LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート No.9LEXUS RC F GT3が米国WTSCの耐久戦初制覇で有終の美

2022.10.25(火)- 18:00配信

 今月のLEXUS カスタマーマンスリーレポートは、シーズン最終戦を迎えた米国WeatherTech SportsCar Championshipと国内SUPER GT、スーパー耐久の模様をお伝えします。

LEXUS RC F GT3が米国WTSCの耐久戦初制覇で有終の美

WeatherTech SportsCar Championship第12戦プチ・ル・マン
MOTUL Petit Le Mans

 9月28日(水)から10月1日(日)にかけて、米国ジョージア州ブラセルトンのミシュラン・レースウェイ・ロードアトランタで、2022年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズのシーズン最終戦となる第12戦が10時間の耐久レースとして行われました。
 今季の同シリーズには、バッサー・サリバンからGTDプロクラスに1台、GTDクラスに1台と計2台のLEXUS RC F GT3が参戦しています。
 今大会、GTDプロクラスの14号車はジャック・ホークスワースとベン・バーニコート、カイル・カークウッドの3名、GTDクラスの12号車はアーロン・テリッツ、フランキー・モンテカルボ、リチャード・ハイスタンドの3名というドライバーラインナップで、シーズンを締めくくる伝統の10時間レースに臨みました。
 予選では、14号車がGTDプロクラスのポールポジションを獲得。12号車はクラス5番手につけました。
 決勝レースでは、ポールポジションからスタートした14号車のホークスワースがライバル勢とのバトルを繰り広げながら、首位を快走。バーニコート、カークウッドも見事な走りで、14号車は全386周中211周にわたって首位を走行し、トップチェッカー。長い10時間のレースを制しました。
 この勝利は、バッサー・サリバンがLEXUS RC F GT3で参戦して以来、耐久レースでは初の勝利であり、WTSCシリーズでのLEXUS RC F GT3にとって通算12勝目となります。
 GTDクラスの12号車は5番手スタートから前半戦15周にわたって首位を走行するなど上位を争いましたが、2位を走行していた4時間経過時に他クラスの車両と接触し、タイアバリアにクラッシュ。13位に終わりました。
 これで2022年シーズンのWeatherTech SportsCar Championshipシリーズは全ての日程が終了。LEXUS RC F GT3は両クラスあわせて今季3勝、9度の表彰台と4度のポールポジションという活躍を見せました。そして14号車はGTDプロクラスのシリーズランキングで過去最高の2位、マニュファクチャラーズランキングでもLEXUSはGTDプロクラスで2位となりました。

リザルト

クラス順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
GTDプロ1位1番手14ジャック・ホークスワース
ベン・バーニコート
カイル・カークウッド
バッサー・サリバン386
GTD13位5番手12フランキー・モンテカルボ
アーロン・テリッツ
リチャード・ハイスタンド
バッサー・サリバン158229 Laps
211周にわたって首位を走行し、トップチェッカーを受けたバッサー・サリバン 14号車
ジャック・ホークスワース、ベン・バーニコート、カイル・カークウッド

SUPER GTシリーズ第7戦オートポリス
FAV HOTEL AUTOPOLIS GT 300km RACE

 SUPER GT第7戦「FAV HOTEL AUTOPOLIS GT 300km RACE」が10月1日(土)、2日(日)の両日、大分県のオートポリスで開催されました。
 今季のSUPER GTには、GT300クラスに新田守男/高木真一組のK-tunes RC F GT3 96号車がフル参戦しています。
 全8戦で競われている2022年シーズンのSUPER GTも残すところ今大会を含めて2戦。サクセスウェイトの軽くなる終盤2戦で好成績を残してシーズンを締めくくるべく、今季唯一の九州ラウンドに臨みました。
 1日(土)、気温25度、路面温度40度と10月としては予想外の暑さの中、午後3時よりノックアウト方式の予選が行われました。2グループに分けて実施されたQ1、B組から出走した新田の96号車は、決勝を重視したタイヤ選択もあって11番手に終わり、各組上位8台が争うQ2への進出はならず。決勝は21番手グリッドからスタートすることとなりました。
 2日(日)も秋晴れの好天に恵まれ、気温26度、路面温度は46度と10月とは思えない暑さの中で、予定よりも5分遅れの午後1時35分、地元大分県警の白バイとパトカー先導によるパレードラップ、フォーメーションラップを経て決勝レースがスタート。
 タイヤへの負担が大きいオートポリスで、耐久性重視のタイヤ選択を行った96号車は、新田がスタートを担当。苦しみながらも19位へと順位を上げ、先陣を切って20周で高木へとドライバーチェンジ。
 終盤、タイヤ摩耗に苦しむ車両が出る中、着実な追い上げを見せた96号車は、8位までポジションを上げてフィニッシュ。2戦連続のポイント獲得を果たしました。

リザルト(GT300クラス)

順位グリッドNo.ドライバー車両名周回トップとの差
9位27番手96新田 守男/高木 真一K-tunes RC F GT3601 Lap
8位までポジションを上げてフィニッシュしたK-tunes RC F GT3
K-tunes RC F GT3

ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Honkook 第6戦 岡山
スーパー耐久レースin岡山

 10月15日(土)と16日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットでENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Honkook 第6戦「スーパー耐久レースin岡山」が開催されました。
 今シーズンの同シリーズには、最速のST-XクラスにaprからDENSO LEXUS RC F GT3 31号車が参戦しています。今大会31号車は、永井 秀貴/嵯峨 宏紀/小高 一斗のドライバーラインナップで3時間レースに挑みました。
 15日(土)に行われた予選では、31号車は6番手グリッドを獲得。
 16日(日)、決勝レースは2グループに分けて3時間ずつで実施。31号車のST-Xクラスはグループ1で、午後1時半にスタートが切られました。6番手からスタートした31号車は、嵯峨のドライブで一時は3位までポジションアップする速さを見せましたが、76周目に他車と接触し、車両にダメージを負ってしまいました。修復のためガレージ入りを余儀なくされた31号車でしたが、メカニックの懸命の作業でレースへと復帰し、6位でチェッカーを受けました。

リザルト(ST-Xクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
6位6番手31永井 秀貴/嵯峨 宏紀/小高 一斗apr10310 Laps
6位でチェッカーを受けたapr
apr

次号のマンスリーレポートは11月29日頃の発行を予定しています。