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124万円の衝撃!ル・マンの宿を確保せよ

ル・マンへの道 準備編 その弐「124万円の衝撃!ル・マンの宿を確保せよ」

ル・マンへの道 準備編
124万円の衝撃!ル・マンの宿を確保せよ

僕は、いつも一方的に送りつけてくる担当Kさんのメモを見て、
とにかく寝床を探さねば!、と焦った。

まず、野宿は絶対嫌だ!
初めて行く土地で野宿なんて、寂しいし辛いし・・・
何より、怖い!!!
根性がないと言われてもいい! 野宿は嫌だ・・・
さらに・・・フランスでは英語はあまり通じないらしい
(そもそも英語上手じゃないけど)。

いろいろ不安だ。
でも、長年想いを寄せたル・マンが僕を呼んでいる!!!

よし!
まずは旅行代理店に電話だ!

あ、まてよ・・・。
そういえば、確か指令書に
『自力で格安でいってこい』
って書いてあったな。

・・・仕方ない。自力で探そう。

よし!まずインターネットで「hotel le mans」と検索!
便利な世の中に感謝!

あれ!?日本語が出た。
なになに・・・
世界中の宿が日本語で予約できるウェブサイトがあるんだ!!

よしこのサイトなら僕にも簡単にできそうだ!
なんだ、野宿の心配なんてすることなかったじゃないか!楽勝、楽勝♪

じゃあ、サーキットに近くて安い宿を探そう!



え!?
ひゃ! ひゃくにじゅうよん万円!?!?!?
ル・マン24時間レース期間中は、ホテル代がここまで高いとは(驚)

・・・恐るべしル・マンバブル。

ちなみに
124万円のル・マン市内のホテルはどんなものかというと・・・・

  • サルト・サーキットまで10km以内
  • 19世紀築の建物
  • ラウンジバーでは様々な高級ワインや音楽などのエンターテイメントを楽しめる
  • 屋外パティオ付きの客室(パティオって何?)

さらにレース期間中は、最低7日間以上の予約が必要なホテルもあるらしい。
モータースポーツを愛するもの全てがお金持ちとは限りませんよ・・・

気を取り直して、
ちょっとぐらいならサーキットから離れてもいいから、
もう少し現実的な値段の宿を探してみよう。

え!?
ホテルからサーキットまで69km!?
東京〜小田原間を毎日通うことと一緒か・・・
・・・・・・・遠いっ!!!
※東京⇔小田原をご通勤の皆様、申し訳ありません。通えますよね・・・。

これも無理だ。残念!!!
お!?
ル・マン24時間レースの公式サイトにキャンプ情報発見!
52ユーロということは・・・
今1ユーロが130円ぐらいだから・・・
大体7,000円ぐらいか。

うん、これなら何の問題もない!

んんでもまてよ・・・ふむふむ・・・
・・・
・・・
って、どうすりゃいいんだ???
・・・
・・・
英語ばっかり!

困った僕は、
担当Kさんに質問くらいは許してと直訴した。

しぶしぶ教えてくれたキャンプ情報は・・・

サーキット敷地内にキャンプが出来るエリアがあって、アウトドアを楽しみながら、レースも楽しめちゃうというモータースポーツファンからすれば、一石二鳥のすばらしいシステムということ。
ヨーロッパの壮大な景色、もちろん空気はうまいに違いない。

しかし!
『テントとか必要な道具は持ち込みだからね。
それから質問はあと2回しか受け付けません。
仏の顔も3度まで。』
・・・ほとけ
え???テントから寝袋まで日本から持っていくか、
現地調達しなきゃならないの???
そうか・・・52ユーロは場所代ってことなのか。

魅力的だけど、インドア派の僕がテントを持っているはずもなく・・・
日本から持っていける荷物にも限界があるので、泣く泣く、保留することにした。

はぁ・・・次いってみよう(現実逃避)。
あ!そういえば、「あいつってル・マンに行ったことあったよな!?」
・・・とル・マンに行ったことのある友人に電話してみた。

友人によると・・・
ル・マン24時間レース期間中は、自分の住んでいる
家をコテージとして貸し出す
地元の人たちがたくさんいるらしい!

なんでも
「ル・マン24時間レース期間中は、街中がお祭り騒ぎになるため、喧騒から逃れたい地元の人たちは、自分の家を貸して旅行に行ってしまう」
らしい。

モータースポーツファンの僕にとっては、
ル・マンが地元なんてうらやましすぎるのに。
なんてもったいないんだ!!!

・・・が、詳しく聞いてみると
大人数に貸すことを想定しているので、
1人で泊まると割高になってしまうらしい・・・。

コテージも断念。
でも、みんなでわいわいル・マン観戦に行くときは使ってみたいな!

完全に、手詰まり(涙)
最悪、野宿も考えないといけないか・・・・

あ!!!
フランスに日本のビジネスホテルみたいな安宿ってないのか?
ええっと辞書、辞書・・・

『安宿 = cheap hotel』
なるほど。これを機に、少しは英語を勉強しよう。

お、フランス国内のビジネスホテルらしきものが

なんと1泊3,626円!
安い!!!!!!!!
これしかない!!

けど・・・こんなに安いのって、訳あり???
えぇい。色々考えても仕方ない!これで決まりだ!!!

ここまで遠回りしてきたけど、やっと見つけた!

勢いにまかせて、僕は、「Book」を押してはみたものの
Bookが「予約」と知ったのは、押したあとだった。

でも・・・ほんとにこれで予約とれてるのかな・・・まあなんとかなるでしょ!

担当Kさん曰く、
「ル・マン通(好き)は、1年後のホテル予約をして帰るらしいよ」
・・・そういう情報は、早めに教えてよっ。

僕は、「格安」指令なので、すっごい無謀な予約でしたが、
良い子はマネしないでね。

次は飛行機、飛行機
もちろん、飛行機もインターネットで検索。

安いっ!
往復で39,800円!
燃料サーチャージは含まれないけど、国内旅行並みじゃないかーーーーー!

でも、アブダビで乗り継がなきゃいけないのか・・・
乗り継ぎ含めて移動だけで丸1日

じゃあ、1日早く出発?
そんなにいっぱい仕事あけられないよ・・・。

よし!「安くて早い直行便」だ!

なになに・・・
羽田発で、フランス・シャルル・ド・ゴール着の便だと
燃油サーチャージは含まないで、往復で109,000円

直行便はやっぱりこれぐらいかかるか・・・
でもこの便なら都内から行きやすい羽田空港だし、
時間も夜中出発!で・・・朝に現地に到着ね。

・・・ということは、出発日に会社を休まなくていい!
なんと効率の良い!・・・でも、自分で自分の首を絞めているような気が(涙)

えぇい。
飛行機もこれに決めた!

・・・というわけで、
宿も飛行機もとれて一安心♪
ル・マンへの道 2013 順風満帆
・・・?

準備編「124万円の衝撃」のまとめ

ル・マンの宿の種類

  • 一般的なホテル(参考:20km圏1泊30,000円〜)
  • 日本で言うビジネスホテルのような安宿
  • 地元の人が住んでいる家を借りるコテージ
  • ル・マン公式サイトから申し込めるキャンプ

ル・マンの宿を探すときのポイント

  • 日本語で海外のホテルを予約ができるサイトがある
  • ル・マン期間中のホテルは、非常に高い
  • 最低7日間以上など長期でないと予約を受付してくれない宿もある
  • ル・マン期間中、自分の住んでいる家をコテージとして貸し出す地元の人たちがいる
  • コテージは大人数で行くにはオススメ
  • テントは持参だが、キャンプという選択肢もある

準備編「124万円の衝撃」でかかった金額

  • 宿 ル・マン市内のビジネスホテル 1泊3,626円
  • 飛行機 羽田 -シャルル・ド・ゴールの往復直行便 109,000円
    ※燃料サーチャージ含まず
桃之介の印鑑

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