2022 Rd.8 第49回M.C.S.C.ラリーハイランド
マスターズ2022

全日本ラリー選手権 第8戦 第49回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2022

    全日本ラリー 2022年 第7戦 RALLY HOKKAIDO

    2022年全日本ラリー選手権の集大成として
    山間部のワインディングロードに挑む

    2022年全日本ラリー選手権の最終戦として、10月14日(金)〜16日(日)に開催される第8戦「第49回 M.C.S.C. ラリーハイランドマスターズ 2022」。2020年大会は新型コロナウイルスの影響により中止、2021年大会は無観客で開催されたたが、今大会は2019年以来の有観客開催を予定している。
     今年で49回目の開催を迎える歴史の長いラリーであり、以前は「カーブレイクラリー」と呼ばれるほど厳しいグラベル(未舗装路)ラリーとして開催されてきたが、2008年以降はシーズンの終盤に開催されるスプリント・ターマック(舗装路)ラリーとしての地位を築いてきた。岐阜県高山市のワインディングロードを舞台とするスペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は、1SSあたり3〜6km前後の短距離コースが主体。初日に6SS・30.44km、2日目には6SS・35.06kmの計12SS・65.50kmが設定される。SS総距離68.46kmで争われた昨年よりも、さらに短い距離での戦いとなるため、各クラスで0.1秒を争う接戦が予想される。
     SSの総距離は短いものの、その性格は多岐にわたる。昨年から新たに加わったSS1/4 千光寺(3.02km)は道幅の狭いテクニカルコース、SS7/10 大山線(5.34km)は道幅が広い中速コースが主体となるほか、初日と2日目で同じコースを逆走するSSも設定される。また、秋の開催となることで早朝に行われるSSと午後に行われるSSの気温差が20度以上になることも。天候によっては一気に路面温度が変わることが多く、そうした条件下でタイヤをどう活かすかという点も僅差の勝負に拍車をかける。季節柄、雨に見舞われることもしばしばあり、ドライバーの対応力についても高いスキルが求められるラリーとなる。
     チームは今回のラリーに2台の「GR YARIS GR4 Rally」を送り込む。クルーは勝田範彦選手/木村裕介選手、眞貝知志選手/安藤裕一選手。2022年シーズンに積み重ねてきた知見の集大成として、チーム一丸となり勝利を狙う。

    主催者は新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じて開催
    観戦予定の方も各自で十分な対策を

    主催者は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関係者全員に「新型コロナウイルス感染防止のための問診票」の提出を求めているほか、特別規則書に『第29条 新型コロナウイルス感染症対策について』として、各関係者が新型コロナウイルス感染対策へ協力すること、という旨が記されている。
    なお、ギャラリーステージやサービスパーク見学に際しても、主催者は新型コロナウイルスへの感染予防策の準備を進めている。観戦に際しては三密を回避するなど、各自でも基本的な感染対策を講じていただきたい。

    シーズン締めくくりの一戦に備えてテストを実施
    クルマと人を鍛え、未来につなげる

    最終戦となる今大会は、6月に開催された第5戦モントレー以来、約4カ月ぶりとなるターマックラウンド。チームとしてはシーズン序盤のターマック5連戦での反省点と課題を克服し、事前に入念なテストを行い、1年の集体制としてラリーに臨む。チームを率いる豊岡悟史監督は「2022年シーズンの最終戦ですので、これまでの進化を発揮したいと思います。ラリー北海道から約1カ月ですが、クルマの仕様をターマックに変更し、眞貝選手の車両もしっかり修復して、テストも実施する予定です。もちろんラリー本番も大事なのですが、こうしたテストでの試行錯誤が、大いに自分たちの糧となっています。色々なことを試す過程が、メカやエンジニアの『もっといいクルマづくり』の基礎になる。GR YARIS GR4 Rally自体も進化していますが、自分たちも進化できている手応えがあります」と、展望を語っている。

    2022シーズンの最終戦、ラリーハイランドマスターズはターマック(舗装路)ラリー。勝田/木村組としてはRd.4 RALLY丹後2022以来、実質5ヶ月ぶりのターマック競技走行。前戦 RALLY HOKKAIDOのグラベル(未舗装路)仕様から1ヶ月のインターバルでターマック仕様のクルマづくりが施されたGR YARIS GR4 Rallyの力走にぜひご注目ください!!
    2022シーズンの最終戦、ラリーハイランドマスターズはターマック(舗装路)ラリー。勝田/木村組としてはRd.4 RALLY丹後2022以来、実質5ヶ月ぶりのターマック競技走行。前戦 RALLY HOKKAIDOのグラベル(未舗装路)仕様から1ヶ月のインターバルでターマック仕様のクルマづくりが施されたGR YARIS GR4 Rallyの力走にぜひご注目ください!!

