

開催地からのごあいさつ
-
-
徳島県 三好市長の高井 美穂でございます。
この度「TOYOTA GAZOO Racing Rally challenge 2025 in三好」が、今年も開催されますことを大変うれしく思います。ご来場の皆様、関係の皆様を心から歓迎いたします。徳島県三好市は、他の四国3県すべてに接しており、四国のほぼ中央に位置しています。四国で最も広い面積を有する当市は、国の名勝・天然記念物「大歩危・小歩危」やミシュラングリーンガイドに選ばれた「祖谷渓」など、日本でも屈指の美しい景観を形成する自然にあふれています。平家落人伝説が残る「祖谷のかずら橋」や国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「落合集落」といった歴史文化も持ち合わせています。さらに、三好市ではラフティングとウェイクボード2つの世界大会が開催されるなど吉野川では様々なウォータースポーツが体験できます。
日本三大秘境の一つである「祖谷」は、かずら橋の架け替えの取り組みが「2023年世界の持続可能な観光地TOP100選」として選出され、2024年には三好地域特有の景観と生活文化が評価され、日本ジオパーク認定も受けました。「古き良き日本の原風景」が残る桃源郷三好市は世界からも大きな注目を集めています。
三好市は、世界レベルの観光スポットやアクティビティをお楽しみいただけるところです。剣山山系の伏流水を使った酒蔵も3つあり、自然や文化、スポーツといった魅力に加え、雑穀や祖谷そばなどの世界農業遺産の三好地域で取れた食も楽しんでいただければ幸いです。
当市では3回目の開催となり、地域内ではモータースポーツへの興味が高まっております。ステキな車大集合など、お越しいただいた皆様には、地元が一体となって作り上げるイベントをお楽しみいただけることだと思います。
結びに、大会開催にご尽力いただいた関係者の皆様に深く敬意を表しますとともに、厚く御礼申し上げます。大会の成功と関係の皆様のご健勝・ご多幸をご祈念申し上げ、挨拶とさせていただきます。
三好市長 高井 美穂
ラリーツーリズムについて
ラリーは、一般の公道を使用して行われるモータースポーツで、開催地域の「道」がその舞台となります。競技に参加される皆さまや観戦に訪れる皆さまに、地域の「道」を通じて開催地域の「魅力」を再発見していただきたく、「会場周辺の観光」と「その土地のグルメ」の情報を掲載しています。参戦や観戦プランを計画する際に、ぜひご活用ください。
※TGRラリーチャレンジは「ラリーツーリズム」という新しい概念のもと、モータースポーツを通じて、地域を訪れる皆さま、地元の自治体様、ラリークラブの皆さま、販売店・企業の皆さまをつなげ地域を盛り上げる取り組みを進めてまいります。
開催地周辺の注目スポット
by TOYOTA GAZOO Racing
徳島県三好市エリアのお出かけにぴったりな観光地やおすすめグルメの注目スポットをご案内します。
- TGRチーム イチ押し!
祖谷渓
~雄大な自然が織り成す絶景スポット~
-
-
日本三景と言えば、「宮城 松島」・「京都 天橋立」・「広島 宮島」とご存知の方も多くいらっしゃいますが、同様に日本には”三大秘境”と呼ばれる場所があるのをご存知ですか?
徳島市内から車を走らせることおよそ2時間。この三好市には、日本三大秘境のひとつに数えられる「祖谷」というエリアがあります。昨年に続き、「日本三大秘境」のひとつ「祖谷」がラリーチャレンジの舞台となります!まず「秘境」と聞いて皆さんはどんな場所を思い浮かべるでしょう。
深い山や谷などの大自然に阻まれ容易には近づくことのできない場所?
