LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート No.10LEXUS RC F GT3が入賞でシーズンを締めくくる

2022.11.30(水)- 11:15配信

 めっきり冷え込みが厳しくなり、2022年のレースシーズンも終わりを迎えました。今季最終号となる今号では、国内SUPER GTとスーパー耐久の最終戦の模様をお送りします。

LEXUS RC F GT3が入賞でシーズンを締めくくる

SUPER GTシリーズ第8戦もてぎ
MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL

 2022年シーズンのSUPER GT最終戦となる第8戦「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」が11月5日(土)、6日(日)の両日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されました。
 全8戦で競われている2022年シーズンのSUPER GTもついに最終戦を迎えました。同シリーズには、GT300クラスにLEXUS RC F GT3が1台、K-tunes RC F GT3 96号車としてシリーズ参戦しています。
 5日(土)午前中はやや雲があったものの、昼過ぎには晴れ渡り、気温16度、路面温度27度のコンディションの下、午後2時20よりノックアウト方式の予選が行われました。
 Q1は2グループに分けて実施され、それぞれ上位8台ずつがQ2へと進出。96号車はB組で、高木真一が5番手タイムをマークし、Q2進出を決めました。
 Q2では、セッションが中盤を過ぎ、各車アタックに入ろうかというタイミングで、クラッシュが発生し赤旗中断。残り5分で再開されてのアタックとなりました。再開後、新田守男の96号車はアタックラップに入ろうとした最終コーナー立ち上がりで前走車を避けようとして痛恨のスピン。どこにも接触することなく走行を再開しましたが、アタックはできず、15番手グリッドとなりました。
 6日(日)は快晴となり、気温16度路面温度27度のコンディション。午後1時に栃木県警の白バイとパトカーの先導によるパレードラップ、フォーメーションラップを経て、決勝レースのスタートが切られました。
 オープニングラップで新田のドライブする96号車は13位へと2つポジションアップ。その後の序盤戦は大きな順位変動がない展開でしたが、GT500クラスの集団が追いついてきた9周目に多重クラッシュが発生。フルコースイエローを経てセーフティカーが導入されました。このセーフティカーラン中にも別のクラッシュが発生し、セーフティカー走行が10周近くに長引く波乱の展開となりました。
 レース再開後、96号車は早めのタイミングでピットへ向かい、高木へとドライバーチェンジ。21位でのコース復帰となりましたが、その後着実にポジションを上げていき、全車がピット義務を終えた時点で7位まで浮上し、他車のリタイアなどもあり6位でフィニッシュ。2人合わせると100歳を超えるベテランコンビで今季に挑んだ96号車は、今季8戦中6度目のポイント獲得という結果でシーズンを終えました。

リザルト(GT300クラス)

順位グリッドNo.ドライバー車両名周回トップとの差
6位15番手96新田 守男/高木 真一K-tunes RC F GT36024.451
6位でフィニッシュしたK-tunes RC F GT3 96号車
K-tunes RC F GT3 96号車

ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Honkook 第7戦鈴鹿
SUZUKA 5時間耐久レース

 11月26日(土)と27日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットでENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Honkook の2022年シーズン最終戦となる第7戦「SUZUKA 5時間耐久レース」が開催されました。
 今シーズンの同シリーズには、最速のST-XクラスにaprからDENSO LEXUS RC F GT3 31号車が参戦しています。今大会31号車は、永井 秀貴/嵯峨 宏紀/小高 一斗のドライバーラインナップで5時間レースに挑みました。
 26日(土)に行われた予選では、31号車は4番手グリッドを獲得。
 27日(日)、晴れ渡った空の下、午前10時49分より5時間で争われる決勝レースがスタート。スタート直後に接触があり、いきなりフルコースイエローとなる波乱の幕開けとなりました。31号車はこの乱戦でスタートを担当した小高が一気に首位へと浮上。前半戦をリードしました。
 その後31号車は小高からドライバーチェンジした嵯峨も、10周以上にわたりテール・トゥ・ノーズでの激しい首位争いを繰り広げ、観客を沸かせました。
 レースを通して上位争いを繰り広げた31号車でしたが、終盤、ライバル勢の猛追を受け、5位でフィニッシュ。2022年の同シリーズで、31号車は開幕戦と第3戦、2度の3位表彰台獲得という結果でシーズンを終えました。

リザルト(ST-Xクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
5位4番手31永井 秀貴/嵯峨 宏紀/小高 一斗apr1211 Lap
5位でフィニッシュしたapr 31号車
apr 31号車

今季のLEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポートは今回で終了となります。 1年間応援ありがとうございました。