WRC 2019年 チーム&ドライバー
ドライバー
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オィット・タナック
ヤリスWRC 8号車:ドライバー
生年月日:1987年10月15日 国籍:エストニアエストニア人ラリードライバー。元WRCドライバーのマルコ・マルティンの支援を受け、2008年から2年連続でエストニア・ラリー選手権を制覇。2009年のポルトガルでWRCにデビューした。2010年はPWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)シリーズ4位、2011年はSWRC(S2000世界ラリー選手権)シリーズ2位と実績を残し、2011年の最終戦グレートブリテンでWRカー初出場。翌2012年はMスポーツ・フォードからWRCにフル参戦し、イタリアでは総合3位に入った。その後もMスポーツのドライバーとして活動を続け、2017年のイタリアでWRC初優勝。3戦後のドイツでも優勝を飾った。2018年はTOYOTA GAZOO Racing WRTに移籍し、第5戦アルゼンチンで移籍後初優勝を達成。以降、第8戦フィンランド、第9戦ドイツ、第10戦トルコと3連勝しシーズン4勝を記録した。
主な実績 -
マルティン・ヤルヴェオヤ
ヤリスWRC 8号車:コ・ドライバー
生年月日:1987年8月18日 国籍:エストニアエストニア人コ・ドライバー。タナックとコンビを組んでいる。2003年にコ・ドライバーとして初めてラリーに出場し、エストニア国内のイベントを中心に経験を積み重ねた。そして2010年のヨルダン・ラリーに、同郷のカール・クルーダと共に出場しWRCデビュー。2014年のWRC2では2勝を挙げシリーズ5位となった。タナックとは2016年からコンビを組み、2017年のイタリアでWRC初優勝。2018年からTOYOTA GAZOO Racing WRTの一員となり、タナックと共に勝ち星を増やし続けている。ヤルヴェオヤはコ・ドライバーとして活動しながら過去柔道にも出場。73kgの選手として2008年に国際大会で、2010年にエストニア国内大会で優勝を飾るなど、トップレベルの柔道選手として活躍した。
主な実績 -
ヤリ-マティ・ラトバラ
ヤリスWRC 10号車:ドライバー
生年月日:1985年4月3日 国籍:フィンランドフィンランド人ラリードライバー。WRCデビューは2002年のグレートブリテン。2008年にフォードワークス入りし、同年のスウェーデンでWRC初優勝を挙げた。この時の年齢は22歳313日で、WRC最年少優勝記録を更新した。2013年からフォルクスワーゲンに移籍したが、2016年限りでフォルクスワーゲンがWRCを撤退したためTOYOTA GAZOO Racing WRTに移籍。2017年の開幕戦モンテカルロでヤリスWRCをデビュー戦2位に導き、第2戦スウェーデンではヤリスWRCに初優勝をもたらした。2018年は計5回表彰台に上がり、最終戦ラリー・オーストラリアでは優勝。WRC通算優勝回数を18に伸ばした。
主な実績 -
ミーカ・アンティラ
ヤリスWRC 10号車:コ・ドライバー
生年月日:1972年9月10日 国籍:フィンランドフィンランド人コ・ドライバー。ラトバラとコンビを組んでいる。WRC初参戦は1999年で、2003年までミッコ・ヒルボネンのコ・ドライバーを務めていた。2004年にヒルボネンがスバルに移籍した際ヒルボネンとのコンビを解消。後にラトバラとペアを組みWRCのキャリアを積んできた。2008年フォードのワークスチームに入り、2013~2016年のフォルクスワーゲンのワークスチーム在籍を経て、2017年TOYOTA GAZOO Racing WRTに加入。第2戦スウェーデンではラトバラと共にヤリスWRCの初優勝に貢献した。また、同年のフィンランドでは、WRC参戦189回目を迎え単独最多出場記録を達成。WRCでの18回の勝利は全てラトバラと共に手にしたものである。
主な実績 -
クリス・ミーク
ヤリスWRC 5号車:ドライバー
生年月日:1979年7月2日 国籍:イギリスイギリス人ラリードライバー。大学で機械工学を学び、卒業後はWRCトップチームで設計者として働いていた。エンジニアとしてだけでなくドライバーとしても秀でていたミークは、2000年に初めてラリーに出場。元WRC王者コリン・マクレーの支援を受けながらイギリス国内のラリーを中心に活動し、2002年のラリーGBでWRC初出場を果たした。2005年よりFIA JWRC(FIA ジュニア世界ラリー選手権)への参戦を開始し、同年のラリーGBではWRカーをドライブし総合9位でフィニッシュ。2009年はIRC(インターコンチネンタルラリーチャレンジ)でシリーズチャンピオンに輝いた。2011年よりWRCトップカテゴリーへの本格参戦を開始しMINI、シトロエンのワークスドライバーとして活躍。2015年のラリー・アルゼンティーナでWRC初優勝を果たし、2018年までに5勝を記録した。2019年よりTOYOTA GAZOO Racing WRTに加入し、新たなる1歩を踏み出した。
主な実績 -
セブ・マーシャル
ヤリスWRC 5号車:コ・ドライバー
生年月日:1988年5月29日 国籍:イギリスイギリス人コ・ドライバー。2005年にコ・ドライバーとして初めてラリーに出場。イギリス国内のイベントで経験を積み、2008年のラリー・ドイチェランドでWRCデビューを果たした。2010年に同郷のハリー・ハントと組み、FIA JWRC(FIA ジュニア世界ラリー選手権)を始めとする国際ラリーへの本格参戦を開始。2015年にケビン・アブリングと共に初めてWRカーでWRCに出場した。2017年にはヘイデン・パッドンのコ・ドライバーとなり、同年のラリー・オーストラリアで総合3位に入りWRCの表彰台に初めて立った。2018年の最終戦ラリー・オーストラリアでは総合2位に入り、WRCにおける自己ベストリザルトを更新。2019年にTOYOTA GAZOO Racing WRTの一員となり、ミークとの協働を開始した。
主な実績