RALLY JAPAN
WRC 2024年 第13戦 ラリージャパン
WRC復活3年目を迎える日本ラウンドは
愛知県と岐阜県を舞台とするターマックラリー
日本では過去2004年から2010年にかけて、北海道の帯広および札幌を中心に、グラベル(未舗装路)ラリーとしてWRCが6回開催された。それから12年の歳月を経てWRC日本ラウンド「ラリージャパン」が2022年に復活。舞台を本州に移動し、愛知県と岐阜県を舞台にターマック(舗装路)ラリーとして開催された。ラリーの中心となるサービスパークは、WRC復活3年目の2024年大会も愛知県豊田市のトヨタスタジアムに置かれ、ステージは愛知県の豊田市、岡崎市、新城市、設楽町、岐阜県の恵那市、中津川市に設定される。その大部分が山岳地帯の峠道であり、全体的に道幅が狭く、非常にツイスティなため精度の高いドライビングが求められる。一方で中高速の緩やかなコーナーが連続するセクションもあり、ドライバーたちはリズム変化に上手く対応しなくてはならない。2024年のステージは多くが前年大会と重なっているが、岐阜県に新ステージが設けられるなど変更点も少なくない。
11月の山岳地帯は特に早朝気温がかなり低くなり、路面温度も日陰はなかなか上がらない。そのためスタート前にしっかりとタイヤを暖めておく必要があり、スタート直後もタイヤの温度がきちんと上がるまでは、グリップに気をつけて走らなければならない。ステージの路面は全体的にフラットで舗装のコンディションは悪くないが、秋季ということで路面に落ち葉や枯れ枝があるセクションもあり、そのような場所では著しくタイヤのグリップが低下する。特に、2023年大会のように雨が降るとさらに滑りやすくなるため注意が必要だ。また、山岳ステージは道幅が狭い上に排水用の側溝があるセクションも多く、コーナリングラインが乱れてタイヤが側溝に落ちるとパンクを喫する可能性が高く、場合によってはサスペンションが破損して走行不能となってしまうこともある。そのため、ドライバーには正確なドライビングが求められる。愛知県出身の勝田貴元は2022年のラリージャパンでトヨタ勢最上位の総合3位に入り、地元でポディウムフィニッシュを果たした。また、2023年大会ではエルフィン・エバンスが優勝、セバスチャン・オジエが総合2位に、カッレ・ロバンペラが総合3位に入りTGR-WRTが表彰台を独占した。
大会基本情報
- 開催国:
- 日本
- 日程:
- 11月21日(木)~ 11月24日(日)
- サービスパーク:
- 豊田
- 路面:
- ターマック
- SS:
- 21 (SSトータル距離:302.59 km)
- 総走行距離:
- 1,024.34 km
開催国情報
- 首都:
- 東京
- 人口:
- 1億2379万人(2024年10月概算値)
- 言語:
- 日本語
※最新情報は wrc.com をご覧ください。
アイテナリー
※最新情報は wrc.com をご覧ください。
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現地時間 距離 ロケーション Shakedown
11/21Shakedown 09:01 2.75 Kuragaike Park -
現地時間 距離 ロケーション DAY1 11/21 SS1 19:05 2.15 TOYOTA STADIUM SSS 1 -
現地時間 距離 ロケーション DAY2 11/22 SS2 07:44 23.67 Isegami's Tunnel 1 SS3 08:44 19.38 Inabu/Shitara 1 SS4 10:12 17.41 Shinshiro 1 SS5 13:32 23.67 Isegami's Tunnel 2 SS6 14:32 19.38 Inabu/Shitara 2 SS7 16:00 17.41 Shinshiro 2 SS8 18:35 2.54 Okazaki SSS 1 SS9 18:44 2.54 Okazaki SSS 2 -
現地時間 距離 ロケーション DAY3 11/23 SS10 08:05 16.47 Mt. Kasagi 1 SS11 09:03 11.6 Nenoue Kougen 1 SS12 10:16 22.79 Ena 1 SS13 13:05 16.47 Mt. Kasagi 2 SS14 14:08 11.6 Nenoue Kougen 2 SS15 15:16 22.79 Ena 2 SS16 19:05 2.15 TOYOTA STADIUM SSS 2 -
現地時間 距離 ロケーション DAY4 11/24 SS17 07:39 20.23 Nukata 1 SS18 08:35 13.98 Lake Mikawako 1 SS19 09:38 20.23 Nukata 2 SS20 12:17 2.15 TOYOTA STADIUM SSS 3 SS21 14:15 13.98 Lake Mikawako 2 Wolf Power Stage
過去の戦績
- 1位
- エルフィン・エバンス/スコット・マーティン
- 2位
- セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ
- 3位
- カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン
- 1位
- ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ
- 2位
- オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ
- 3位
- 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン
- 4位
- セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ
- 5位
- エルフィン・エバンス/スコット・マーティン
- 11位
- カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン