// 2022 season

2022 Rd.4 RALLY丹後2022

全日本ラリー選手権 第4戦 RALLY丹後2022

全日本ラリー 2022年 第4戦 RALLY丹後2022

早くもシリーズ半ばを迎える全日本ラリー選手権
戦いの舞台は丹後半島のターマック林道

3月から始まった2022年シーズン全日本ラリー選手権は、5月20日(金)〜22日(日)にかけて開催される「YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg」で早くもシリーズ折り返しの第4戦を迎える。京都府京丹後市を拠点とし、丹後半島周辺を舞台として開催されるターマック(舗装路)ラリーだ。2021年には勝田範彦選手/木村裕介選手がGRヤリスで初めての表彰台(JN1クラス2位)を獲得しており、力走に期待がかかる。チームは今大会に2台の「GR YARIS GR4 Rally」でエントリー。クルーを務めるのは勝田選手/木村選手、眞貝知志選手/安藤裕一選手の4名だ。
コースは丹後半島を南北に貫く丹後縦貫林道を区切って使用する。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は、初日に半島を南下する格好で3SSを2度走行し、2日目にはそれを逆走する形で3SSを2度走行する、計12SSでの構成となっている。大会のSS総走行距離は108.08kmとされ、前戦同様にポイント係数は1.2だ。コースの性格はSSによって様々で、道幅が広くなったり狭くなったりするうえに変則的なコーナーが連続するセクションもあれば、2車線道路のワインディングを駆け抜けるハイスピードなSSもあるなど、懐の広いサスペンションセットアップが求められると言えるだろう。
今回のラリーでは、5月22日(日)のSS8/11 Tsunotsuki Reverse(京丹後森林公園スイス村)にSS中の観戦エリアが設けられている。下りのコーナリングを楽しめる、かつてのラリー丹後でも観戦エリアとして使用したことがあるポイントだ。チケットは5月21日(土)まで、オンラインで購入できる。

関係者は2週間前から検温を行い、問診表を提出
感染拡大防止策を実施して開催

主催者は新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、関係者全員に来場2週間前からの体温を記録した問診票の提出と、万が一の場合に追跡できるよう連絡先を登録することを定めている。加えて特別規則書には、“最新情報の収集に努め、具体的な対応策を検討中”と記されており、いっそうの感染対策を講じる構えだ。合わせて咳エチケットや手洗い等の感染対策に努めるよう呼びかけられている。

“規定最低重量+50kg”で臨む勝田選手
ドライビングや車両にどのような影響があるかを検証

2022年から導入された規定によって、JN1クラスの車両はウェイトによる性能調整が図られる。前戦の久万高原ラリーで勝利を挙げた勝田選手のGRヤリスは、規定最低重量に50kgを足した重量がラリー丹後での最低重量となる。前戦では“規定最低重量+20kg”で厳しいラリー臨みながらも好タイムをマークすることができていたが、“+50kg”となる今回は、ハンドリング、ブレーキやタイヤへの負荷など、様々な影響が現れることも視野に入れてデータを分析していく必要があるだろう。また、5月下旬ということで、天候によっては前戦よりも気温が高くなることも予想されるため、その点にも気を配らなければならない。

前戦、Rd.3久万高原にて今シーズン初クラス優勝を飾った後の本戦では、今シーズンより導入された重量調整により、上限となる50kgの加重での走行となる。タイヤへの負担増など様々な影響が予想される。
前戦、Rd.3久万高原にて今シーズン初クラス優勝を飾った後の本戦では、今シーズンより導入された重量調整により、上限となる50kgの加重での走行となる。タイヤへの負担増など様々な影響が予想される。

