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ル・マン総集編「帰国早々の依頼書」

ル・マン総集編「帰国早々の依頼書」

ル・マン24時間レースを終え、日本に戻りました。
何だか夢のような10日間だったな・・・。
出社初日、デスクの上に一通の「依頼書」が。
・・・もちろんKさんからの。やっぱり最後もコレ??


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なになに・・・
「下記設問にそって2013年ル・マン報告書をご提出願います。」
今朝日本に戻ったばかりなのに、容赦無いな・・・
よし。まだ気持ちが熱いうちに書こう!眠いけど・・・。

1.「ここが凄いぞ!ル・マン24時間レース TOP5」を熱く報告してください。

Kさん、甘いです。
ル・マン24時間レースの魅力
たった5つだけで語りつくせるわけありません!ということで勝手に増やします。

①コースが近い!

サーキットのいろんな場所で見たんですが、どこもコースが近い!
1周約13kmとサーキット全体が巨大なのに、走行エリアから観戦ポイントが近いんです。

手を伸ばせば届くような距離で・・・ちょっと大げさですが・・・
そのぐらいの迫力の走行が、目の前で繰り広げられます。

②観戦スタイルの違い

夜中でも真剣にじっとレースを見ているファンもいれば、
お酒を飲みながら、どんちゃん騒ぎしているファンも。
24時間のレースならでは(?)のいろんな楽しみ方があって、
どちらのファンも「ル・マン愛」を感じました。

③ピットウォークでコースまで行ける!

ピットウォーク時にコースウォークまでできたこと!
レース後のコースウォーク・・・というのはよく聞きますが、
レースの前日、しかも予選を戦ったばかりの場所に入れるなんて!

コースの各所には、
記念車両やトロフィー(&ルイ・ヴィトン製のケース)
展示されていて、盛りだくさんのコースウォークでした。

④夜のミュルサンヌ・コーナー

24時間レースならではの夜間走行!
僕がおすすめなのは、夜のミュルサンヌ・コーナー!

ミュルサンヌを立ち上がった車が森に消えていく様子が見れます。
高速で駆け抜けていく、ヘッドライトの明かりが幻想的。
まさにル・マン24時間レースでしか味わえない光景です!

⑤ドライバーズパレード

金曜日に行われたドライバーズパレード!
ハーレー・ダビッドソンに始まり、スーパーカー、吹奏楽団と順にパレードしていった後、
ドライバー達を乗せたクラシックカーが走ります。

とにかく規模がデカい!
野球やサッカーで行われているような優勝パレード並です。

またパレードというとゆっくり走りそうなイメージですが、
ル・マンでは、クラシックカーを運転するドライバー次第。

急加速をしたと思ったら、一定の場所でしばらく止まっていたり・・・と
じっくり見れるか、見れないかは運次第。
僕は、とにかく走って追いかけました(汗)
得意技「パードン」(※ちょっと道をあけて下さいの意味)を習得!

⑥スタートシーン

皆さん、知ってましたか?
テレビ放送などでは聞こえにくいと思うのですが、
スタートに合わせて音楽が流れるんです。

その音楽とは・・・交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」!!!
「ティ、ディー!!!」と荘厳なあの曲です(擬音語で言ってもわかりにくですね・・・)
スタートの興奮、緊張と相まってものすごくカッコイイ。

⑦ゴールシーン

24時間完走した全車を
スタンディングオベーションで迎えるファンの皆さん。
ル・マン24時間レースの素晴らしさを象徴するひとコマ。ジーンときました。

⑧表彰式

これもル・マンならでは。
表彰台の下やホームストレートに集まる人たち。

人並みをかき分けて、上手く場所を見つければ、スタンド側からホームストレートへ降りることができます。

凄いぞ!ル・マン伝わりましたか?
もっとたくさんありましたが、これでも絞り込みました!!

2.事前に作ったしおり(計画)は実行できましたか?

日程は違ったけど、ほぼ計画通り!
予期せぬラッキーなタイミングにも遭遇!
でも心残りが2つ。

①昨年の優勝ドライバーの手形お披露目式に立ち会えた

ラッキーハプニング!
公開車検後に行われた
昨年の優勝ドライバーの手形お披露目式に立ち会えたこと。
しかもベストポジション!
メディアの方から「君は何だ??」の痛いぐらいの視線が・・・
再来年はトヨタ・レーシングのドライバーのお披露目式に立ち会いたい。
しかもまた最前列で!!

