SUPER GT 2016年 公式テスト岡山

公式テスト2日目、LEXUS勢が総合ワンツー
トップは2年連続開幕戦ウイナーのKeePer TOM'S RC F

　3月20日（日）、岡山国際サーキットでSUPER GT公式テスト2日目が行われた。2つのセッションはともにドライコンディションで行われLEXUS勢の各マシンは3週間後に控える開幕戦本番に向けた調整を行った。その結果、KeePer TOM'S RC F 37号車（ジェームス・ロシター/平川 亮）が総合トップ、2位にWAKO'S 4CR RC F 6号車（大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ）と、前日に続きLEXUS勢がワンツーを形成。3年連続開幕戦ポール・トゥ・ウィンに向け大きく前進した。

　この後再度赤旗が出され、走行時間は予定よりかなり短縮されることとなったが、LEXUS勢はその中で着実にデータを収集。そして平川のドライブにより1分18秒918と非公式ながらコースレコードを上回る唯一の1分18秒台をマークしたKeePer TOM'S RC F 37号車がセッション3のトップ。2位に6号車、3位4位には36号車、39号車がいずれも僅差で続いた。
　セッション3の間にトラブルが発生した39号車だったが、平手は「セットアップもタイヤもだいぶ固まってきているが、もう少しやりたかったことがやれなかったのは残念。でも午後の走行には間に合いそうなので、そこでなんとか消化したい」と、開幕への準備に大きな影響がないことをうかがわせた。

　セッション4はトップこそ逃したものの、2位にWAKO'S 4CR RC F 6号車、さらに6位までをLEXUS勢で占めるという好成績で2日間の公式テストを終えた。
　公式テスト2日目の総合トップタイムをマークした37号車の平川の「昨日はやや調子が良くなかったが、今日に向けた大幅な変更が功を奏しかなり良くなった。セッション中はずっとコースは混雑した状態でクリアラップというわけではないしタイヤもピークが使えていたわけではなかったので、もう少しイケた感じがある」とコメント。昨日トップの大嶋のコメントと併せ、LEXUS勢のポテンシャルがまだまだあることを感じさせる公式テストとなった。

　次回、シーズン開幕前最後となる公式テストは、3月26日（土）～27日（日）の2日間、第2戦の舞台となる静岡県小山町の富士スピードウェイで行われる。