// 2024 season

2024 Rd.5 MONTRE 2024

全日本ラリー選手権 第5戦 MONTRE 2024

全日本ラリー 2024年 第5戦 MONTRE 2024 大会情報

シーズン後半戦のスタートは
高難易度のターマック

6月7日(金)〜9日(日)にかけて、2024年シーズンの全日本ラリー選手権第5戦「MONTRE 2024」が群馬県安中市を拠点に開催される。開幕戦から続くターマック(舗装路)ラリー5連戦の締めくくりとなる大会であり、全8戦で構成されるシリーズの後半戦スタートでもある。21年には高崎市、22年には富岡市を拠点としてきたラリーは(23年は開催せず)、今大会ではサービスパークを安中しんくみスポーツセンターへ移転。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)が設定されるエリアは、群馬県西部の西毛エリアを舞台に争われ、一部のコースでは以前にも使用したルートをたどる。
FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)も併催される今大会では、走行距離も比較的長い距離が設定される。ラリーは初日に6SS、最終日に4SSの合計10SS。2日間合計のSS総走行距離は106.22kmで、ポイント係数は1.2が予定されている。今大会最大の目玉とされるのが、長野県へと続く碓氷峠の旧道を使用したSS3/4『Old Usui Touge(9.10km)』。観戦エリアとしても指定されており、道幅が広くツイスティなコースを駆け抜けるラリーカーの走りが楽しめる。また、初日と最終日のいずれにも10kmを超えるSSが設定されているほか、荒れたアスファルトや路肩の泥や落ち葉が掻き出されるコーナー、山肌から水が湧き出して常にウェット路面となっている箇所など、油断のできないコースが選手たちを待ち受けている。ちょうど6月の開催で梅雨時でもあり、山間部の天候は非常に変わりやすい。突然の雨などにも柔軟な対処が求められ、タイヤチョイスの見極めも重要なポイントとなるはずだ。
TOYOTA GAZOO Racing-WRJは、JN-1クラスにGR YARIS GR4 RALLY DAT(眞貝知志選手/安藤裕一選手)でエントリー。さらなる好成績を目指して開幕から続くターマック連戦の締めくくりに臨む。チームは今シーズンも引き続きDAT車両をさらに磨き上げ、将来のもっといいクルマづくりにつなげていく。

※2024年5月31日時点の情報です。変更の場合があります。

ここまでの3連戦で得た課題への
対策を盛り込んで臨む一戦

前戦のラリー丹後から約1カ月のインターバルをあけてのラリーに向けて、TGR-WRJは第2戦から第4戦までの3連戦で得られた課題への対応、熱への対策等、抜かりなく準備を進めてきた。GR-DATのソフトウェアに改善を盛り込むほか、4WDシステムの制御においても、さらに走りやすく的確なドライビングをもたらすものへと煮詰めていく予定だ。眞貝選手は22年のモントレーで自身初となるJN-1クラス2位表彰台を獲得。ラリーの印象を、次のように語っている。
「関東出身のラリーストとしては、“群馬で勝ちたい”という想いがあります。その意味では気合が入りますし、新しいSSもあるので、未知の冒険に向けたワクワク感がありますね。ターマックに関しては今季ここまでのラリーを通じて、良いセットアップを見つけられているので、しっかりと良いタイムで皆さんにお返ししたいです」

GR YARIS GR4 RALLY DATを駆る眞貝/安藤組は前戦丹後までの過酷な短期ターマック3連戦をすべて完走。ターマックラリーでの走行に関する貴重なフィードバックをチームに持ち帰った。さらに前回、2022年のMONTREでは2位表彰台と相性の良いラリーでの好走が期待される。
GR YARIS GR4 RALLY DATを駆る眞貝/安藤組は前戦丹後までの過酷な短期ターマック3連戦をすべて完走。ターマックラリーでの走行に関する貴重なフィードバックをチームに持ち帰った。さらに前回、2022年のMONTREでは2位表彰台と相性の良いラリーでの好走が期待される。

