらえる大会となっております。このように大会開催を迎えられたことはトヨタ自動車をはじめ、関係者の皆さまのご尽力の賜物であり、深く敬意を表しますともに、厚くお礼を申し上げます。さて、高岡市の歴史は古く、天平の時代から伏木の地に越中国府が置かれ、万葉の歌人・大伴家持が越中国守として赴任し、風光明媚な雨晴海岸や二上山などに感銘を受けて多くの秀歌を詠んでいます。元号の「令和」はその大伴家持が編纂した万葉集から引用されております。ラリーに参加されるチームの皆さまには、「万葉ゆかりの高岡」の豊かな自然を満喫していただきたいと思います。
また、高岡市は慶長14年(1609)、加賀藩前田家二代当主前田利長によって高岡城が築かれ、高岡のまちが開かれており、以来400年にわたり高岡銅器や高岡漆器など「ものづくりの技と心」を脈々と受け継いでおります。
さらには、高岡御車山祭など歴史的祭礼や伝統的な町並み・建造物など、「高岡らしい」風情や情緒が色濃く残っており、国宝「瑞龍寺」や「勝興寺」、重要伝統的建造物群保存地区の「山町筋」「金屋町」「吉久」など、見どころがたくさんあります。ご来場の皆さまには、この大会を楽しんでいただくとともに高岡市の様々な魅力に触れていただければ幸いです。
結びに、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジの成功と関係の皆さまのご健勝・ご多幸を祈念して挨拶とさせていただきます。高岡市長 角田 悠紀
ラウンドの魅力
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TGRラリーチャレンジ in 高岡万葉は、前身のTRDラリーチャレンジが2010年に富山県で初めて開催され、その後2014年から高岡市にステージを移し今年で11回目(富山開催は14年連続)となります。
今年のTGRラリーチャレンジ in 高岡万葉は、1月の能登半島地震で大きな被害を受けた地域、高岡市伏木地区を会場の中心とし、この地域を元気にすべく【がんばろう 高岡震災復興ラリー】として開催いたします。
セレモニアルスタートを国宝 勝興寺の正門とし、今大会が盛り上がるよう準備を進めております。メインコースである国定公園の万葉ラインは地元のランナーや登山に人気ルートになっており、自治体や地元の皆様のご協力のもとに実現し、クルマにも人にも優しく安全面に配慮したコースとなっております。ルート上には富山湾と立山連峰が眺められる絶景ポイントも多数あり、リエゾン中でも秋の日本海と高岡をご堪能いただけます。また、林道コースは、初心者も十分に楽しめるリズミカルなコース設定となっており緊張感あるラリーを楽しんでいただけます。
ギャラリーステージはTOYOTA GAZOO Racing PARKと併設した特設会場に設定し多くのギャラリーの中でテクニックを披露できるコース設定を予定しておりますので、ぜひお越しいただき、ドライバーたちの巧みな運転をお楽しみください。
チーム一同、出場されるエントラントの皆様が楽しく、また挑戦し甲斐のあるコースとなるよう今後も準備を進めてまいります。出場される選手の皆様が本ラウンドで存分に実力を発揮することができ、高岡市での2日間が充実したものとなるよう、今年も開催に向けて全力を注いでまいります。皆様のエントリーを、心よりお待ち申し上げます。
JAF加盟クラブ
モータースポーツチームPUMA (PUMA)
代表 増川 智