勝田選手は、このラリー丹後に向けて「タイヤ依存のコースだと思います。今回のデータを持ち帰って、今後のセットアップなどに活かし、ライバルにもプレッシャーを与えるようにしたいですね。準備をしっかりとしてラリーに挑める点も、このチームの強みだと考えています」とコメント。一方の眞貝選手は、「ラリー丹後は、道が綺麗でスムーズという印象です。しかし、それは全員にとって同じことなので、いかにムダなく綺麗に走りながら、タイムを削るかがポイントだと考えています。クルマの競争力があるので、それをしっかりドライビングで引き出し、上位陣に迫る戦いができればと思っています」と語っている。

【INSIDE GR】Vol.19 全日本ラリー GRヤリスの挑戦
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【INSIDE GR】全日本ラリー トヨタ社員チームの挑戦
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勝田範彦選手と挑んだGR YARIS の雪上ドライブムービー公開中!!

大会基本情報

開催地:
京都府京丹後市周辺
日程:
5月20日(金) ~ 5月22日(日)
サービスパーク:
京都府丹後文化会館駐車場(京都府京丹後市峰山町杉谷943)
路面:
舗装路(ターマック)
SS:
12(SSトータル距離:108.08km)
総走行距離:
291.07km

※最新情報は 大会公式サイト をご覧ください。

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※2022年5月13日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。

2022年の全日本ラリー選手権は8戦中6戦が舗装路
千差万別の路面から今後への糧を学ぶ

2022年の全日本ラリー選手権は、全国各地を舞台に全8戦が予定されている。そのうち6戦を占めるのが、主に舗装林道を舞台とするターマックラリーだ。舗装路とひと口に言っても、それぞれのSSごとに路面の状況は千差万別。今季ここまで行われてきた第1戦新城(愛知)、第2戦唐津(佐賀)、第3戦久万高原(愛媛)を振り返ってみても、同じ路面はひとつとして存在せず、グリップ力やタイヤへの攻撃性はまったく異なる。これに天候やインカットによる路肩の砂利や泥の散乱など走行順による影響が加わるため、「テストと本番ではまったく異なる(勝田選手)」状況が生まれ、ラリーの状況を難しくし、チームに対しては“もっといいクルマづくり”への大きな学びをもたらしてくれるものとなる。
シーズン全体を考えると、今回の第4戦ラリー丹後と6月の第5戦モントレー(群馬県)で、夏のグラベル連戦(第6戦カムイ、第7戦北海道)に向けて大きく弾みをつけたいところだ。GRヤリスを全日本ラリー選手権に投入して2シーズン目、チームはここまで積み重ねてきた知見をもとに「人を鍛え、クルマを鍛える」ための取り組みを推進していく。

○サービスパーク
京都府丹後文化会館駐車場
京都府京丹後市峰山町杉谷943
○観戦コース
京丹後森林公園スイス村
京都府京丹後市弥栄町野中2562
    • ○セレモニアルスタート/セレモニアルフィニッシュについて
      コロナウイルス感染拡大予防のため、セレモニアルスタートおよびフィニッシュ等の儀典は実施しません
    • ○観戦コース日時および会場
    • 日時:5月22日(日)
      SS8 Tsunotsuki Reverse 9:35~
      SS11 Tsunotsuki Reverse 12:40~
    • 会場:京丹後森林公園スイス村近辺の林道
      京都府京丹後市弥栄町野中2562
    • ※安全のため、8:30を過ぎますとご入場いただけませんのでご注意ください。
    • ※SS8、SS11がそれぞれ始まると、終わるまでは会場からは出られませんのでご注意ください。
    • ○観戦/入場費用
      観戦費用:6,000円(税込)
    • ※発売チケットは100枚限定です。
    • ※お弁当付、ラリープログラム冊子付、駐車場代を含みます。
    • ○観戦申込方法
      ローソンチケットにて発売中
      2022年JAF全日本ラリー選手権 第4戦「YUHO RALLY TANGO」
      https://l-tike.com/order/?gLcode=55593
      受付期間:2022/5/21(土)23:59まで
    • ※店頭以外での受付は、2022/5/21(土)22:00まで

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