
TOYOTA GAZOO Racingは12月15日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるFIA世界耐久選手権(WEC)ルーキーテストに、トーマス・ローランと山下健太を参加させます。
今季、TOYOTA GAZOO Racingのテスト兼リザーブドライバーを務めている21歳のローランは、WECの主催で行われるルーキーテストに参加し、さらに経験を積んでいきます。ローランは2017年のWECルーキーテストで初めてTS050 HYBRIDをドライブし、その後はLMP2クラスで上位を争っています。
トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)の一員である山下もこのルーキーテストに参加します。TOYOTA GAZOO RacingのWECチャレンジプログラムとして今季よりLMP2クラスにフル参戦している山下は、新たなステップとしてTS050 HYBRIDのテストに参加。自身初めてLMP1カーをドライブすることとなります。
24歳の山下は今季、その才能を開花させ、LEXUS LC500で参戦した日本のSUPER GTでチャンピオンを獲得しました。同時に彼はWECのLMP2クラスにハイクラス・レーシングから参戦し、初めて走るサーキットでもその速さを示しています。
また、今季最終戦を待たずしてフォーミュラ2チャンピオンを決めているニック・デ・フリースが、このテストに参加することが先月発表されています。オランダ人の彼は山下と同様、ドイツ・ケルンにあるTOYOTA GAZOO Racingの本拠地でシート合わせとシミュレータ訓練を行うこととなります。
村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
トーマス・ローランを再びTS050 HYBRIDのコックピットに迎えると共に、非常に才能豊かな若手ドライバーである山下健太とニック・デ・フリースが、初めてTS050 HYBRIDをドライブし、何を感じ、どれだけ適応してくれるのかが大変楽しみです。彼らのドライバーとしてのキャリアの中で、今回のテストは非常に貴重な経験となるでしょう。また7月のプロローグ以来のドライブとなるトーマスが、この間のTS050 HYBRIDの進化をどう感じ取ってくれるのかについても注目しています。
