WEC 2018-19 第1戦(開幕戦)スパ・フランコルシャン6時間レース 予選
TOYOTA GAZOO Racing
WEC開幕戦スパの予選でTS050 HYBRIDが予選1-2
2018.05.05(土)- 03:00配信

TOYOTA GAZOO Racingは、FIA世界耐久選手権(WEC)2018年−2019年のスーパーシーズン開幕戦となるスパ6時間レースの予選で、ポールポジションと2番手グリッド獲得という完璧なスタートを切ることが出来ました。

TS050 HYBRID 7号車
(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
公式練習3回目 : 2番手 (1分57秒939), 27周
公式予選 : 1番手 (小林1分54秒448、コンウェイ1分54秒679、平均1分54秒583)
TS050 HYBRID 8号車
(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ)
公式練習3回目 : 5番手 (1分58秒473), 27周
公式予選 : 2番手 (中嶋1分54秒781、アロンソ1分55秒143、平均1分54秒962)
開幕戦の予選セッションは、2度の赤旗中断により45分遅れるという波乱がありましたが、小林可夢偉とマイク・コンウェイが予選をアタックし、TS050 HYBRID 7号車は、2名の平均タイム1分54秒583をマークし、でポールポジションを獲得しました。
フェルナンド・アロンソにとって初めてのWECでの予選セッションは、中嶋一貴と共に8号車のアタックを担当し、平均で2番手タイム。2台のTS050 HYBRIDが最前列グリッドに並んで決勝レースのスタートを切ることとなりました。
TOYOTA GAZOO Racingがポールポジションからスタートを切るのは15度目。最前列グリッドから、昨年から続く4戦連続、通算はで17度目となる優勝を目指します。
予定より5分遅れで開始されたLMPクラスの予選で、TOYOTA GAZOO Racingはコンウェイとアロンソが最初のアタックを担当し、まずタイミングシートの1−2につけました。しかし、2人目のアタッカーである小林と中嶋は、他車のクラッシュの影響で40分ほどの赤旗中断を余儀なくされました。しかし小林と中嶋は集中力を途切れさせることなく、セッション再開後に好タイムをマーク。小林が全体ベストのタイムを叩き出したことにより、8号車を平均で0.379秒上回り、7号車がポールポジションを獲得しました。
明日、土曜日の決勝レースではもちろん勝利が目標です。明日は現地時間午後1時半(日本時間午後8時半)に6時間で争われる決勝レースのスタートが切られます。
小林可夢偉(7号車):
まずは冬のオフシーズンの間のチーム全員の頑張りに感謝します。彼らは今日もとても良い仕事をしてくれましたし、マイクも素晴らしいアタックタイムを刻んでくれました。昨年とは状況が変わっても、我々は更に強くなり、それを本日の予選でお見せすることが出来ました。今は、最も重要な明日の決勝レース向けて集中しています。
マイク・コンウェイ(7号車):
私と可夢偉とで、素晴らしい予選タイムを刻むことが出来ました。TS050 HYBRIDは予選アタックの時もとても良いフィーリングで、それが好タイムに繋がりました。ポールポジションでポイントを獲得出来たことと、明日最前列からスタートを切れるのは素晴らしい気分です。チームメイトと常に刺激し合いながらレースに臨む中、今日は予選で1-2を獲得出来ました。明日の決勝もこの調子を維持して、優勝を目指したいと思います。
中嶋一貴(8号車):
自分のアタック前に赤旗による長い中断があったので、集中力を維持するのが大変でした。アタック前半での小さなミスが悔やまれるところです。車両のバランスはまずまずでしたが、明日の決勝に向けては、もう少し改善したい部分があります。特にタイヤを痛めずに長い距離を走り続けられるようにクルマを仕上げる必要があります。明日の決勝は長いですが、今日の予選結果はチームにとっては幸先よいシーズンのスタートになったのではないでしょうか。
フェルナンド・アロンソ(8号車):
まずまずの予選で、アタックを楽しむことが出来ました。今日のWECの予選を経験出来でとても良かったです。自分自身は、セクター2の前半をもう少し上手くまとめられれば、もっと良いタイムを出せたかと思いますが、一貴の方はとても上手に予選アタックしてくれました。ともあれ、予選1-2の結果は、チームにとっても最高の予選と言えるのではないでしょうか。明日の決勝は6時間の長丁場ですが、しっかり上位フィニッシュを目指します。
WEC第1戦 スパ6時間 公式練習3回目結果(LMP1クラス)
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 周回 | ベストタイム |
1 | 1 | ニール・ジャニ アンドレ・ロッテラー ブルーノ・セナ | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 24 | 1:57.120 |
2 | 7 | 小林可夢偉 マイク・コンウェイ ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 27 | 1:57.939 |
3 | 3 | マティアス・ベシェ トーマス・ローレン グスタボ・メネゼス | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 24 | 1:58.124 |
4 | 17 | ステファン・サラザン イゴール・オルトツェフ マテヴォス・イサアキャン | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 27 | 1:58.398 |
5 | 8 | 中嶋一貴 セバスチャン・ブエミ フェルナンド・アロンソ | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 27 | 1:58.473 |
6 | 11 | ヴィタリー・ペトロフ ミカエル・アレシン | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 22 | 1:59.147 |
7 | 10 | ヘンリク・ヘドマン ベン・ハンリー ピエトロ・フィッティパルディ | ドラゴンスピード/ BRエンジニアリングBR1・ギブソン | 16 | 1:59.719 |
8 | 4 | オリバー・ウェッブ ドミニク・クライハマー トム・ディルマン | バイコレス・レーシング・チーム/ エンソ・CLM P1/01・ニスモ | 6 | 2:01.341 |
WEC第1戦 スパ6時間 公式予選結果(LMP1クラス)
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 平均タイム |
1 | 7 | 小林可夢偉 マイク・コンウェイ ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 1:54.583 |
2 | 8 | 中嶋一貴 セバスチャン・ブエミ フェルナンド・アロンソ | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 1:54.962 |
3 | 1 | ニール・ジャニ アンドレ・ロッテラー ブルーノ・セナ | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 1:56.425 |
4 | 3 | マティアス・ベシェ トーマス・ローレン グスタボ・メネゼス | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 1:56.992 |
5 | 11 | ヴィタリー・ペトロフ ミカエル・アレシン | SMPレーシング/ BRエンジニアリングBR1・AER | 1:58.247 |
6 | 4 | オリバー・ウェッブ ドミニク・クライハマー トム・ディルマン | バイコレス・レーシング・チーム/ エンソ・CLM P1/01・ニスモ | 1:58.697 |
33 | 10 | ヘンリク・ヘドマン ベン・ハンリー ピエトロ・フィッティパルディ | ドラゴンスピード/ BRエンジニアリングBR1・ギブソン | - |
