耐久レース最高峰へ挑む
若い力をサポート

　TOYOTA GAZOO Racingは、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりと持続可能なモータースポーツ業界の実現を目指して活動を続けています。その実現には、レーシングドライバーの力が不可欠であり、ドライバーの育成は、TOYOTA GAZOO Racingにとって重要なテーマのひとつです。

　TGR WECチャレンジプログラムは、将来FIA世界耐久選手権（WEC）で活躍できるドライバーの育成・輩出を目指しています。

　2024年は、昨シーズン、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)・スーパーGT500クラスに参戦し、その両方を制して史上最年少24歳でダブルチャンピオンを獲得した宮田莉朋が引き続きプログラムへ参加し、TGR WECチームのリザーブドライバーに就任するとともに、新たにフォーミュラ２とヨーロピアン･ル・マン･シリーズに参戦します。また、世界で活躍するドライバーになるために必要な要素の認識、視野拡大、世界を目指す動機付けを目的に、エントリーレベルの若手ドライバーを対象とした「WECチャレンジプログラム特別研修」も実施します。

宮田 莉朋

世界で活躍したい僕の思いに寄り添ってくれる皆さんの期待に応えたい

「今年はフォーミュラ２、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦します。ドライブする機会を与えてくださった皆さんには感謝の言葉しかありません。また今年TGR WECチームのリザーブドライバーにも選んでもらえたことはすごく光栄です。2023年からWECチャレンジプログラムの育成ドライバーに選出され、世界で活躍したいという僕の思いに、多くの皆さんがサポートしてくださいました。そういった意味でも皆さんの期待に応えたいですし、これからも感謝の気持ちを持って活動していきたいと改めて感じています。」

中嶋 一貴（TOYOTA GAZOO Racing Europe 副会長）

様々な挑戦を通じたドライバー育成は “もっといいクルマづくり”にもつながっていく

「昨年からWECチャレンジプログラムとして宮田を育成ドライバーに選出し、今年はフォーミュラ２、そしてヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、この二つの活動機会を実現できることを嬉しく思います。フォーミュラと耐久、どちらの経験も積みながら、世界中のサーキットを転戦することは、彼の頑張り次第でその先の様々な可能性が開ける素晴らしい機会となります。

このような挑戦を通じて若いドライバーを育成･サポートするだけではなく、様々な経験や感性、スキルを持ったドライバーを輩出することで、私たちが目指す『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』ひいては『持続可能なモータースポーツ業界の実現』にもつなげていきたいと考えています。

今後もグローバルに様々なチャンスを切り開いていくためのプログラムにすべく、世界中の拠点間で連携をして、ドライバーがチャレンジできる環境を作っていきたいと思います」