GAZOO Racing サーキットを走ろう

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真冬の筑波で熱い1日 ワクドキ サーキットを走ろう in 筑波サーキット 開催日:2012年12月3日

12月3日(月)、茨城県の筑波サーキットにおいて、“GAZOO Racing ワクドキ サーキットを走ろう”が開催された。これまで、お客様から「筑波で開催してほしい」との声がしばしば寄せられており、“ワクドキ サーキットを走ろう”3年目にして、待望の“筑波”初開催である。

講師は、他の開催地同様、ご当地を知り尽くしたレーシングドライバーの皆様をお招きした。菊地靖選手、井尻薫選手のお2人をメインに、サブインストラクターとして、蘇武喜和選手、そして女性講師の田中千夏選手のお2人を加えた計4名である。

  • とても気さくな菊地先生

    とても気さくな菊地先生

筑波サーキットのある茨城県下妻市のこの日の天気はくもり。最高気温は8.5度、最低気温は1.7度と、寒い中での開催となった。ついこの前まで、このイベントでも、お客様や講師、スタッフの熱中症を心配していた気がするが、早いもので、もう12月。今年最後の“ワクドキ サーキットを走ろう”である。ぜひともお客様の笑顔と熱い走りで、寒さを吹き飛ばしてもらいたい。

筑波サーキットは、全長2,070mのコース2000と、より手頃な全長1,039mのコース1000を持ち、東京からのアクセスがよいことから人気のサーキットである。

  • 井尻先生が身振り手振りで熱心にアドバイス

    井尻先生が身振り手振りで熱心にアドバイス

今回の4名の講師陣は、それぞれのキャラクターがあり、絶妙なバランス。菊地先生は、時折ジョークを交えながらのユーモアあふれる語り口でお客様の表情が和む。井尻先生は、熱心なコメントに、ついつい聞く皆さんも真剣なまなざしに。田中先生は、女性ならではの細やかなコメント。そして、蘇武先生は、「帰りにぜひ近くの温泉に寄って行ってくださいね」と、クルマの話題はもちろんだが、地元愛満載。

この日の参加台数は19台。うちサーキット走行が初めてという方は6名。経験者の中には、30年ぶりの筑波サーキット走行という方もいらっしゃった。このイベントが、サーキット走行を始める、または再開するきっかけになったのだとしたら、うれしい限りである。

  • スラロームを何回も練習

    スラロームを何回も練習

午前中は、まず、開講式と基本的な座学を行うと、コース1000のコースとパドックを使い、スムーズなアクセル&ステアワークを練習するスラロームと、フルブレーキング体験を行った。お客様がグループに分かれ、各グループが同時並行でプログラムをこなしていくため、効率的に実技を体験できる。そして各講師が、1人1人の実技が終わる毎にアドバイスをしてくれる。この間、講師の皆さんはずっと寒空の下で立ちっ放しなのだが、お客様1人1人に熱心に声をかけ続けてくれた。講師の皆さんには本当に頭が下がる思いである。

  • アドバイスに熱心な蘇武先生 休憩時間には熱心に地元の温泉も紹介

    アドバイスに熱心な蘇武先生 休憩時間には熱心に地元の温泉も紹介

  • 講師陣では紅一点の田中先生

    講師陣では紅一点の田中先生

実技の後は、コース1000、コース2000を、先導車の後について走行。そして最後にはサーキットタクシーと、トヨタ86でのサーキット走行体験と、筑波サーキットを満喫していただいた。86といえば、この日は、お客様との間で、ワンメイクレース参戦用車両の86 Racingの話題も。エアコン付きで街乗りにも使えるクルマなので、レースに出るかどうかは別にして購入されるお客様もいらっしゃるようだ。2013年は、このワクドキ サーキットを走ろうにも、86 Racingで参加してくださるお客様もいらっしゃるのだろうか。とても楽しみである。

  • コース1000での走行の模様

    コース1000での走行の模様

  • いよいよコース2000にコースイン

    いよいよコース2000にコースイン

  • お客様の眼差しも熱い

    お客様の眼差しも熱い

  • 最後はトヨタ86での走行体験

    最後はトヨタ86での走行体験

最後の閉講式では、認定書と同時に、全員の集合写真と各車両の走行写真が贈られた。自分がコースを走っている写真は、自分では撮れないですからね。しかもプロカメラマンの撮影!筑波サーキットのスタッフの方の粋な計らいである。

  • 認定書と同時に記念写真のプレゼント!

    認定書と同時に記念写真のプレゼント!

  • 皆さん、笑顔の閉講式

    皆さん、笑顔の閉講式

最後にメインインストラクターのお2人のコメントを紹介しよう。まずは菊地先生。 「ハンドルは、切り方と同時に戻し方も大切。また、コーナーの進入速度が速すぎると、その後にコーナーから立ち上がるときに十分な加速ができず、スムーズなコーナリングとは言えない。これらに注意してきれいなラインで走っているクルマは、とてもカッコよく見えますよ。」

次に井尻先生。 「怖いと思うことは無理してやらないことが大切。無理をしなくても少しずつ上手くなる。また、走行技術を磨くだけでなく、クルマのメンテナンスもしっかりやって、愛車で長くサーキット走行を楽しんでほしい。」