2022 Rd.1 OKAYAMA

SUPER GT 2022年 第1戦(開幕戦)岡山

    96号車 新田/高木組が2番手グリッドからスタートするも、ポイント獲得ならず

    GT300 予選/決勝

    96号車 新田/高木組が2番手グリッドからスタートするも、ポイント獲得ならず

     SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月16日(土)、17日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されました。
     日本で最高の人気を誇るモータースポーツ、SUPER GTが例年通りこの時期の岡山で開幕しました。今季も海外遠征戦こそ見送られたものの、全8戦でシリーズが戦われます。
     今季新たに3台のGR86がエントリー。3台のGRスープラ、プリウスとLEXUS RC F GT3が1台ずつの計8台がGT300クラスの激戦に挑みます。
     また、両クラスにおいてモータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりに向け、各チームとの連携を強化していきます。

    予選

     16日(土)は風が強いながらも好天に恵まれ、午後2時より、気温17度、路面温度21度というコンディションでノックアウト方式の予選が行われました。
     参戦車両が多いこともあり、Q1は2グループに分けて実施。それぞれのグループ上位8台がQ2へと進出します。
     A組では今季よりGR86へと車両をスイッチし参戦するmuta Racing GR86 GT 2号車の堤優威が3番手タイム。大ベテランコンビの復活で話題を呼んだK-tunes RC F GT3 96号車の新田守男が4番手に入り、この2台がQ2へと進出。昨年2勝を挙げランキング3位となったSyntium LMcorsa GR Supra GT 60号車は河野駿佑がアタックするも10番手。今季プリウスからGR86へと車両を変えて臨むapr GR86 GT 30号車は織戸学がアタックするも11番手に終わり、Q1敗退となりました。
     B組では、セッションが始まってすぐにスピンでコース上に車両が止まったために13分ほど赤旗中断。残り8分でセッションが再開されると、昨年2度の表彰台を獲得している埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車を駆る川合孝汰がいきなりトップタイムをマーク。今季より新たにSUPER GTに挑戦するシェイドレーシング GR86 GT 20号車はベテラン平中克之のアタックで52号車に次ぐ2番手。唯一のプリウスとなったapr GR SPORT PRIUS GT 31号車は嵯峨宏紀の懸命のアタック及ばず11番手に終わりました。
     Q2はトップ9台がこれまでのコースレコードを更新するという驚くべきハイペースな予選となりました。そんな中でベテラン高木真一の96号車が速さを見せ、最前列2番手グリッドを獲得。清水英志郎の20号車がコースレコード更新タイムで9番手。吉田広樹の52号車が10番手、加藤寛規の2号車が15番手から決勝に臨むこととなりました。
     なお、今季からGRスープラで参戦する松井 孝允/野中 誠太組 HOPPY Schatz GR Supra 25号車は午前中の公式練習走行時にトラブルが発生し、予選は出走できず。決勝までに車両を修復し、最後尾から出場します。

    最前列2番手グリッドを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)
    最前列2番手グリッドを獲得したK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/高木 真一)

    シェイドレーシング GR86 GT 20号車(平中 克幸/清水 英志郎)
    シェイドレーシング GR86 GT 20号車(平中 克幸/清水 英志郎)
    決勝

     17日(日)も好天となり、強い日差しに照らされたコース上は気温23度、路面温度33度と暑さを感じる陽気。午後2時よりフォーメーションラップ2周を経て、82周で争われる決勝レースのスタートが切られました。
     最前列2番手グリッドからスタートを切った新田の96号車が、スタートで5位へとポジションを落とし、そのままの順位で周回。9番手、10番手スタートの20号車と52号車は順位を守りました。
     中盤のピット作業を終えたところで、高木へとドライバー交代した96号車は8位を走行。前を行くライバル勢との差を詰めていき、5位争いの集団に加わると、前を行く2台が接触して6位へと浮上。さらに上位を狙った96号車でしたが、ヘアピンでGT500車両と接触し、車両前部を破損。そのまま走行を続けていましたが、ストレート走行中に突然ボンネットが跳ね上がってイン側の壁にクラッシュ。上位を争いながら無念のリタイアとなりました。
     他のGT300車両はトラブルに見舞われるなど上位争いに加わるには到らず、60号車が12位、30号車が13位、20号車が14位、31号車が19位、2号車が20位、25号車が22位、52号車は26位という結果に終わりました。

    Syntium LMcorsa GR Supra GT 60号車(吉本 大樹/河野 駿佑)
    Syntium LMcorsa GR Supra GT 60号車(吉本 大樹/河野 駿佑)

    apr GR86 GT 30号車(永井 宏明/織戸 学)
    apr GR86 GT 30号車(永井 宏明/織戸 学)

    SUPER GT 2022年 第1戦(開幕戦)岡山 決勝結果:GT300
    順位No.車名ドライバー周回所要時間/差グリッドSW
    156リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R藤波 清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ771:59'46.8845
    218UPGARAGE NSX GT3小林 崇志/太田 格之進7714.7344
    365LEON PYRAMID AMG蒲生 尚弥/篠原 拓朗7718.11211
    49PACIFIC hololive NAC Ferrariケイ・コッツォリーノ/横溝 直輝7741.2236
    56Team LeMans Audi R8 LMS本山 哲/片山 義章761 Lap12
    610TANAX GAINER GT-R富田 竜一郎/大草 りき761 Lap3
    74グッドスマイル 初音ミク AMG谷口 信輝/片岡 龍也761 Lap14
    887Bamboo Airways ランボルギーニ GT3松浦 孝亮/坂口 夏月761 Lap13
    961SUBARU BRZ R&D SPORT井口 卓人/山内 英輝761 Lap1
    1011GAINER TANAX GT-R安田 裕信/石川 京侍761 Lap17
    1260Syntium LMcorsa GR Supra GT吉本 大樹/河野 駿佑761 Lap19
    1330apr GR86 GT永井 宏明/織戸 学761 Lap21
    1420シェイドレーシング GR86 GT平中 克幸/清水 英志郎761 Lap9
    1931apr GR SPORT PRIUS GT嵯峨 宏紀/中山 友貴752 Laps22
    202muta Racing GR86 GT加藤 寛規/堤 優威752 Laps15
    2225HOPPY Schatz GR Supra松井 孝允/野中 誠太743 Laps
    2652埼玉トヨペットGB GR Supra GT吉田 広樹/川合 孝汰6512 Laps10
    2796K-tunes RC F GT3新田 守男/高木 真一6116 Laps2