2020 Rd.8 那須

ラリーチャレンジ 第8戦 那須

    ラリーチャレンジ 2020年 第8戦 那須 大会情報

    本州でのラリーチャレンジがついに始動!
    無観客開催の那須ラウンドを制するのは誰だ?

    8/22(土)~8/23(日)、栃木県那須塩原市においてTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ2020 in 那須が開催される。東日本屈指のダートトライアル場として有名な丸和オートランド那須を改修して新たに作られたサーキット「GR Garage 宇都宮 つくるまサーキット那須」をメイン会場とする本戦は、隣接するドライビングパレット那須とダートトライアル場である丸和オートランド那須もコースとして使用される。
    ※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策で関係者のみ入場可能となるため、一般者のご入場はできません。あらかじめご了承ください。

    グラベルとターマックのミックス路面。
    タイヤの選択が勝利の鍵となるか?

    3月の高知ラウンドからスタート予定だった2020年シーズンだが、新型コロナウイルスの影響により7月までのすべてのラウンドが延期・キャンセルとなってしまった。そんな中ではあったが、無観客での開催・来場者全員の検温実施・ソーシャルディスタンス確保等の感染対策を徹底することで8月2日の石狩ラウンドよりシリーズが再開された。このレポートの公開時点では、石狩、那須、須坂 峰の原、吉野ヶ里、富士山すその、高岡 万葉、豊田、幸田の9ラウンドで2020年シーズンが開催されることが決まっている。今後の開催日程が詰まったことから、シリーズを狙う参加者にとっては、参加する大会の選択にも苦慮しそうだ。

    今回使用するコースは、今年3月に開催されたラリー練習会でも使用したコースとなっており、施設内のみで完結し一般道の走行も設定されない。全体が見渡せ、他の参加者の動きも把握しやすい環境での実施となるため、ラリー参戦に不安のある初心者にも参加しやすいラウンドとなっている。とはいうものの、練習会では使用できなかったサーキット部分も盛り込まれることで、グラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)のどちらを重視するか、タイヤの選択も勝利の鍵となるだろう。

    ラリーの中心となる「つくるまサーキット 那須」は誕生まもなく、ラリーチャレンジシリーズとしては初開催ながら、本年3月にはラリー練習会を開催。関東近縁の身近なモータースポーツの拠点の一つとして期待される。
    ラリーの中心となる「つくるまサーキット 那須」は誕生まもなく、ラリーチャレンジシリーズとしては初開催ながら、本年3月にはラリー練習会を開催。関東近縁の身近なモータースポーツの拠点の一つとして期待される。
    ※画像がラリー練習会の模様

    走行ポイント

    スピード感と満足感を感じつつ、ドライビングのスキルアップが出来るレイアウトとしても意識して設計されたつくるまサーキット那須のターマックコース。
    スピード感と満足感を感じつつ、ドライビングのスキルアップが出来るレイアウトとしても意識して設計されたつくるまサーキット那須のターマックコース。
    https://sunrise-circuit.jp/guide/index.htm

    今回の那須ラウンドは、敷地内のミニサーキットコース「ドライビングパレット(舗装路)」と、「つくるまサーキット那須(舗装路)」、「丸和オートランド那須(未舗装路)」の3か所のコースを使用して実施される。
    1つ目のドライビングパレットは普段ジムカーナ競技で使用される機会の多いサーキットとなるが、今回もジムカーナ形式のコースが設定される。そのため、パイロン位置や回り方などのコースの記憶と、比較的低速でのドライビングコントロールが要求される。手堅く走行し、パイロンタッチやミスコースを防ぐことも勝利への近道だ。

    2つ目のつくるまサーキット那須は、全長約1kmのミニサーキットとなっている。プロのレーシングドライバーが監修したこのコースはコンパクトで一見シンプルに見えるが、複合コーナーが連続し、走行ラインやブレーキングポイント、ギア選択が何通りも想定できる非常にテクニカルなコースとなっている。朝のレッキで「正解ライン」を見つけられるかが勝敗を分けることになるだろう。
    最後の丸和オートランド那須は歴史のあるダートトライアル場で、全体がグラベル(未舗装路)となる。グラベルでは路面のグリップ力が低いため、コーナリング中の車両のコントロール能力が問われることとなる。マシンを振り回すダイナミックな走りでグラベルの醍醐味を楽しむか、極力ロスの少ない走りに徹するかも勝負の分かれ道となるだろう。ただし走行中に土手に乗り上げてしまうと横転などの危険性もあるため、慎重なドライビングが要求されることとなる。
    様々な路面が混在するため、どちらの路面を重視するか、タイヤの選択は車両セッティングの肝となるだろう。

    ○サービスパーク/SS
    つくるまサーキット 那須
    栃木県那須塩原市高林259番地1
    ※無観客開催のためラリー関係者以外ご来場できません。

    スケジュール

    ※2020年8月18日時点の情報です。最新情報は 大会公式サイト をご覧ください。

      • ※本戦はラリー競技関係者のみの無観客開催となります。