    今シーズンの勝田選手は、シーズン前半のターマックラリー5連戦の最後となる第5戦でリタイアを喫しており、なんとか上位でフィニッシュを狙いたいところ。
    「ラリー北海道では勝つことができましたが、JN-1クラスのタイトルが決まってしまいました。チャンピオンのヘイキ・コバライネン選手は、非常にナイスガイです。勝利を争うライバルですが、彼のタイトル獲得をうれしく思います。次戦のハイランドマスターズではなんとかヘイキ・コバライネン選手の前に行けるように頑張ります」と、勝田選手は好成績でシーズンを締めくくる意気込みをみせた。また、「ハイランドマスターズは年によって、路面のμ(ミュー:路面の滑りにくさ)が違う印象で、実際に走ってみないと分からない難しさがあります。全体的にはスムーズな路面が多く、タイヤには優しいです。ただ、それまでの天候によっては路面にコケやダストが乗っているなど滑りやすいことも多いので、その点には注意しながら走ります」と、コースについての印象を語っている。
     一方、前戦のラリー北海道でリタイアを喫してしまった眞貝選手は、「モントレーまでの積み上げによって、最終戦に向けてサスペンションやブレーキなどは仕上がってきていると思います。ターマックラリーは少し間が空いているので、ドライバーとしては感覚を取り戻す必要がありますね。モントレーまでの良いイメージを、ハイランドマスターズにつなげたい」とコメント。「かつては過酷なグラベルラリーで、カーブレイクラリーとも言われていましたが、最近は比較的スムーズなコースを舞台としていて、タイム差が非常に厳しいスプリント勝負となります。クルマは気持ち良く走れるようになっているので、上位に入ってシーズンを締め括りたいですね」と最終戦に臨む。

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    大会基本情報

    開催地:
    岐阜県高山市周辺
    日程:
    10月14日(金) ~ 10月16日(日)
    サービスパーク:
    モンデウス飛騨位山
    (岐阜県高山市一之宮町 7846-1)
    路面:
    舗装路(ターマック)
    SS:
    12(SSトータル距離:65.50km)
    総走行距離:
    374.26km

    ※最新情報は 大会公式サイト をご覧ください。

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    2022年10月7日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。

    初心者でも安心な舟山スノーリゾートアルコピア観戦エリア
    各種企業団体ブースのほか飲食も出展予定

    4月から始まった2022年シーズンの全日本ラリー選手権も、これが最終戦。3年ぶりの観客エリアとなるのは、ひだ舟山スノーリゾートアルコピアの『アルコピアギャラリーステージ』だ。観客席からは大きくS字を描くコースを見下ろすかたちとなる。荒れたアスファルトに砂が乗った滑りやすい路面のため、クラスや駆動方式によってラリーカーの挙動が変化する様子を楽しむことができ、雨が降れば大きな水たまりができウォータースプラッシュの迫力も堪能できる。また、観戦エリアには飲食ブースや地元商工会青年部によるバザーなども出展予定とのこと。駐車場から至近で、ラリー観戦初心者にもやさしいと言えるだろう。
    道の駅 モンデウス飛騨位山に設けられるサービスパークは無料で見学が可能。メカニックたちが奮闘するサービス作業や、最終日にはセレモニアルフィニッシュも見ることができる。ただしサービスパーク内では競技車両が往来するため、特に子どもは手を放さないなど、安全に注意を払って観戦してほしい。

    ○セレモニアルスタート、観戦コース、各種出展ブース
    ひだ舟山スノーリゾートアルコピア
    (岐阜県高山市久々野町無数河4141)
    ○サービスパーク、フィニッシュセレモニー
    モンデウス飛騨位山
    (岐阜県高山市一之宮町 7846-1)
      • ■セレモニアルスタート
      • ひだ舟山スノーリゾートアルコピア
      • 岐阜県高山市久々野町無数河4141番地
      • ○セレモニアルスタートへご来場いただける方
        大会当日、現地で観戦チケットをお求めいただいた方
      • ○セレモニアルスタート開催時間
        10/15(土) 9:20〜
      • ※観戦チケットの事前予約販売はありません。
      • ※観戦料金は1名2000円(駐車料金込み、2日間有効、プログラム付き、中学生以下無料)です。
      • ※2日間通しのチケットのみの取り扱いとなります。
      • 詳しくはこちら >>
      • ■アルコピアギャラリーステージ(観戦コース・出展ブースあり)
      • ひだ舟山スノーリゾートアルコピア
      • 岐阜県高山市久々野町無数河4141番地
      • ○アルコピアギャラリーステージへご来場いただける方
        大会当日、現地で観戦チケットをお求めいただいた方
      • ○アルコピアギャラリーステージ開催時間
      • 10/15(土)
        SS3 アルコピア-無数河 1 11:49〜
        SS6 アルコピア-無数河 2 15:41〜
      • 10/16(日)
        SS8 無数河-アルコピア 1 9:31〜
        SS11 無数河-アルコピア 2 13:33〜
      • ※観戦チケットの事前予約販売はありません。
      • ※観戦料金は1名2000円(駐車料金込み、2日間有効、プログラム付き、中学生以下無料)です。
      • ※2日間通しのチケットのみの取り扱いとなります。
      • 詳しくはこちら >>
      • ■モンデウス飛騨位山サービスパーク(サービスパーク)
      • 道の駅 モンデウス飛騨位山
      • 岐阜県高山市一之宮町7846-1番地
      • ○モンデウス飛騨位山サービスパークへご来場いただける方
        入場無料でどなたでもご来場いただけます
      • ○モンデウス飛騨位山サービスパーク サービス(整備)作業時間目安
      • 10/15(土)
        サービス(整備)作業時間目安 12:09〜/16:01~
      • 10/16(日)
        サービス(整備)作業時間目安 10:19〜/14:24~
      • ※サービスパーク内では多く競技車両等の往来があります。見学の際は通行には十分にお気をつけください。
      • 詳しくはこちら >>
      • ■セレモニアルフィニッシュ
      • 道の駅 モンデウス飛騨位山
      • 岐阜県高山市一之宮町7846-1番地
      • ○セレモニアルフィニッシュにご来場いただける方
        観戦無料でどなたでもご来場いただけます
      • ○セレモニアルフィニッシュ開催時間
         10/16(日) 14:40〜
      • 詳しくはこちら >>

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