2024 Rd.3 FUJI

GR86/BRZ Cup 2024 第3大会 富士スピードウェイ

    GR86/BRZ Cup 2024年 第3戦  富士スピードウェイ 大会情報

    プロフェッショナルはシーズン唯一の2連戦
    クラブマンも60台を超えるエントリーで、激戦必至

    2021年に新たなマシンとレギュレーションにより競われることになった「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」。2023年も昨年と同じく7大会が予定されているが、プロフェッショナルシリーズは第3大会のみレースウィークに2戦を実施する「ダブルヘッダー(1大会2レース制)」を採用している。そのためプロフェッショナルシリーズは年間8戦、クラブマンシリーズは年間7戦のシリーズで争われている。
    シーズン唯一の連戦で、チャンピオンシップを考えると分岐点にもなる第3大会は、7月13日(土)-14日(日)に富士スピードウェイで開催される。

    次戦の展望に移る前に、第2戦のオートポリス戦を振り返ってみたい。
    オートポリス戦はシリーズ唯一のワンデーレースとして6月16日(日)に予選と決勝レースが実施された。プロフェッショナルシリーズは、開幕戦ではポールポジションからスタートしたがチェッカー目前で♯1井口卓人選手にかわされ惜しくも2位となった、♯10菅波冬悟選手が雪辱を果たす展開となった。菅波選手は練習走行から好調さを示し、タイム計測が実施された専有走行、予選、決勝レースのすべてにおいてライバルを寄せつけず完全優勝を果たした。決勝レース中のファステストラップに与えられる1ポイントも奪取しているので、オートポリス戦だけで22ポイントを追加した。
    この結果によってポイントスタンディングは、菅波選手が36ポイント、開幕戦で優勝した井口選手が6位に入り26ポイント、♯121蒲生尚弥選手が18ポイントで3位、♯7堤優威選手と♯504冨林勇佑選手が16ポイントで4位に並んでいる。まだ2戦が終わっただけなのでチャンピオンシップを考えるのは尚早だが、菅波選手がこの勢いを維持していくとライバル勢が追いつくのは難しくなるだろう。

    GR86/BRZ Cup 2024年 第3戦  富士スピードウェイ 大会情報
    ♯10菅波冬悟選手が雪辱を果たす展開となった

    一方のクラブマンシリーズは、開幕戦を欠場した♯380菱井将文選手がポールトゥウィンを達成して、ポイントスタンディングの上位に加わった。トップは、開幕戦で優勝、第2戦でも3位になった♯557大西隆生選手で32ポイント、2位は開幕戦と第2戦ともに表彰台に登っている♯41岸本尚将選手で28ポイント、3位は菱井選手で21ポイント、4位は♯707箕輪卓也選手と♯522大森和也選手が並んでいる。プロフェッショナルシリーズほどトップとの差がないが、安定して表彰台を確保していくことがシリーズチャンピオンの鍵になりそうだ。

    GR86/BRZ Cup 2024年 第3戦  富士スピードウェイ 大会情報
    ♯380菱井将文選手がポールトゥウィンを達成

    このシリーズランキングで競うことになるのが、第3大会の富士スピードウェイになる。前述のようにプロフェッショナルシリーズはダブルヘッダーとなり、予選は1回のみだが、決勝レースは2戦が実施される。最大で43ポイントを追加できる可能性があり、シリーズチャンピオンを争ううえでは是が非でも上位に食い込みたいはず。第4戦が終了した時点のポイントランキングは、現状の第2戦終了時とは異なった様相になるだろう。
    プロフェッショナルシリーズの暫定エントリーリストでは36台が参戦を予定していて、♯12三浦愛選手と♯559織戸茉彩選手の2人の女性ドライバーがGR86/BRZ Cupに初参戦となる。

    GR86/BRZ Cup 2024年 第3戦  富士スピードウェイ 大会情報
    ポイントランキング2位、♯1井口卓人選手
    GR86/BRZ Cup 2024年 第3戦  富士スピードウェイ 大会情報
    ♯121蒲生尚弥選手が18ポイントで3位