外部の者が足を踏み入れることを許さないおどろおどろしく神秘的な場所?この「祖谷」が秘境と呼ばれる由縁はまさにその2つ。
西日本第二の高峰「剣山」を頂く四国最大の河川「吉野川」を取り囲む美しい渓谷や奇怪な岩々は秘境としての期待を裏切らず、都心近郊では決して見られない圧巻の景色を眺めることができます。観光景勝地としても有名な「大歩危・小歩危」もこのエリアです。
なお、この「大歩危・小歩危」は世界有数のラフティングスポットでもあり、2017年には世界選手権が行われるほど。
日本最大級の激流とされる吉野川を仲間と力をあわせて漕ぎ下っていく...過酷な大自然を相手に「迫力」と「スリル」と「爽快感」が体感できるラフティング、渓流と林道と舞台は違えど、どこかしらラリーのスピリッツに合い通じるところがあると思いませんか?なおラフティングのベストシーズンは6月。吉野川の水位が安定し日本一の激流が常時楽しむことができるようになるとのこと。
公道だけでなく、山に河にとさらに行動の舞台を広げたいと思われる方は、是非、ラフティング体験のファーストステージをこちらで!
※ちなみにラフティングの”ラフト”とは筏(いかだ)の意味だそうです。大歩危祖谷ナビ
平家の落人伝説
~武家屋敷旧喜多家と東祖谷歴史民俗資料館~
-
-
この「祖谷」が秘境と呼ばれる理由はこのように自然が豊かなことだけではありません。ややアカデミックな背景もあるのです。それが「平家の落人伝説」。
平家の落人伝説とは、平氏が源平合戦において敗北した結果、その生き残りが山間部などの僻地に隠遁したという逸話です。実はこの平家伝説が伝わる場所は日本各地にあり、もうひとつの日本三大秘境とされる「宮崎県の椎葉村」も平家伝説が伝えられている地域です。
さかのぼること800年、源平の最終戦となる壇ノ浦の戦いで、いよいよ戦況が悪くなってきた平氏一門の武将たちは覚悟を決めて海に入水、幼い安徳天皇も祖母に抱かれたまま、海に身を投げた...という源平合戦の有名な逸話、学校ではたしかにこのように習ったと記憶されている方も多いでしょう。
一方でここに伝わる伝説は、入水して亡くなったされる安徳天皇はその時になんとか難を逃れ、平家の残党とともに密かにこの祖谷の地に移り住みひっそりと暮らしていた...というもの。実際、祖谷には今もなおこの伝説に関連する史料や遺跡が数多く残されています。大歩危小歩危と同じく、ここを訪れたなら必ず行っておきたい「祖谷のかずら橋」もそのひとつ。蔓(つる)を束ねて造られている「かずら橋」は、源氏からの追っ手がせまってきたとき、敵の侵入を防ぐために、すぐに切り落とせるようにしたものいわれています。
旅路の途中、その土地に伝わる歴史ロマンに魅かれる方は、ゆかりの品が展示されている武家屋敷旧喜多家や東祖谷歴史民俗資料館の他に、地元ガイドと祖谷の平家ゆかりの地を一緒に巡るツアーなども用意されておりますのでこの機会に是非参加されてみてはいかがでしょう?
武家屋敷旧喜多家
-
住所〒778-0204 徳島県三好市東祖谷大枝43
-
TEL
東祖谷歴史民俗資料館
-
住所〒778-0204 徳島県三好市東祖谷京上14-3
-
TEL
-
四国の秘境に残る「怪遺産」妖怪伝説
-
-
この「祖谷」が秘境と呼ばれる理由をもうひとつ。
妖怪で有名な県といえば、「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な作家 水木しげるを輩出した鳥取県が有名ですね。「耳なし芳一」や「雪女」を書いた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の暮らした島根県が思い当たる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、ここ三好市も、全国まれにみる妖怪変化の伝説の里でもあります。誰もが一度は耳にしたことがある子泣き爺(こなきじじい)は、徳島県の山間部に伝承される妖怪とのこと。
四国山地のけわしい断崖絶壁、一歩あやまれば危険な場所が至る所にある。ここに暮らした人々は旅人や子どもたちがそういう場所に近づかないように、妖怪の話を伝え聞かせることによって事故から身を守るといういにしえの知恵から妖怪伝説が生まれていったと言われています。
「祖谷」周辺をドライブする際にはくれぐれも妖怪にでくわさないよう安全運転を心がけましょう。なお三好市は平成20年5月25日に世界妖怪協会より「怪遺産」の第2号に認定されていますが、この認定の第1号はやはり鳥取県境港市でした。
山城大歩危妖怪村
開催地周辺のグルメとおみやげ
by TOYOTA GAZOO Racing
ラリーチャレンジを満喫した後は、開催地のおみやげをゲット!
