2024 Rd.6 2024 ARK ラリー・カムイ

全日本ラリー選手権 第6戦 2024 ARK ラリー・カムイ

    全日本ラリー 2024年 第6戦 2024 ARK ラリー・カムイ 大会情報

    シーズン終盤への未舗装路連戦
    GR-DATで初のラリー・カムイに挑む

    全8戦で行われる2024年の全日本ラリー選手権は、7月5日(金)〜7日(日)にかけて開催される『ARKラリー・カムイ』で第6戦を迎える。今シーズン初のグラベル(未舗装路)ラリーであり、9月6日(金)〜8日(日)に開催される『ラリー北海道』に続くグラベル連戦の初戦でもある。
    ラリーの拠点となるのは、世界的に人気の高いスノーリゾートとして知られる、北海道虻田郡ニセコ町。例年どおり、ニセコアンヌプリ国際スキー場の駐車場にサービスパークが設置される。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は、一部路面が柔らかく轍ができやすい区間があるものの全体的に路面コンディションが安定しており、走りやすく攻めがいがあるとして選手たちからも好評だ。初日に6SS、最終日に6SSの計12SSが行われ、SSの走行距離は2日間合計で90kmが予定されている。最終日には12.12kmという長いSSが用意されており、勝負どころとなる可能性が高いと言えるだろう。グラベルラリーのため、選手権のポイント係数(SS総距離と路面に応じた得点係数)は1.2となる。戦いの舞台となるのはニセコ町と、隣接する磯谷郡蘭越町の林道。今大会では、7月6日(土)のMAGNOLIA(SS2、SS5)と、7日(日)のNEW SUN-RISE(SS7、SS10)にギャラリー観戦エリアが設けられており、いずれもグラベルラリーならではの迫力ある走りを堪能することができる。なお、ギャラリー観戦は事前申し込み制(先着順)となっているため、大会公式サイトにて確認を。

    TOYOTA GAZOO Racing-WRJ(以下TGR-WRJ)は、JN-1クラスにGR YARIS GR4 RALLY DAT(眞貝知志選手/安藤裕一選手)でエントリー。GR-DAT車両としては、昨年のラリー北海道以来のグラベルラリー参戦となるが、綿密な準備を重ねて今シーズン初のグラベルラリーを迎えることとなる。ふたりはGR YARIS GR4 RALLY(MT車両)で参戦した昨年のラリー・カムイでJN-2クラスの2位表彰台を獲得しており、今回も好走が期待される。
    なおTGRでは、各大会盛り上げの一環として昨年からスタートした『夏』×『ラリー』の特別企画『北海道サマーラリー2024』を実施中。TGRラリーチャレンジおよび全日本ラリー選手権の両会場に足を運んでスタンプを集めたお客様に特別なノベルティを用意している。TGRラリーチャレンジ蘭越から始まったスタンプラリーは、今回のラリー・カムイで2戦目。両日とも観戦エリアのTGRイベントテントにて実施(※サービスパークでの実施はありません)しているが、事前申し込み(先着順)のSSチケットの購入が必要となる点には注意が必要だ。すでに蘭越に参加された方にはオリジナルノベルティである「折り畳みトライアングルチェア」をプレゼントする。
    観戦エリアの事前申し込み(先着順)SSチケットについて >>

    さらに、ラリー期間中、蘭越でのスタンプ押印済カードを持参の方に①ニセコ高橋牧場では「ニセコ高橋牧場ソフトクリーム」を、②道の駅真狩フラワーセンターでは「ゆりねアイス」券プレゼントを実施とのこと、あわせてぜひチェックを。
    ①ニセコ高橋牧場
    https://www.niseko-takahashi.jp/
    ②道の駅真狩フラワーセンター
    https://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2715/
    本戦ラリー・カムイはもとより、7月の『TGRラリーチャレンジ石狩』、9月の『RALLY HOKKAIDO』まで、ぜひ続けてチャレンジしていただきたい。
    グラベルラリーの迫力はもちろん、本戦ラリー・カムイのステージとなる夏のニセコ周辺は、北海道屈指の自然を楽しめる登山、カヌーや釣りなどのアクティビティが充実しており、観光と兼ねて訪れたいところだ。

