ようやく暖かさを感じるようになってきた3月、米国では伝統の12時間耐久レースが開催され、国内でもスーパー耐久が開幕。今月のLEXUS カスタマーマンスリーレポートでは、LEXUS RC F GT3が参戦した2レースの模様をお伝えします。

WeatherTech SportsCar Championship第2戦セブリング12時間
Mobil 1 Twelve Hours of Sebring Presented by Advance Auto Parts
3月16日(水)から19日(土)にかけて、米国フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで2022年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの第2戦「セブリング12時間」が行われました。
1月にシリーズ最大のイベント「デイトナ24時間」で幕を開けた同シリーズは、約2か月のインターバルを経て、米国のスポーツカー耐久レース誕生の地と言えるセブリングでの第2戦を迎えました。
今季の同シリーズには、バッサー・サリバンから新たに設けられたGTDプロクラスに1台、GTDクラスに1台と計2台のLEXUS RC F GT3が参戦しています。
今大会は12時間耐久と言うこともあり、GTDプロクラスの14号車はレギュラードライバーのジャック・ホークスワースとベン・バーニコートのコンビにアーロン・テリッツを加えた3名でGTDプロクラスに挑戦。12号車はフランキー・モンテカルボ、スコット・アンドリュース、リチャード・ハイスタンドの3名でGTDクラスに出場しました。
予選では、14号車がクラス6番手、12号車がクラス11番手グリッドを獲得。
19日(土)午前10時10分より、暑いフロリダでの12時間にわたる長いレースがスタートしました。
14号車はクラス6番手スタートから、すぐにトップ5圏内へと浮上。中盤には首位にも立ちました。
日が沈み、レースが終盤を迎える頃には、14号車は3位を走行。後方からの激しい追撃を凌ぎながら、表彰台へ向けてのバトルを繰り広げていましたが、なんと残り2周というところで痛恨の燃料切れ。クラス7位に終わりました。
12号車は他車のペナルティにより10番手からスタートを切り、トップ5圏へと浮上するも、他車との接触でヘッドライトなどを破損。修復のために何度かのピットインを余儀なくされ、クラス7位でチェッカーを受けました。
リザルト
クラス | 順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
GTDプロ | 7位 | 6番手 | 14 | ジャック・ホークスワース ベン・バーニコート アーロン・テリッツ | バッサー・サリバン | 320 | 3 Laps |
GTD | 7位 | 10番手 | 12 | フランキー・モンテカルボ スコット・アンドリュース リチャード・ハイスタンド | バッサー・サリバン | 318 | 3 Laps |


ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第1戦 鈴鹿
SUZUKA 5時間耐久レース
3月19日(土)と20日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキット、ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第1戦 鈴鹿の第1戦「SUZUKA 5時間耐久レース」が開催されました。
今シーズンも同シリーズには、総合優勝を争う最速のST-XクラスにaprからDENSO LEXUS RC F GT3 31号車が参戦します。今大会は永井秀貴/嵯峨宏紀/小高一斗の3名体制で5時間レースに挑みました。
19日(土)に行われた予選は、AドライバーとBドライバーの2人がアタックし、ベストタイムの合計で決定されます。永井秀樹がAドライバー、嵯峨宏紀がBドライバーとして予選に挑んだ31号車は、最前列2番手グリッドを獲得しました。
20日(日)、快晴の空の下で5時間にわたる決勝レースがスタート。最前列2番手グリッドの31号車は小高がスタートを担当し、すぐに激しい首位争いを展開。14周目にトップに立ちました。
その後は永井、嵯峨へとドライバー交代を行い、残り1時間を目前に再び小高がコックピットへ。この時点で4位につけ前を追走してた31号車でしたが、終盤、首位走行中の車両がトラブルでストップ。31号車は開幕戦を3位表彰台獲得という結果で終えました。
リザルト(ST-Xクラス)
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
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3位 | 2番手 | 31 | 永井秀貴/嵯峨宏紀/小高一斗 | apr | 131 | 1 Lap |


次号のマンスリーレポートは4月26日頃の発行を予定しています。