2025 Rd.3 RALLY 飛鳥

全日本ラリー選手権 第3戦 MORIZO Challenge Cup RALLY 飛鳥

    MORIZO Challenge Cup RALLY 飛鳥

    初日のダッシュが明暗を分ける
    初開催のラリー飛鳥

    2025年シーズン全日本ラリー選手権第3戦「YUHO Rally 飛鳥 supported by トヨタユナイテッド奈良」が、5月16日〜18日にかけて奈良県天理市を拠点に開催されます。若手ドライバー育成カテゴリーの「MORIZO Challenge Cup(略称:MCC)」はもちろんのこと、全日本ラリー選手権にとっても新しいコースで行われるラリーであり、スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は、初日に6SS、最終日に4SSが設けられます。SS総走行距離は72.40kmで、そのうち初日に54.50kmを走行するため、スタートダッシュが明暗を分ける可能性が高いと言えそうです。
    なお今大会では、最終日に観戦エリアとして名阪スポーツランドが設定されています。0.65kmと短いコースですが、MCC参戦2年目の最上佳樹選手は過去に全日本ジムカーナ選手権で走行した経験があり、路面やコースの特性を知るアドバンテージを活用できるかに注目です。また、前戦で5位に入った長尾綱也選手は、GR-DATでの3戦目。初開催となるラリーにおいては、豊富な経験をもつコ・ドライバーの安藤裕一選手の存在が大きな助けとなるはず。また、MCC初参戦の前戦は悔しいリタイアを味わった奥井優介選手も、リベンジに燃える選手のひとり。2024年の全日本ジムカーナ選手権では、GRヤリスGRMNでPN4クラスで8連勝という圧倒的な戦績を収めてチャンピオンに輝き、今年も開幕戦のBC3クラスで優勝を挙げるなど、MCCと並行して腕を磨き続けています。
    シリーズもいよいよ中盤戦へと突入。さらなる盛り上がりをみせるMCC若手選手に熱い声援をよろしくお願いいたします。

    ※2025年5月8日時点の情報です。変更の場合があります。

    ラリー当日の車両位置やSSタイムを
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    MORIZO Challenge Cup Rd.3
    LIVE INFORMATION

    ライブ更新期間:
    2025/5/17(土)7:00~5/18(日)17:00

    • TRACKING/位置情報 by RALLYSTREAM
    • LIVE TIMING/SS速報 by RALLYSTREAM
    • RALLYSTREAM RallyStreamトラッキングシステムは、世界で最もスマートなラリー管制システムのひとつです。必要な情報をどこからでもリアルタイムに確認できます。
    MATEX-AQTEC RALLY TEAM
    稲葉摩人選手

    前戦の唐津を終えて、自分にとって得意な道と苦手な道、他のドライバーよりもアドバンテージが取れるところと難しいところがはっきりと分かりました。そのなかで、特に自分にとって不利だった道、ツイスティな道の練習をもっと積み重ねて、ラリー飛鳥に臨みたいと思います。

    CUSCO Racing
    Zeal Jones選手

    誰にとってもゼロからのスタートです。難しいが大事な一戦になると考えています。第2戦唐津をしっかり振り返り、第1戦の三河湾とも比較し、改善すべき点を見つけてマシンを改良して臨む予定です。細かい部分を正しく調整し、組み合わせていくことが重要だと思います。トップ争いをするとなると、コンマ数秒が勝敗を決定づける要素となりますから。

    CUSCO Racing
    松原周勢選手

    MTかGR-DATか、どちらで出るかはまだ分かりませんが、MTであれば唐津で走らせたGR-DATのフィーリングをセッティングに活かせるように、GR-DATであれば、唐津で学んだことを活かしてGR-DATの良さを活かせるものにしたいと思います。最初はおっかなびっくりな速さだったんですが、唐津を走り終えた段階では『いいぞこの加速!』という感じですね。

    CUSCO Racing
    奥井優介選手

    前戦の唐津ではラリーの難しさも痛感できましたし、勉強になったと思います。ペース配分も、自分がどれくらいコントロールできていたか、というのが確認できた点はまあ良かったかなと思います。飛鳥に向けては山道をドライブして、ペースノートを作る練習をしっかりして挑みたいと思います。

    Wellpine Motorsport
    長尾綱也選手

    ラリー飛鳥に向けては、主にサスペンション周りのセットアップを変更していくのと、ブレーキのトラブル解消がメインになるかなと思います。左足ブレーキを使ってしまう癖があり、唐津では温度が上がりすぎてしまったりしたので。飛鳥は僕的には長いコーナーがない方がいいなと思います。まだ苦手なので(苦笑)。

    KTMS Rally Team
    米林慶晃選手

    今の課題は、林道に慣れていないことです。免許を取得して自分で運転できるようになったので、知らない道をどんどん走って、道を認識する力を鍛えていきたいですね。これまでもヌタハララリースクールやフィンランドのWRCチャレンジプログラムで最高峰のペースノートの作り方を勉強してきたので、実戦にもかなり活かせていると思います。

    TEAM KANEMATSU
    兼松由奈選手

    ラリー飛鳥からようやくGR-DAT車両を投入する予定です。唐津でGR-DATに乗っていた選手たちを見ていると、かなり戦えるという印象でしたので、すごく楽しみです。ただ、今のままでは、いい道や自分が好きな道であれば勝負できますが、苦手な道だと全然勝負する場所にいられないので、それを何とか克服して、底上げできるように挑みたいと思います。

    TOYOTA GAZOO RacingーWRJ
    大竹直生選手

    飛鳥はどのようなコースか分かりませんが、ハイスピードセクションが得意なので、そういうSSがあるとうれしいですね。低速セクションについても、眞貝知志監督が分析してくれているので、いい調子を保ったまま臨めたらと思います。課題もたくさんありますが、コ・ドライバーの橋本美咲選手とのコンビネーションも、さらに良くしていきたいと思います。

    TOYOTA GAZOO RacingーWRJ
    平川真子選手

    初開催のラリーでコースが想定できないので、唐津のラリーで学んだことをしっかり見つめ直して、活かすのみだと思います。唐津ではまた色々な課題が出てきたので、飛鳥では落ち着いて取り組めたらと思っています。

    FIT-EASY Racing
    最上佳樹選手

    ラリー飛鳥に向けて、唐津での走りをしっかりと振り返り、苦手なところは入念な準備をして臨みます。あと名阪スポーツランドにスペシャルステージが設けられるので、得意なコースでいい走りをできるように頑張ります。

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