LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート No.3ロングビーチ市街地戦でLEXUS RC F GT3がダブル表彰台

2022.04.27(水)- 17:30配信

 4月を迎え、国内も本格的にレースイベントが始まりました。今月のLEXUS カスタマーマンスリーレポートでは、いよいよ開幕の国内SUPER GTと、伝統の1戦として行われた米国WTSCシリーズの模様をお伝えします。

ロングビーチ市街地戦でLEXUS RC F GT3がダブル表彰台

WeatherTech SportsCar Championship第3戦ロングビーチ
Acura Grand Prix of Long Beach

 4月8日(金)から10日(日)にかけて、米国カリフォルニア州のロングビーチ市街地特設コースで、2022年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの第3戦「ロングビーチ・グランプリ」が行われました。
 今季3戦目を迎える同シリーズは、開幕戦「デイトナ24時間」、第2戦「セブリング12時間」と2戦連続で伝統の長い耐久レースを戦いましたが、第3戦はロングビーチの市街地コースでのスプリントレースで行われます。1975年に始まった、長い歴史を持つ「ロングビーチ・グランプリ」は、パンデミックの影響により2020年は中止、昨年は9月に開催されることとなり、今年、3年ぶりに例年通りの4月開催となりました。
 今季の同シリーズには、バッサー・サリバンから新たに設けられたGTDプロクラスに1台、GTDクラスに1台と計2台のLEXUS RC F GT3が参戦しています。
 今大会は100分間のスプリントレースのため、GTDプロクラスの14号車はレギュラードライバーのジャック・ホークスワースとベン・バーニコート、GTDクラスの12号車はフランキー・モンテカルボとアーロン・テリッツのコンビで出場しました。
 8日(金)に行われた予選では、14号車がクラス6番手、12号車がクラス8番手タイム。
 9日(土)午後2時過ぎに100分間の決勝レースがスタート。他車のグリッド降格により4番手からスタートを切った14号車は、ホークスワースが4位のポジションをキープ。バーニコートへとドライバー交代した後、上位を走るライバルのアクシデントがあり2位へとポジションへ上げた14号車は、最後まで首位争いを繰り広げ、僅差の2位でフィニッシュ。今季初、そして今季より新設されたGTDプロクラスでLEXUSに初の表彰台をもたらしました。
 14号車はやはり他車の降格によりクラス7番手からスタートを切り、モンテカルボから後半を引き継いだテリッツが、セーフティカーランからの再スタートで抜群のスタートを見せ3位へとポジションアップ。こちらも今季初となる表彰台に上り、LEXUS RC F GT3はロングビーチで2台が揃って表彰台獲得を果たしました。

リザルト

クラス順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
GTDプロ2位4番手14ジャック・ホークスワース
ベン・バーニコート
バッサー・サリバン691.465
GTD3位7番手12アーロン・テリッツ
フランキー・モンテカルボ
バッサー・サリバン693.766
GTDプロクラスでLEXUSに初の表彰台をもたらしたバッサー・サリバン 14号車
2台揃って表彰台に登るバッサー・サリバン

SUPER GTシリーズ第1戦 岡山
OKAYAMA GT 300km RACE

 SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月16日(土)、17日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されました。
 日本で最高の人気を誇るモータースポーツ、SUPER GTが例年通りこの時期の岡山で開幕しました。今季も海外遠征戦こそ見送られたものの、全8戦でシリーズが戦われ、LEXUS RC F GT3がGT300クラスの激戦に挑みます。
 16日(土)は風が強いながらも好天に恵まれ、午後2時より、気温17度、路面温度21度というコンディションでノックアウト方式の予選が行われました。参戦車両が多いこともあり、Q1は2グループに分けて実施。それぞれのグループ上位8台がQ2へと進出します。
 今季、大ベテランコンビの復活で話題を呼んだK-tunes RC F GT3 96号車はA組で出走。アタックした新田守男が4番手に入り、Q2へと進出。
 Q2はトップ9台がこれまでのコースレコードを更新するという驚くべきハイペースな予選となる中、ベテラン高木真一の96号車が速さを見せ、LEXUS RC F GT3は最前列2番手グリッドを獲得しました。
 17日(日)も好天となり、強い日差しに照らされたコース上は気温23度、路面温度33度と暑さを感じる陽気。午後2時よりフォーメーションラップ2周を経て、82周で争われる決勝レースのスタートが切られました。
 最前列2番手グリッドからスタートを切った新田の96号車は、スタートで5位へとポジションを落とし、そのままの順位で周回。
 中盤のピット作業を終えたところで、高木へとドライバー交代した96号車は8位を走行。前を行くライバル勢との差を詰めていき、5位争いの集団に加わると、前を行く2台が接触して6位へと浮上。さらに上位を狙った96号車でしたが、ヘアピンでGT500車両と接触し、車両前部を破損。そのまま走行を続けていましたが、ストレート走行中に突然ボンネットが跳ね上がってイン側の壁にクラッシュ。上位を争いながら無念のリタイアとなりました。

リザルト(GT300クラス)

順位グリッドNo.ドライバー車両名周回トップとの差
リタイア2番手96新田 守男/高木 真一K-tunes RC F GT36116 Laps
最前列2番手グリッドを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車
K-tunes RC F GT3 96号車

次号のマンスリーレポートは5月31日頃の発行を予定しています。