WRC 第4戦 ラリー・フランス(ツール・ド・コルス)プレビュー
2018年シーズン最初のフルターマックラリーに
ラトバラ、タナック、ラッピの3名がヤリスWRCで参戦
2018.3.30(金)- 17:00配信
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、4月5日(木)から8日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・フランス(ツール・ド・コルス)に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦します。
- Yaris WRC 7号車
フランスのコルシカ島を舞台とするツール・ド・コルスは、2018年シーズン最初のフルターマック(舗装路)ラリーです。開幕戦のラリー・モンテカルロも基本的にはターマックラリーでしたが、SS(スペシャルステージ)の路面の多くは雪や氷で覆われていたため、雪道用のタイヤを装着して走行する機会も多い特殊な1戦でした。しかし、ツール・ド・コルスはすべてターマックでの戦いとなるため、モンテカルロとはまた異なるタイプのラリーといえます。
コルシカ島のSSは全体的に道幅が狭く、コーナーが次々と現れる山岳路が特徴です。道の片側には岩壁が迫り、反対側は断崖絶壁といったような、ドライバーの勇気と精神力の強さを試すようなSSも多く、そのようなSSでは精度の高いドライビングとクルマのセッティングが重要となります。また、タイヤへの負荷が高い路面も多く、特に50km前後のロングステージでは摩耗のコントロールが重要な要素となります。
ラリーの中心となるサービスパークは、島東部の都市バスティアの空港近くに置かれ、SSは島の広い範囲で行なわれます。5日(木)のラリー前の最終調整機会であるシェイクダウン後、競技初日となる6日(金)のデイ1は、バスティアの南西エリアで2本のステージを2回走行します。SS1とその再走SSであるSS3は全長49.03kmのロングステージです。7日(土)のデイ2は、バスティアの北〜北西エリアで3本のステージを各2回走行。そして、競技最終日となる8日(日)のデイ3は、島西側の都市アジャクシオの周辺で2本のSSを行ないますが、SS11は全長55.17kmと今大会最長であり、ツール・ド・コルスとしては1986年大会以降最長のSSとなります。また、最終ステージのSS12は、SS上位タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが付与されるパワーステージに指定されています。SSの数は全部で12本、計333.48km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1119.87kmとなります。
ラリー・フランス(ツール・ド・コルス)での過去の成績
年 | ヤリ-マティ・ラトバラ | オット・タナック | エサペッカ・ラッピ |
---|---|---|---|
2017 | 4 | 11 | - |
2016 | 4 | 10 | - |
2015 | 1 | 10 | 14 |
2017年のラリー・フランス
ヤリスWRCのデビューイヤーとなった2017年、ラトバラはライバルとの接戦の末、最終SSのパワーステージでトップタイムを記録。0.1秒という僅差ながら総合4位フィニッシュを果たした。
- ヤリスWRC 2017年ツール・ド・コルス
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