通常この時期は、北半球のサーキット系モータースポーツはオフシーズンですが、北米のWeatherTech SportsCar Championshipは伝統の「デイトナ24時間」でシーズンが開幕しました。今月のLEXUS CUSTOMER RACINGマンスリーレポートは、LEXUS RC F GT3が出場したデイトナ24時間レースの模様をお伝えします(開催が予定されていた2020年スーパー耐久第6戦鈴鹿大会は中止となりました)。

WeatherTech SportsCar Championship第1戦デイトナ24時間
ROLEX 24 at DAYTONA
1月27日(水)から31日(日)にかけて、米国フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで、2021年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの開幕戦「デイトナ24時間」レースが行われました。
今季の同シリーズには、バッサー・サリバン・レーシングから2台のLEXUS RC F GT3がGTDクラスに参戦します。24時間という長い戦いとなる今大会には、12号車をタウンゼン・ベル/フランキー・モンテカルボ/ロバート・メゲニス/ザック・ビーチの4名、14号車をジャック・ホークスワース/アーロン・テリッツ/オリバー・ギャビン/カイル・カークウッドの4名というドライバーラインナップで臨みました。
前週の1月24日(日)に行われた予選レースで、14号車が4位、12号車が9位フィニッシュしたことで、14号車が2列目4番手、12号車が9番手のグリッドからスタートすることとなりました。
1月30日(土)午後3時40分、今大会のセーフティカー、LEXUS LC500の先導するフォーメーションラップを経て、24時間という長い決勝レースのスタートが切られました。
スタート時に、GTDクラスの前を行く別クラス車両の中で接触が発生し、この混乱を上手くかき分けたモンテカルボの12号車は一気にジャンプアップ。クラストップに浮上しました。12号車は27周にわたって首位を走行しましたが、最初のピットインで無線系のトラブルに見舞われ、この修復に数周分を要することとなり、大きく順位を落としてしまいました。
一方、テリッツがドライブする14号車はスタートで12号車に続く2位につけると、12号車の後退後は74周にわたり首位を走行するなど、前半戦は上位争いを繰り広げました。
しかし、14号車は夜間走行時に冷却系のトラブルに見舞われポジションダウン。12号車もアクシデントでガレージでの長い修復を余儀なくされました。
修復から復帰した12号車は13位でフィニッシュ、完走。14号車は残り1時間ほどで無念のリタイアとなり、16位でレースを終えました。
リザルト(GTDクラス)
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
---|---|---|---|---|---|---|
13位 | 9番手 | 12 | タウンゼン・ベル フランキー・モンテカルボ ロバート・メゲニス ザック・ビーチ |
バッサー・サリバン・レーシング | 681 | 64 Laps |
16位 | 4番手 | 14 | ジャック・ホークスワース アーロン・テリッツ オリバー・ギャビン カイル・カークウッド |
バッサー・サリバン・レーシング | 641 | 完走せず |


次号のマンスリーレポートは3月23日頃の発行を予定しています。