    GR-DATはグラベルでも乗りやすく
    楽しく走れるクルマ

    チームは今大会で、GR-DATとして初めてラリー・カムイに挑むこととなる。昨年、GR YARIS GR4 RALLY(MT車両)で好走を見せた眞貝選手は、「GR-DATはグラベルでも乗りやすく、楽しく走れるクルマだと思います。昨年のラリー北海道ではあまり距離を稼ぐことができなかったので、今回は慎重に距離を重ねながら、クルマのセットアップを見定めていきたいと思っています。ラリー・カムイとラリー北海道では道のキャラクターや平均車速、路面の柔らかさも違い“同じ北海道でもこれほど違うのか”というくらいに、まったく異なります。それだけに、テストからしっかりと走り込みをして、気持ち良く走れるクルマを目標にしたいと思います。特にこのラリーでは気持ち良く走れると、タイムも伸びるので」とコメントしている。

    今シーズンここまで、GR YARIS GR4 RALLY DATの4WDの制御についても試行錯誤を重ねてきた。いよいよラリー・カムイそしてラリー北海道を通して、4WDのさらなる真価が問われるグラベル(未舗装路)を舞台にいいクルマづくりへの試行錯誤のチャレンジがはじまる。
    今シーズンここまで、GR YARIS GR4 RALLY DATの4WDの制御についても試行錯誤を重ねてきた。いよいよラリー・カムイそしてラリー北海道を通して、4WDのさらなる真価が問われるグラベル(未舗装路)を舞台にいいクルマづくりへの試行錯誤のチャレンジがはじまる。

    また、ラリーのポイントについては、「ラリー・カムイはもう何年も続いていて、コースの習熟度や経験が重要なポイントと言えます。特にベテランの皆さんは、やはりうまいなと思うことが多いラリーですね。基本的には硬めの路面ですが、轍ができる部分もあるので、それをいかに活用してタイムに反映できるか、という部分は経験の差が出ると思います」と説明する。前戦のモントレーで眞貝号を担当した前田直明エンジニアは、「路面μの低いグラベルラリーでは、ターマック(舗装路)ラリーとは異なるクルマの動かし方をすることになります。ハンドブレーキも多用することになると思うので、ドライバーが動かしやすいクルマを作り込んでいけたらと思っています」とコメント。シーズン初のグラベルラリーに向けてチーム一丸となって準備に取り組んでいく。

    進化したGRヤリスの開発ストーリー
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    大会基本情報

    開催地:
    北海道虻田郡ニセコ町、倶知安町、真狩村、北海道磯谷郡蘭越町
    日程:
    7月5日(金) ~7日(日)
    サービスパーク:
    ニセコアンヌプリ国際スキー場 駐車場
    (北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ485)
    路面:
    未舗装路(グラベル)
    SS:
    12(SSトータル距離:90.00km)
    総走行距離:
    328.47km

    ※最新情報は 大会公式サイトをご覧ください。

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    ※2024年6月28日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。

