LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート No.8国内スーパー耐久でLEXUS RC F GT3が3位表彰台獲得!

2021.09.29(水)- 13:45配信

 今月のLEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポートは、西海岸へと舞台を移しての2連戦となった米国のWeatherTech SportsCar Championshipと、国内からはSUPER GT、そして表彰台を獲得したスーパー耐久の模様をお伝えします。

スーパー耐久 第5戦 鈴鹿サーキットで3位表彰台を獲得したDENSO LEXUS RC F GT3 31号車

WeatherTech SportsCar Championship第9戦ラグナ・セカ
Hyundai Monterey Sports Car Championship

 9月10日(金)から12日(日)にかけて、米国カリフォルニア州モントレーに位置するウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで、2021年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの第9戦が2時間40分レースとして行われました。
 今季の同シリーズには、バッサー・サリバン・レーシングから2台のLEXUS RC F GT3がGTDクラスに参戦しています。今大会には12号車でフランキー・モンテカルボとザック・ビーチ、14号車はジャック・ホークスワースとアーロン・テリッツのコンビで出場しました。
 予選では14号車が6番手、12号車が8番手を獲得。
 決勝レースでは、6番手からスタートを切ったテリッツの14号車が1つ順位を上げ5位へ浮上するも、その後すぐに出されたフルコースイエローからの再スタート後に、他車に接触されてコースオフ。コースへは復帰したものの最後尾まで順位を落としてしまいました。
 一方、8番手スタートの12号車も序盤戦で別の接触があり、車体を破損。ダメージを抱えたまま苦しいレースを強いられることとなりました。
 14号車はテリッツが懸命な追い上げを見せ6位までポジションを取り戻してホークスワースへとドライバーチェンジ。ホークスワースは後半の2スティントを着実に走り切り、6位でチェッカーを受けました。
 12号車はダメージによりハンドリングの定まらない状況ながら、粘り強く走行を続け、10位完走を果たしました。

リザルト(GTDクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
6位6番手14ジャック・ホークスワース
アーロン・テリッツ
バッサー・サリバン・レーシング1061 Lap
10位8番手12フランキー・モンテカルボ
ザック・ビーチ
バッサー・サリバン・レーシング1052 Lap
バッサー・サリバン・レーシング 12号車 14号車
バッサー・サリバン・レーシング 14号車

WeatherTech SportsCar Championship第10戦ロングビーチ
Acura Grand Prix of Long Beach

 9月24日(金)と25日(土)の両日、米国カリフォルニア州ロングビーチの市街地特設コースで、2021年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの第10戦が1時間40分レースとして行われました。
 予選では14号車が7番手、12号車が9番手のグリッドを獲得。
 決勝レースでは、7番手からスタートした14号車のテリッツが、徐々に順位を挙げていき、27周目には首位に浮上。29周目にホークスワースへとドライバー交代を行いました。
 素晴らしいピットワークにも助けられ、14号車は2位でコースへと復帰。ホークスワースは2位での走行を続け、首位奪還のチャンスを伺っていましたが、市街地レースとしては珍しく、今大会の後半戦は全くイエローコーションが出ない展開となり、14号車は終盤、燃料セーブのためにペースダウン。ホークスワースはポジションを守るべく懸命の走行を続けましたが、ライバル2台にかわされ、4位でチェッカーを受けました。
 9番手からスタートした12号車は、不運にもレース前のフォーメーションラップ中にパンクに見舞われ、最後尾の17位まで後退を余儀なくされましたが、その後追い上げ、13位でフィニッシュしました。

リザルト(GTDクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
4位7番手14ジャック・ホークスワース
アーロン・テリッツ
バッサー・サリバン・レーシング7319.556
13位9番手12フランキー・モンテカルボ
ザック・ビーチ
バッサー・サリバン・レーシング721 Lap
4位フィニッシュをしたバッサー・サリバン・レーシング 14号車
バッサー・サリバン・レーシング 12号車