チーフメカニックを務める丸田も、ラリー丹後の終了時点で「モントレーは距離が長いので、より過酷な環境下でのエンジンや駆動系、制動系の熱対策など、この1カ月でしっかり対策を盛り込んで迎えたいと思っています。3連戦の段階から、モントレーを見据えた準備を進めてきています」と語っており、万全の準備を進め、大会を迎えることとなる。

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大会基本情報

開催地:
群馬県安中市周辺
日程:
6月7日(金) ~9日(日)
サービスパーク:
安中しんくみスポーツセンター駐車場
 (群馬県安中市安中1531-1)
路面:
舗装路(ターマック)
SS:
10(SSトータル距離:106.22km)
総走行距離:
641.01km

※最新情報は 大会公式サイトをご覧ください。

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※2024年5月31日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。

丹後で得たセットアップの手応えを
モントレーで活かす

GR-DAT車両で全日本ラリーに参戦して2シーズン目を迎える眞貝選手。クルマは22年のGR YARIS GR4 Rallyと比べ重量が増しているほか、タイヤの幅も狭くなっている。4WDの制御についても規定に則り仕様が異なっているため、眞貝選手はドライビングスタイルを大きく変更。従来よりも“コーナーの立ち上がり加速を活かす”ドライビングで今シーズンのラリーに臨んでいる。開幕当初は走らせ方とセットアップのすり合わせに苦労する部分も見えたものの、この3連戦を経て大きく前進。特に前戦ラリー丹後前のテストにおいて足まわりのセットアップに効果を感じているようで、「モントレーに向けて、前向きなフィーリングを得ることができた」と笑顔で手応えを語っている。

2024年シーズンの全日本ラリー選手権は、このモントレーを終えると、北海道に舞台を移してグラベルラリー2連戦をこなし、そして10月に行われる最終戦のハイランドマスターズへと続く。ターマックラリーとしては、4カ月と大きなブランクに突入するわけだ。シリーズ最終戦に向けた課題の洗い出しと、その先に続くWRCラリージャパンを見据えたデータ収集のためにも、モントレーは重要な位置づけとなる一戦と言えるだろう。
今大会では、8日(土)の碓氷峠旧道に観戦用ギャラリーエリアが設けられているほか、安中しんくみスポーツセンターのサービスパーク、ラリーパークは両日とも見学が可能となっている。いずれも無料だが、観戦者用駐車場がなく、公共交通機関と徒歩でのアクセスが必須となる。ハイキングコースとして親しまれている道を使うため、1時間以上の徒歩移動を想定した服装や準備が必要だ。さらに一般社団法人安中市観光機構ではモントレー 2024 旧碓氷峠SS観戦ツアーとして碓氷峠廃線ウォーク、バスツアーと3つの観戦コースを実施、ぜひチェックしてみて欲しい。
なお、JR横川駅に隣接した碓氷峠鉄道文化村では、5/29(水)午後~6/9(日)の日程で、GR YARIS JP4-RALLY2(2023年全日本ラリー選手権参戦車両 ※勝田/木村組)を展示する予定なので、ぜひ訪れてみてほしい。碓氷峠鉄道文化村の入園料は一般(中学生以上)700円、小学生400円、小学生未満は保護者同伴のうえ無料となっている。そのほか体験施設利用料金が別途必要となる。

安中しんくみスポーツセンターへは、JR安中駅から無料シャトルバスを利用してのアクセスとなる。ラリーパークには様々な企業ブースが出展するほか、飲食の出店も用意される。TGRブースではGRグッズを販売するほか、現地でしか手に入らないMORIZO Challenge Cupのグッズも販売予定となっているので、ぜひお立ち寄りを。ラリースタートは8日(土)8:30〜、ラリーフィニッシュ&ポディウムセレモニーは9日(日)16:00頃〜、安中しんくみスポーツセンターにて開催予定だ。

