2021 Rd.6/7 TOKACHI

86/BRZ Race 2021 第5大会(第6戦 第7戦) 十勝スピードウェイ

    86/BRZ Race 2021年 第6/7戦 十勝スピードウェイ

    2021年シーズンは最終盤の戦いを迎え
    チャンピオン決定の可能性が高い天王山

    10月16日-17日に岡山国際サーキットで開催されたTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2021の第7大会第9戦、第10戦は、前回のスポーツランドSUGO大会から約3ヶ月ぶりの実戦となった。
    本来ならば8月末には第5大会が十勝スピードウェイで、9月の3週目には第6大会が鈴鹿サーキットで実施されるはずだった。だが、新型コロナウイルス感染症が全国的に猛威を振るい、第5、6大会は予定していたスケジュールでの開催が叶わなかった。結果的に十勝スピードウェイ大会は8月末から10月末に延期され、鈴鹿サーキット大会は中止が決まった。
    このように今季の大会数は8から7に減り、全10戦でチャンピオンシップが争われることとなった。 久々の開催となった岡山国際サーキットラウンドは、レースウィークに2戦を実施するダブルヘッダーで、両日ともにドライコンディションのもとで競われた。

    プロフェッショナルシリーズは第5戦のスポーツランドSUGOまでダンロップタイヤを履くユーザーが好調で、ランキングトップの♯10菅波冬悟選手は5戦3勝で2位1回とライバル勢を寄せつけない強さを見せている。岡山国際サーキット大会では菅波選手がポイント差を引き離してシリーズチャンピオンに王手を掛けるのか、それとも♯82谷口信輝選手を筆頭にしたライバル勢が菅波選手の勢いを止めるのかに注目が集まった。
    結果として菅波選手は優勝こそ逃したものの2戦ともに2位に入ってシリーズチャンピオンに一歩近づくこととなった。一方でこれまで劣勢だったブリヂストン勢のエース♯34佐々木雅弘選手が第8戦で3位、第9戦では優勝を果たして復調の兆しを見せた。佐々木選手はじめとしたブリヂストンユーザーが最終盤のシリーズを面白くさせるかもしれない。
    岡山国際サーキットの結果を受けて、ポイントスタンディングは菅波選手が108ポイントでトップ、2位は谷口選手で63ポイント、3位は佐々木選手で60ポイント、4位は♯80宮田莉朋選手で58ポイント、5位は♯31青木孝行選手で53ポイント、6位は♯60服部尚貴選手で44ポイント。この6選手にシリーズチャンピオンの可能性が残されている。

    第10戦プロシリーズは♯34佐々木雅弘選手が今期2勝目
    第10戦プロシリーズは♯34佐々木雅弘選手が今期2勝目

    混戦となっていたクラブマンシリーズ・エキスパートクラスはダブルヘッダーの岡山国際サーキットで連勝を飾った♯522地頭所光選手がポイントスタンディングで一歩抜け出した。地頭所選手は第9戦、10戦で41ポイントを加算。合計で101ポイント獲得してトップに立つ。2位で追うのは♯703花里祐弥選手で79ポイント、3位は♯380菱井将文選手で66ポイント、4位は♯556呉 良亮選手で64ポイント、5位は♯38神谷裕幸選手で56ポイント。クラブマンシリーズ・エキスパートクラスはこの5選手がシリーズチャンピオンの可能性を持っている。

    エキスパートクラスは♯522地頭所光選手(写真中央)が連続優勝でランキングトップ
    エキスパートクラスは♯522地頭所光選手(写真中央)が連続優勝でランキングトップ

    10戦中7戦の有効ポイント制で競われているクラブマンシリーズ・オープンクラスは3戦を残しているので、どのドライバーが有利かポイントスタンディングからだと分かりづらい。現状でポイントランキングトップなのは♯559岡田整選手で90ポイント、2位は♯870塙 瞬佑選手で78ポイント、3位は♯124西澤嗣哲選手で59ポイント、4位は♯19/62咲川めり選手で54ポイントとなっていて、この4選手にシリーズチャンピオンの候補となる。

    オープンクラスは♯559岡田整選手(写真中央)が第10戦・優勝を飾りランキングトップ
    オープンクラスは♯559岡田整選手(写真中央)が第10戦・優勝を飾りランキングトップ

    前戦の岡山国際サーキット大会からわずか2週間のインターバルで開催されることとなった第5大会第6戦、第7戦の十勝スピードウェイは10月30日(土)に予選と第6戦、31日(日)に第7戦が実施される。
    エントリーリストを確認するとプロフェッショナルシリーズが23台、クラブマンシリーズ・エキスパートクラスが11台、クラブマンシリーズ・オープンクラスが17台の計51台が参戦する。プロフェッショナルシリーズはランキング4位の宮田選手、7位の♯97近藤翼選手が欠場となるが、その他のランキング上位ドライバーはエントリーリストに名前を連ねている。クラブマンシリーズ・エキスパートクラスは出走台数が11台と少ないが、ランキングトップ5の選手は参戦する予定となっている。クラブマンシリーズ・オープンクラスはランキングトップの岡田選手が欠場となるが、それ以外のチャンピオン候補はエントリーする。
    プロフェッショナルシリーズとクラブマンシリーズ・エキスパートクラスは、第6戦の終了時点でランキングトップと2位のポイント差が24となるとシリーズチャンピオンが決定する。現行車両(ZN6/ZC6)での最後のチャンピオンが決まる瞬間が十勝スピードウェイで訪れるかもしれない。



    YouTube動画配信情報。
    「T.R.A.事務局」のチャンネル登録をお願いいたします!

    10月30日(土)・31日(日)開催の十勝は、T.R.A.事務局公式チャンネルよりYouTube動画配信を実施予定です。

    現地より、公式予選/決勝レースのライブ配信(タイミングモニター or レース映像)予定です。
    新型コロナの影響もあり、サーキットでのレース観戦が難しい方もいらっしゃると思います。
    下記URLをご確認の上、ぜひ86/BRZ Raceをご視聴ください!
    T.R.A.事務局のチャンネル登録もお願いいたします!

    URL: http://www.youtube.com/c/TRA事務局

    大会基本情報

    日程:
    10月30(土)・31日(日)
    開催サーキット:
    十勝スピードウェイ
    住所:
    北海道河西郡更別村字弘和477
    1周距離:
    3.40587km
    コース幅:
    13.5~15m
    コースレコード:
    1'34"809 青木孝行
    周回数:
    14
    レース距離:
    47.670Km
    最大決勝出走台数:
    36台

    コース図

    十勝スピードウェイ コース図

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    全戦の模様が、CSのスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。

    第6戦 第7戦 十勝スピードウェイ 放送スケジュール
    11月22日(月)21:00~ 第6/7戦 予選 十勝スピードウェイ
    11月29日(月)21:00~ 第6/7戦 決勝 十勝スピードウェイ

    (※放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)