SUPER GTシリーズ第5戦 スポーツランドSUGO
SUGO GT 300km RACE

 SUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」が9月11日(土)、12日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。
 全8戦で争われている2021年シーズンのSUPER GTも5戦目を迎え、後半戦に入りました。K-tunes RC F GT3 96号車のシーズンエントリードライバー阪口晴南は、今大会もGT500クラス車両に代役参戦するため、96号車はTGR-DCドライバーの小高一斗がドライブします。
 11日(土)は曇り空。気温24度、路面温度27度という、予想よりもやや涼しいコンディションで午後2時半より、ノックアウト方式の予選が行われました。
 GT300クラスではQ1は2グループに分けて実施。それぞれの上位8台がQ2へと進出します。A組では小高がドライブした96号車がトップタイムをマークし、見事Q2進出を決めました。
 続いて行われたB組では、路面温度が上がった影響か、A組よりも全体にタイムがアップ。前回初のQ2進出を決めたジュリアーノ・アレジのarto RC F GT3 35号車は、惜しくも10番手に留まり、Q2進出を逃しました。
 Q2では日差しが出て路面温度が変わった影響もあり、96号車は思い通りにタイムを伸ばせず8番手で決勝に臨むこととなりました。
 12日(日)は好天に恵まれ、強い日差しの下、気温29度、路面温度は46度と、前日の予選時よりも路面温度が20度も高いコンディションで、午後1時半に決勝レースのスタートが切られました。
 8番手スタートの96号車は、スタートで使用しなければならない、予選と同じタイヤがコンディションにあわず苦戦。13位まで順位を落としたところで新田守男から小高へとドライバーを交代。小高はコンディションにあったタイヤへと交換し、ピットで落とした順位から追い上げを開始しました。
 ピットで24位まで後退した96号車はじりじりと順位を上げていき、37周目には18位へ。
 その後、GT500クラス車両からの出火によりセーフティカーが出され、上位とのマージンが一気に縮まった状態で再スタートが切られると、96号車の小高はさらに猛プッシュを見せ、トップ10圏内へと浮上。終盤にはさらにポジションを上げ、8位入賞を果たしました。
 35号車は19番手スタートから一時順位を落としていたものの追い上げ、17位でチェッカーを受けました。

リザルト(GT300クラス)

順位グリッドNo.ドライバー車両名周回トップとの差
8位8番手96新田 守男/小高 一斗K-tunes RC F GT3781'06.725
17位19番手35ショーン・ウォーキンショー/ジュリアーノ・アレジarto RC F GT3771 Lap
K-tunes RC F GT3 96号車
arto RC F GT3 35号車

スーパー耐久シリーズ2021 第5戦 鈴鹿サーキット
SUZUKA S耐

 9月18日(土)と19日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで、スーパー耐久シリーズ2021の第5戦「SUZUKA S耐」が開催されました。
 今季の同シリーズには、総合優勝を争う最速のST-XクラスにaprからDENSO LEXUS RC F GT3 31号車が参戦しています。
 台風の影響で土曜日午前中のスケジュールがキャンセルになり、予選も1時間遅れとなったものの、予選が行われる頃には台風一過の好天となりました。31号車はこの予選で2列目4番手グリッドを獲得しました。
 19日(日)も好天に恵まれ、午前11時半に5時間で戦われる決勝レースがスタート。2列目4番手グリッドからスタートを切った31号車でしたが、ジャンプスタートのペナルティを科され、一時はクラス最後尾に後退。しかしそこから着実な追い上げを見せた31号車は、最後のスティントを担当したTGR-DCドライバーの小高一斗がファステストラップを叩き出す好走を見せ、激しい3位争いを展開。残り8分というところでライバルをかわし、3位へと浮上しフィニッシュ。見事3位表彰台を獲得しました。

リザルト(ST-Xクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
3位4番手31永井秀貴/嵯峨宏紀/小高一斗apr1371'18.501
DENSO LEXUS RC F GT3 31号車
見事3位表彰台を獲得した永井秀貴、嵯峨宏紀、小高一斗

次号のマンスリーレポートは10月26日頃の発行を予定しています。