大空に八ヶ岳が映えるここ茅野市において「TOYOTA GAZOO Racing Rally challenge 2022 in八ヶ岳 茅野」が開催される運びとなりました。
トヨタ自動車様をはじめ、関係各社のご協力と大会関係者、協賛各社また市民の皆様のご尽力の賜によるものと心から感謝を申し上げます。
このまちの、春の風物詩になりつつあるこの大会が、桜とともに戻って来たことを大変嬉しく思います。
茅野市は、八ヶ岳連峰の豊かな自然に恵まれ、蓼科、白樺湖、車山高原などの観光地には、年間約330万人もの観光客が訪れ、また、冷涼な気候と首都圏及び中京圏からのアクセスの良さから、市内に約1万戸の別荘が立地する高原リゾート地です。また、八ヶ岳山麓は、古くから黒曜石の流通地として発展した歴史があり、縄文時代中期には日本で最も人口が集中し、多くの人々が交流していた場所と言われております。
縄文時代の国宝土偶は、国内5体のうち2体「縄文のビーナス」と「仮面の女神」が茅野市内で出土したものです。縄文文化を象徴する都市であるとともに、縄文人が自然と共に平和に暮らした精神性が、今もなおこの地の「まちづくり」、「ものづくり」のDNAとしても受け継がれている、大変稀な地域であると自負しているところです。
茅野市を含むこの諏訪地域は、かつて「東洋のスイス」と呼ばれ、今もなお、精密加工業の集積地として、その高度な技術が強みとなり、トヨタ自動車様をはじめとした自動車産業界から活発な受注がある地域です。
本大会に出場するラリーカーに茅野市の企業の技術が使われ、その疾走する姿には、遙かなロマンを感じます。
トヨタ自動車様と茅野市の結びつきは、昔から深いものがあり、蓼科には交通安全祈願のお寺として、蓼科山聖光寺があり、観光客や市民からも大変親しまれています。蓼科山聖光寺には約300本のソメイヨシノが植えられておりますが、3年振りに開催される大会を祝福するかのように、時を同じく色づき始めています。
ご来場の皆様には、この大会を様々な角度から楽しんでいただきますとともに、茅野市の魅力もご堪能いただければと願っています。併せて、この大会を通じ、日本有数のモータースポーツラリーが益々ご発展されますこと、また、大会関係者、スタッフ、ご来場される皆様にとって、素晴らしい大会となりますことを願っています。
結びに、大会開催にあたり、ご尽力いただきました関係者の皆様にあらためて感謝を申し上げますとともに、出場選手及びチーム関係者の皆様のご健闘をご祈念申し上げます。
また、一刻も早い新型コロナの終息と、皆様のご健康と安全を心からご祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
「TOYOTA GAZOO Racing
ラリーチャレンジ 2022 in 八ヶ岳 茅野」 大会長
茅野市長
今井 敦