    開幕戦と第2戦までの展開をみると、ドライバーやチームのパフォーマンスもあるが、使用するタイヤの相性が勝敗をわけている。プロフェッショナルシリーズはブリヂストンとダンロップ、ネクセンの3メーカーから装着するタイヤを選択でき、開幕戦ではブリヂストン、第2戦ではダンロップを履くマシンが優勝している。気温が高くなると性能差が縮まる傾向で、決勝レースでは7月の大会となる富士スピードウェイ戦は拮抗した展開が見られるかもしれない。

    クラブマンシリーズは通常のレースと同じく1回の予選と決勝レースだが、富士スピードウェイ戦は常に多くのエントリーを数える。今回も62台が参戦を予定していて、富士スピードウェイの決勝レースは45台の出走台数となるので、17台が決勝レースを走れないこととなる。

    両クラスの激しい決勝レースが3戦も見ることができる第3大会の富士スピードウェイは、7月13日(土)にプロフェッショナルシリーズとクラブマンシリーズの予選、14日(日)にプロフェッショナルシリーズの第3戦、第4戦決勝レース、クラブマンシリーズの第3戦決勝レースが開催される。

    さらに14日(日)には、富士スピードウェイ主催の恒例イベント「FUJI 86/BRZ STYLE 2024」が開催され、日本中からAE86、86、GR86、SUBARU BRZのオーナーたちが多数集結する。こちらのコンテンツも盛りだくさんなので現地に行く方はレースと合わせて楽しんでほしい。

    ●主なスケジュール
    7月13日(土)
    09:00~09:40 Yaris Cup予選
    11:25~12:05 クラブマンシリーズ予選
    13:30~ Yaris Cup決勝(8周)
    14:50~15:05 プロフェッショナルシリーズ予選
    16:50~ Yaris Cupコンソレーションレース(4周)
    7月14日(日)
    09:05~ プロフェッショナルシリーズ第3戦決勝(10周)
    12:35~ クラブマンシリーズ決勝(10周)
    15:25~ プロフェッショナルシリーズ第4戦決勝(10周)
    ※スケジュールは、天候やレースの進行状況により変更となる場合がございます

    ●現地観戦情報
    開催日:7月13日(土)~14日(日)
    入場料:13日(土) 1,200円(保護者同伴に限り中学生以下無料)
        14日(日) 4,000円(前売3,000円。保護者同伴に限り中学生以下無料)
    駐車料金(1日あたり):無料
    ※詳細はサーキット公式ウェブサイト等をご確認ください。
    https://www.fsw.tv/

    ●併催イベント情報
    「FUJI 86/BRZ STYLE 2024」
    開催日:7月14日(日)
    ※詳細は下記公式サイトをご確認ください。
    https://www.fsw.tv/freeinfo/054404.html

    YouTube動画配信情報
    「T.R.A.事務局」のチャンネル登録をお願いいたします!

    7月13日(土)~14日(日)開催の富士スピードウェイは、T.R.A.事務局公式チャンネルよりYouTube動画配信を実施予定です。

    公式予選/決勝レースのライブ配信(タイミングモニター or レース映像)です。
    現地観戦が難しい方も、下記URLから選手たちの白熱必至の戦いを応援してください!
    あわせて、「T.R.A.事務局公式チャンネル」の登録もお願いいたします。

    URL: http://www.youtube.com/c/TRA事務局

    大会基本情報

    日程:
    7月13日(土) ~ 14日(日)
    開催サーキット:
    富士スピードウェイ
    住所:
    静岡県駿東郡小山町中日向694
    1周距離:
    4.563km
    コース幅:
    15~25m
    周回数:
    10
    レース距離:
    45.630Km
    最大決勝出走台数:
    45台

    コース図

    富士スピードウェイ コース図

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    全戦の模様が、CSスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!
    レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。