新たなシーズンが新たなライバル達と共にスタートしました。
その大切な初戦をワンツーフィニッシュで走り切ってくれたドライバーのみんな、
チームのみんなに「おめでとう」「ありがとう」と伝えたいと思います。
レースに勝ったのが7号車という結果にも嬉しさを感じています。
昨シーズンも悔しい想いをすることが多かった7号車が
“幸先の良いスタートを切れた”という嬉しさもありますが、それだけではありません。
7号車は今回のレースウィークでも苦労していました。
走り出したらなかなかタイムが上がらない…。
それをドライバーとメカニックが一丸となって原因を突き止めて改善してくれていました。
そうして走り出したらホセがクラッシュ…。
そのクルマをメカニックたちは必死に修理してくれました。
ドライバーたちは、ホセが気持ちを取り戻して決勝で走れるよう、
ホセを思いやるコミュニケーションを続けてくれました。
クルマが変わっても、ライバルが増えても、
レースは“チームで戦うもの”ということを改めて感じます。
可夢偉が代表になり、チームの力は確実に強くなってきました。
ドライバーとして勝利に貢献してくれる可夢偉、
メンバーとのコミュニケーションを絶やさずチームをまとめてくれる代表としての可夢偉。
二人の可夢偉にも改めてお礼を言いたいと思います。可夢偉、本当にありがとう。
ライバルたちのクルマもどんどん鍛えられて速くなってくると思います。
我々も、GR010を“もっといいクルマ”にし続けて戦っていきましょう!
TOYOTA GAZOO Racing チームオーナー
豊田 章男
