SUPER GT 2016年 第5戦 富士

　上位8台がQ2へと進出するQ1（15分間）は予定よりも6分遅れた午後2時51分に開始されたが、いつも通り全車ガレージ内で待機。残り9分を切ったあたりからコースイン。気温33度、路面温度は50度を超える酷暑のコンディションでのアタックが繰り広げられた。

　LEXUS勢では最初にコースインした19号車の国本が7番手タイムをマーク。しかし、6番手以降の7台が0.3秒以内に入る僅差の争いの中、LEXUS勢の残る5台は惜しくもQ2進出ならず。au TOM'S RC F 36号車が10番手、WAKO'S 4CR RC F 6号車が11番手、ZENT CERUMO RC F 38号車が12番手。ランキング上位で重いウェイトハンデを積むDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車とKeePer TOM'S RC F 37号車はそれぞれ13，15番手となってしまった。

Q1ではLEXUS勢で唯一（国本）雄資が残ってくれた。Q2は決勝を見据えてタイヤ選択はギャンブルに出た。抽選（決勝スタートタイヤはQ1、Q2で使用した2種類から抽選で選ばれる）でQ2のタイヤが選ばれれば最高のシチュエーションで戦えるはずだった。残念ながらQ1のタイヤとなり、作戦とは違う結果となってしまったが、チャレンジする姿勢が大事だし、いつかこういう攻めの姿勢が上手く働くときも来るはずだ。もちろん、Q1タイヤでも一発の速さという意味では上位の速さを持っているので、このタイヤなりの作戦を立てて戦い、上位フィニッシュを狙っていく。

朝の公式練習走行の時点では、Q1突破はボーダーライン上かなという状況だったが、富士は得意なので担当したQ1を全力でアタックした。僅差だったし、プレッシャーも大きかったが、ミス無く走ることが出来、路面温度が上がったことでタイヤもうまく機能してくれて良いアタックが出来た。Q1突破を果たせてほっとしている。