2023年シーズンが北米で早くも開幕。2023年最初のマンスリーレポートは、伝統の「デイトナ24時間」に参戦したLEXUS RC F GT3の活躍をお伝えします。

WeatherTech SportsCar Championship第1戦 デイトナ24時間
Rolex 24 At DAYTONA
1月26日(木)から29日(日)にかけて、米国フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで2023年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの第1戦、デイトナ24時間レースこと「Rolex 24 At DAYTONA」が行われました。
今季の同シリーズには、昨年に引き続き、バッサー・サリバンからGTDプロクラスに1台、GTDクラスに1台と計2台のLEXUS RC F GT3が参戦します。
今大会は24時間レースということもあり、GTDプロクラスの14号車はシリーズレギュラー参戦のジャック・ホークスワースとベン・バーニコートに加え、TOYOTA GAZOO RacingのワークスドライバーとしてFIA世界耐久選手権(WEC)で2度のシリーズチャンピオンを獲得し、ル・マン24時間レースも制しているマイク・コンウェイが3人目のドライバーとしてスポット参戦。GTDクラスの12号車は、シリーズレギュラーのアーロン・テリッツとフランキー・モンテカルボに、カイル・カークウッドとパーカー・トンプソンが加わる4人体制で挑みました。
シーズンの開幕戦であり最大のイベントでもあるデイトナ24時間は、他のレースとは異なるスケジュールで、予選は前週末の22日(日)に行われました。14号車はトップと僅差のクラス3番手タイム。12号車はクラス8番手タイムをマークしました。GTDクラスはその後の練習走行で、ポールポジションの車両がクラッシュを喫し、シャシー交換をしたことによるグリッド降格があり、12号車はクラス7番手からスタートすることとなりました。
28日(土)現地時間午後1時40分、全5クラス、61台により争われる、第61回デイトナ24時間レースのスタートが切られました。
クラス3番手スタートの14号車は、レースの大半をトップ4圏内で争い、合計76周にわたって首位を走行するなど上位争いを展開。終盤までトップを争い、首位と同一周回の3位でフィニッシュ。GTDプロクラスとしては初めて、LEXUS RC F GT3にデイトナ24時間レースでの表彰台をもたらしました。
クラス7番手でスタートを切った12号車も、合計26周にわたり首位を走るなど上位を争い、5位でフィニッシュ。LEXUS RC F GT3は長く厳しい24時間レースで、2台揃ってのトップ5完走を果たしました。
リザルト
クラス | 順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
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GTDプロ | 3位 | 3番手 | 14 | ジャック・ホークスワース ベン・バーニコート マイク・コンウェイ | バッサー・サリバン | 729 | 10.953 |
GTD | 5位 | 7番手 | 12 | フランキー・モンテカルボ アーロン・テリッツ カイル・カークウッド パーカー・トンプソン | バッサー・サリバン | 728 | 1 Lap |


次号のマンスリーレポートは3月28日頃の発行を予定しています。