2023 Rd.2 RALLY SWEDEN

WRC 2023年第2戦ラリー・スウェーデン

2月の北欧スウェーデンで開催される、
シーズン唯一のフルスノーラリー

厳寒期の北欧、スウェーデンを舞台に行われるラリー・スウェーデンは、2023年もシーズン唯一のフルスノーラリーである。ラリー・モンテカルロも一部のSSで雪道を走行する機会があるが、コース全域が雪に覆われているのはラリー・スウェーデンのみ。新型コロナウイルスの影響により2年ぶりの開催となった2022年大会から、開催エリアが大きく北側に移動した。以前のホストタウンはトルシュビーに置かれていたが、新たに首都ストックホルムの北約600kmに位置するウーメオーに移動。そのためコースは一新された。ステージは全体的にとても高速で、息を呑むようなビッグジャンプもラリー・スウェーデンの魅力である。トヨタは2017年に現チーム代表のヤリ-マティ・ラトバラが、2019年にオィット・タナックが、2020年にエルフィン・エバンスがヤリスWRCで総合優勝。2022年大会では、カッレ・ロバンペラがGR YARIS Rally1 HYBRIDを初優勝に導いた。

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ハイスピードなコースでは空力性能も重要となる

ラリー・スウェーデンは滑りやすいスノーロードを舞台とするラリーだが、特殊な金属製のスタッド（＝スパイク）が埋め込まれた「スタッドタイヤ」が、圧雪路や凍結路にしっかりと食い込むため、路面のグリップ力は想像以上に高い。そして、緩やかな高速コーナーが続くステージが多いこともあり、平均速度はWRCの中で3本の指に入るほど高い。ハイスピードラリーにおいてはクルマの空力性能も非常に重要であり、十分なダウンフォースが得られれば高速コーナーでも安定して速いスピードを保つことができる。2022年大会では同年デビューしたGR YARIS Rally1 HYBRIDが優勝し、その空力性能の高さを証明した。

大会基本情報

開催国：: スウェーデン
日程：: 2月9日（木）～12日（日）
サービスパーク：: ウーメオー
路面：: スノー
SS：: 18 （SSトータル距離：301.18km）
総走行距離：: 1,192.53km

開催国情報

首都：: ストックホルム
時差：: -8時間
人口：: 約1,045万人（2021年12月、スウェーデン統計庁）
言語：: スウェーデン語

※最新情報は wrc.com をご覧ください。

アイテナリー

※最新情報は wrc.com をご覧ください。

		現地時間	日本時間	距離	ロケーション
Shakedown 2/9	シェイクダウン	09:01	2/9 17:01	5.45	Shakedown Håkmark

		現地時間	日本時間	距離	ロケーション
DAY1 2/9	SS1	19:05	2/10 03:05	5.16	Umeå Sprint 1

		現地時間	日本時間	距離	ロケーション
DAY2 2/10	SS2	08:30	2/10 16:30	10.76	Brattby 1
	SS3	09:31	2/10 17:31	14.23	Sarsjöliden 1
	SS4	11:03	2/10 19:03	25.81	Botsmark 1
	SS5	14:53	2/10 22:53	10.76	Brattby 2
	SS6	15:54	2/10 23:54	14.23	Sarsjöliden 2
	SS7	17:26	2/11 01:26	25.81	Botsmark 2
	SS8	19:05	2/11 03:05	5.16	Umeå Sprint 2

		現地時間	日本時間	距離	ロケーション
DAY3 2/11	SS9	08:05	2/11 16:05	12.54	Norrby 1
	SS10	08:56	2/11 16:56	28.25	Floda 1
	SS11	10:41	2/11 18:41	17.28	Sävar 1
	SS12	14:05	2/11 22:05	12.54	Norrby 2
	SS13	14:56	2/11 22:56	28.25	Floda 2
	SS14	16:41	2/12 00:41	17.28	Sävar 2
	SS15	18:05	2/12 02:05	10.08	Umeå 1

		現地時間	日本時間	距離	ロケーション
DAY4 2/12	SS16	07:05	2/12 15:05	26.48	Västervik 1
	SS17	10:05	2/12 18:05	26.48	Västervik 2
	SS18	12:18	2/12 20:18	10.08	Umeå 2 (Wolf Power Stage)