自分用だけではなく、贈り物にもぴったりな品を集めました。
祖谷そば
-
-
四国のソウルフード筆頭として挙げるとなると...そばではなく、うどんに軍配が。みなさんもご存知のとおり、徳島県のおとなり香川県は今やうどん県として不動の地位を確立しています。
一方で、徳島県三好市の祖谷地域と言えば、長い歴史のあるそばの名産地。もともと米が育ちにくいこの地域、源氏から逃れてきた平家の人々はそばの実を育てて暮らしていたといわれています。それ以降、育ちやすくて栽培期間も短いそばは祖谷での主食となり、特産品として現在に至っていると言うお話。
地元産のそば粉100%と新鮮な水を使ってこねられた祖谷そばは、まさに悠久のソウルフード。この地域で行われるイベントなどでは、必ずと言っていいほど振る舞われるメニューで、食堂からホテルまで至る所で食べることができます。みなさんも滞在中に一度は体験される機会があるかもしれませんね。
祖谷ではそのほかにもそばの実をそのまま使う「そば米雑炊」などもあり、祖谷そば同様にお持ち帰り用としても商品化されていますので三好のお土産としても是非!
なお、この祖谷そば、皆さんが普段から馴染みのあるそばとは明らかに食感が違います。「いやいや自分はうどん派なので...」と言われる方も800年の歴史を噛み締めるチャンスです。是非お試しあれ!
ジビエバーガー
-
-
秘境と言えばジビエ、ジビエと言えばSDGs
ラリーに参戦されるエントラントの方々が山の中の林道SSを走行中、「絶対に出てきてほしくない!」と願ってやまないイノシシや鹿など、野生に生息する鳥獣を使用した料理のことを「ジビエ」と言います。
深刻な被害をもたらすこれらの獣肉(ジビエ)を地域資源として有効活用しようという前向きな取組が、国の主導のもとで全国の農村地域で広がりつつあります。いわゆるSDGsの一環ですね。
三好市でも現在イチオシなのがジビエバーガー!
かつて日本の山岳地域では普通に食されていたジビエも今や高級食材。最近ではロッテリアやベッカーズなどファーストフードチェーンでも販売されるようになり普通のハンバーガーと比べると少々お値段高めですが、いずれも人気商品だそうです。街のハンバーガーチェーンで食べるのもいいけれど、せっかくなら山岳秘境とされる本場ご当地で!
大歩危峡が一望できる『Cafe&ジビエ』、こちらのテラス席で食べる祖谷ジビエ100%のハンバーガーはSDGsへの貢献も兼ねた贅沢グルメ、オススメです。Cafe&ジビエ
おすすめモデルコース
by TOYOTA GAZOO Racing
日曜日(大会当日)
日帰り観戦コース

土曜日(大会前日)
大会前日の土曜日にたっぷり観光
お泊り観戦コース


【重要なお知らせ】
当ページ掲載の施設ほかにつきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休業や、時間を短縮で営業している場合もございます。詳細はあらかじめ各施設のホームページなどでご確認ください。
また、ご旅行の際には、その時点での新型コロナの状況をふまえてきただき、マスク着用や手洗いの徹底など、新しい旅のエチケット、ガイドラインをお守りください。
何卒ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。