2025 Rd.2FUJI
KYOJO CUP 2025年 第2戦 富士

KYOJO Final
KYOJO Finalは13時10分からのフォーメーションラップを経て、ローリングスタートが切られた。
スタートでは上位3台の順位は変わらず、6番グリッドの#46 永井歩夢(NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラ KC-MG01)が4番手、8番グリッドの#53 池島実紅(TGM Grand Prix KC-MG01)が5番手に浮上する。そんななか、隊列後方で#87 山本龍(ARF☆おさきにどうぞ☆KC-MG01)がスピンを喫し、山本の後ろを走行する#10 天谷伶奈(TODOROKI KDDP KC-MG01)と、#9 ケルシーピンコウスキー(SatisPie KDDP KC-MG01)が接触。各ドライバーは自力で走行を再開したが、一時ダンロップコーナーで複数台のマシンが停止し、2周目にセーフティカー(SC)が導入された。
リスタートを迎えたのは4周目。ポールシッターの#1 斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)はスタートで好ダッシュを決めたが、SCで間合いを縮めた翁長が斎藤の背後につき、TGRコーナーで斎藤を仕留める。斎藤はコカ・コーラコーナーで首位奪還を試みるが、翁長がトップの座を守った。後方では、7番手の#39 富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)が#17 白石いつも(AIWIN Re-Kobe KC-MG01)をパス。続けて池島もかわし、5番手にポジションをあげた。
セッション後半を迎えると、最後尾からスタートし、着々と順位を上げる#37 バートンハナ(BigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01)が#46 永井歩夢(NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラ KC-MG01)、#4 平川真子(docomo business ROOKIE KC-MG01)を攻略。ペースの良いバートンは8周目に#8 佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)、10周目に池島をオーバーテイクし、入賞圏内の8番手までポジションをあげてみせた。
隊列先頭では翁長、斎藤による首位争いが白熱し、2台は後続を大きく引き離すペースで周回を重ねる。翁長に対し、一時は0.4秒差まで迫った斎藤だったがオーバーテイクは叶わず。斎藤の猛追を振り払った翁長がトップチェッカーを受け、今季初優勝を飾った。斎藤が2位、下野が3位表彰台を獲得し、4位に永井、5位に富下が続いた。ファステストラップは翁長が記録し、驚異の12台抜きを果たしたバートンは8位でレースを終えている。
優勝:#7 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)
「長い12周でした。気を抜いたらすぐに追いつかれてしまう位置に斎藤選手がいらっしゃったので、プレッシャーとの戦いでした。後半は手足が石のように硬くなったりもしましたが、 VITAから数えると自力での優勝は久しぶりで、待ちに待った優勝だったので本当に嬉しいです」
「2位になってしまいましたが、伸びしろはまだまだあると思っています。レースで繰り広げられる様々な展開にアジャストすることができるかどうかが、優勝を決める肝になると思いますが、その点が少し足りていませんでした。次戦に向けて時間があるので、一から練習して優勝できるように頑張ります」
「すごく悔しい3位でした。先行車両についていき、チャンスがあればトップ争いに加わりたいと思っていたものの離されてしまったので、去年のように後ろからポジションを狙うレースになってしまいました。この悔しさを糧に自分ができることをやり、次戦では優勝したいです」