    2戦のみ開催される
    グラベルは貴重な学びの場

    ここ数年の全日本ラリー選手権では、このラリー・カムイとラリー北海道の2戦のみがグラベルラリーとしてカレンダーに組み込まれている。8戦中2戦と少ないが、それだけに、チームにとって貴重な学びの場でもあると言えよう。先述のとおり、GR-DAT車両のグラベルラリーへの参戦は昨年9月のラリー北海道以来、約10カ月ぶりとなる。チームは入念な準備を整えて、本戦を迎える。
    グラベルラリーはターマックラリーと違い、走行を重ねるごとに路面状況が刻一刻と変化していく。眞貝選手のコメントにもあるとおり、轍が刻まれるセクションもあり、走行ラインの取り方も重要なポイントと言える。誤ったラインを走ればタイヤのトラクションをかけることができずタイムダウンしてしまうだけではなく、時にはタイヤのサイドウォールを傷つけてしまい、パンクにつながってしまうためだ。クルマとしては、タイヤ&ホイールが15インチのため、ブレーキはターマックラリーとは異なるサイズのものを使用するほか、サスペンションやダンパーなどのセットアップも大きく異なっている。総じて路面μが低く滑りやすいことから、コーナーなどでの車両の挙動変化は大きく、観戦する側としては迫力あふれる姿を楽しめる点もポイントだ。
    GR-DATはMT車と異なり、クラッチを切って変速操作をする分のタイムロスが減り、駆動力が途切れない点が大きな特徴のひとつ。路面μの低いグラベルラリーにおいては強みになると同時に、ステアリングとアクセル、ブレーキ操作に集中できるAT車両ならではの特性も活かすことができる。昨年のラリー北海道で見つかった課題を解決し、その後のターマックラリーで得た知見を重ねてラリー・カムイに挑むTGR-WRJにご注目を。
    なお、今大会ではXCRスプリントカップ北海道も併催され、普段の全日本ラリー選手権では見られない車種も加わる。SUVやピックアップトラックなど、大型の車両による迫力の走りは必見だ。
    観戦エリアは各日1カ所ずつ設けられており、『北海道サマーラリー2024』のスタンプラリー会場もそれぞれの観戦エリアに設置されているので、事前申し込み(先着順)のSSチケットを購入のうえぜひ訪れていただきたい。
    観戦エリアの事前申し込み(先着順)SSチケットについて >>

    ○サービスパーク等
    ニセコアンヌプリ国際スキー場 駐車場
    (北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ485)
      • ■観戦エリア:MAGNOLIA(観戦コース・出展ブースあり)
        北海道蘭越町内の林道
      •  ○MAGNOLIAへご来場いただける方
        事前にオンラインでチケットの購入(先着順)が必要となります。
      • ・SS2は8:30まで、SS5は12:30までに集合場所にお集まりください。
      • ・集合場所は申込み時にご確認ください。
      • 詳しくはこちら >>
      •  ○観戦コース開催時間
        7/6(土)
        SS2 MAGNOLIA 1 10:17〜(予定)
        SS5 MAGNOLIA 2 13:45〜(予定)
      •  【観戦料金について】
        SS2/5共通券:ひとり5000円
        特典プレゼント(共通券):蘭越米ななつぼし1㎏、大会プログラム
        各SS券:ひとり3000円
        特典プレゼント(各SS券):蘭越米300g×2(ななつぼし・ゆめぴりか)食べ比べセット、大会プログラム
      • ※現地支払い(現金のみ)、中学生以下は無料。
      • ※競技観戦はスタッフの指示を厳守してください。
      • 詳しくはこちら >>
      • ■観戦エリア:NEW SUN-RISE(観戦コース・出展ブースあり)
        北海道蘭越町内の林道
      • ○NEW SUN-RISEへご来場いただける方
        事前にオンラインでチケットの購入(先着順)が必要となります。
      • ・SS7は6:30まで、SS10は10:00までに集合場所にお集まりください。
      • ・集合場所は申込み時にご確認ください。 
      • 詳しくはこちら >>
      • ○観戦コース開催時間
        7/7(日)
        SS7 NEW SUN-RISE 1 7:29〜(予定)
        SS10 NEW SUN-RISE 2 10:38〜(予定)
      • 【観戦料金について】
        SS7/10共通券:ひとり5000円
        特典プレゼント(共通券):蘭越米ななつぼし1㎏、大会プログラム
        各SS券:ひとり3000円
        特典プレゼント(各SS券):蘭越米300g×2(ななつぼし・ゆめぴりか)食べ比べセット、大会プログラム
      • ※現地支払い(現金のみ)、中学生以下は無料。
      • ※競技観戦はスタッフの指示を厳守してください。
      • 詳しくはこちら >>

    ※2024年6月28日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。

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