②エッフェル塔に登れなかった

パリでの出来事。。。
平日だというのにエッフェル塔の下はとんでもない行列でした。登りたかったな・・・。

③勝つところを見ていない

トヨタ・レーシングの優勝が見れなかった!

3.「これがあったらもっと良かった!」と思うものは何ですか?

時間です。
10日間のル・マンと言うと長いように感じますが、意外と時間がないんです。
それは、移動に時間がかかるから・・・。
たくさん見るには効率的に動く必要があります。

自転車で移動している現地の人たちをよくみかけたので、
上級者向けだけど、あれば便利かも・・・

4. 初ル・マンの感想を一言(自慢は聞きません)

実は僕、初めて見たレース(もちろんテレビで)が
1999年のル・マン24時間レースなんです!
日本人トリオがTS020で2位表彰台に立ったあのレースです。

だから、ずっといつかル・マンに行きたいと思っていました。
それが今年かなえられて・・・もちろん仕事ですが・・・最高でした。

そして密かに抱いていた野望達成!!!(自慢です、笑)
戦闘服にトヨタ・レーシングのドライバー全員のサイン入り。しかもピンクで!
どこに言っても目立つこと間違いなし。
僕の戦闘服コレクションにまた1つ自慢のお宝がラインナップ。

5.感動したこと・嬉しかったことを教えてください。

①ファンの皆さんとの交流

サーキットの中外問わず、
いろんなファンの方と交流できたのが嬉しかったです。
ル・マンへの道を見てきてくださった方もたくさんいらっしゃって・・・感動。

トヨタ・レーシングのウェアをずっと着ていたので、
外国人のファンの方もたくさん話しかけてくれました。
海外のレースでは全身お気に入りのチーム、
ドライバーの応援グッズを着ていくのがおすすめ
です!

行く前まで、アウェイかと思ってましたが、
現地のファンの皆さんは、トヨタ・レーシングにも温かかったです。

トヨタ・レーシングのウェアを着ている僕に、
「トヨタ・レーシングを応援してるよ!」という言葉を多くいただきました。

②ピンク!!!

サイン会での
アンソニー・デビッドソン選手のインパクトのある一言。
・・・今も耳に残ってます。
ステファン・サラザン選手の初ピンクもゲットです!

6.大変だったこと・失敗したことを教えてください。

①サーキットのすべての観戦ポイントに行けなかった

とにかく移動に時間が取られます。
シャトルバスを使わないと行きにくい
インディアナポリス〜アルナージュの区間やポルシェ・コーナーには行けませんでした(涙)

②屋根付きスタンドにすべきたった

レース後に聞いたですが、
2013年のル・マンは近年稀に見る荒天だったそうです。
晴れたと思ったら、スコールのような大雨が降ったり・・・。

晴れ男の僕もル・マンの天気と必死に戦いましたが、残念ながら・・・かなわず・・・
「22 WOLLEK」もとっても良い場所でしたが、
来年は屋根付きスタンドを購入したいと思います。
ル・マンへの道を見て「22 WOLLEK」を購入&観戦にこられていた4人組の皆様、
すいませんでしたー!!

7.桃之介にとって「ル・マンへの道」とは?

1999年のル・マン24時間レースを見て、
モータースポーツファンになって。
TS020と同じ「TS」を冠するTS030 HYBRIDの走りを生で見ることが出来て・・・感無量です。

このル・マンへの道をご覧いただき、
ル・マンの面白さ、感動が少しでも伝わって
現地に観戦に行きたい!

と思ってくださった方がいらっしゃれば、幸いでございます。

「ヤラせでしょ」と言われたり・・・(断固ヤラせじゃないです!)
いろんなことがありましたが、
僕自身も「ル・マンへの道」を最大限楽しみました。

8.最後に、来年も「ル・マンへの道」に挑戦したいですか?

もちろん、挑戦したいです!
今年達成できなかったこと・・・トヨタ・レーシングのル・マン優勝が見たい!!!

そしてTS030 HYBRIDを作っているTMG(ドイツ・ケルン)にも行きたい!
ファンの皆さんに
どれだけ熱い気持ちで車が作られているかを伝えたいんです!

報告・・・そして・・・

・・・よし、できた。
早速Kさんに報告だ!!!!

するとKさんから早速返事が・・・

報告書、受け取りました。ありがとうございます。
10/18(金)〜20(日)
富士6時間レース楽しみですね。フフフ・・・

あの意味深な笑いは・・・。

ひとまず、ル・マンへの道2013 完!
これまで温かく見守ってくださった皆様、応援ありがとうございました。
また来年・・・!?


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