※2024年5月31日時点の情報です。変更の場合があります。

○サービスパーク/ラリーパーク
安中しんくみスポーツセンター
群馬県安中市安中1531-1
    • ■ラリー車両展示
      碓氷峠鉄道文化むら
      群馬県安中市松井田町横川407−16
    • ○ご来場いただける方
      碓氷峠鉄道文化むら入園料が必要です。
    • 詳しくは「碓氷峠鉄道文化むら」 >>
    • ○展示期間
      5/29(水)午後~6/9(日)
    • ○展示車両
      GR YARIS JP4-RALLY2
      (2023年全日本ラリー選手権参戦車両)
    • ■ラリースタート
      安中しんくみスポーツセンター
      群馬県安中市安中1531-1
    • ○スタートへご来場いただける方
      入場無料でどなたでもご来場いただけます。
    • ○スタート開催時間
      6/8(土)8:30~(予定)
    • ※見学についてはスタッフの指示を厳守してください。
    • ※安中駅からの無料シャトルバスでお越しください。
    • 詳しくはこちら >>
    • ■サービスパーク/ラリーパーク
      安中しんくみスポーツセンター
      群馬県安中市安中1531-1
    • ○サービスパーク/ラリーパークへご来場いただける方
      入場無料でどなたでもご来場いただけます。
    • ○サービスパーク作業時間
      6/8(日)サービスA 13:34~/サービスB 20:33~
      6/9(日)サービスC 6:00~/サービスD 10:31~/サービスE 16:02~
    • ※見学についてはスタッフの指示を厳守してください。
    • ※安中駅からの無料シャトルバスでお越しください。
    • ○ラリーパークオープン時間(予定)
      6/8(日)8:30~15:30
      6/9(日)8:30~15:30
    • ※見学についてはスタッフの指示を厳守してください。
    • ※ラリーカー等展示予定
    • ※TGRブースではGRグッズのほか、現地でしか手に入らないMORIZO Challenge Cupのグッズも販売予定です。
    • 詳しくはこちら >>
    • ■旧道碓氷峠SS ギャラリーステージ(観戦コース)
      アプトの道ハイキングコース
    • ○旧道碓氷峠SS観戦エリアへご来場いただける方
      入場無料でどなたでもご来場いただけますが、アクセスは①JR横川駅から徒歩(約100~125分)、または②碓氷峠鉄道文化むら内のトロッコ列車を利用し、とうげのゆ駅から徒歩(約45~70分)のみです。
    • ※駐車場はありません。
    • 詳しくはこちら >>
    • ○Old Usui Touge SS開催時間
      6/8(土)SS3 12:49~/SS4 15:47~
    • ※旧道碓氷峠SSへはJR横川駅から徒歩(約100~125分)、または碓氷峠鉄道文化むら内のトロッコ列車を利用し、とうげのゆ駅から徒歩(約45~70分)です。
    • ※競技観戦はスタッフの指示を厳守してください。
    • ※旧道碓氷峠はヤマビルが生息していますので、対策されることを推奨します。
    • ・長袖長ズボンを着用した上で首筋を覆う
    • ・ズボンの裾をふさぐ
    • ・ヤマビル対策スプレー(アウトドアショップで購入可能)を用意する
    • ・体に付いた時は、食塩や飽和食塩水が有効とのこと
    • ・荷物を地面においた時に、ヤマビルが付くこともあるので要注意
    • ※徒歩での移動になりますので歩きやすい靴でお越しください。
    • ※雨天時には雨ガッパもご用意ください。雨傘や日傘は、他の観客の方の安全や視野に影響が出るのでご遠慮ください。
    • ※ベンチや休憩所がありませんので、長時間滞在される方は、アウトドア用の折りたたみ椅子などもあると便利です。
    • 詳しくはこちら >>
    • ■セレモニアルフィニッシュ
      安中しんくみスポーツセンター
      群馬県安中市安中1531-1
    • ○セレモニアルフィニッシュへご来場いただける方
      入場無料でどなたでもご来場いただけます。
    • ○セレモニアルフィニッシュ開催時間
      6/9(日)16:00~(予定)
    • ※見学についてはスタッフの指示を厳守してください。
    • ※安中駅からの無料シャトルバスでお越しください。
    • 詳しくはこちら >>

※2024年5月31日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。

2022 PHOTO GALLERY

全日本ラリー選手権 2022 第5戦 MONTRE 2022 2022年6月10日(金)〜 12日(日)
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2022年6月10日(金)〜 12日(日)
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